『空から降る一億の星』を視聴した感想とレビューです。なるべくネタバレなしで書いてるので、まだ見てない人でも安心してご覧くださいね
2002年、キムタク主演で平均視聴率22.6％という大人気ドラマを韓国でリメイクした作品です。
韓国では視聴率が低かったみたいですが、ドラマファンからは絶賛されているみたいですね。視聴率で判断すべき次元を超えてる名作です。
ソ・イングクの神がかった素晴らしい演技、とにかく悲しくて切ないラブストーリー。
前半のサスペンス部分でグイグイ引き込まれちゃって、10話あたりでようやく穏やかな気持ちで見れて、と思ったらラストに向けて怒涛の展開で......
見終わったあとは茫然。
結末が衝撃だったっていうのもあるんですが、キム・ムヨンという男の人生が走馬灯のように頭の中を駆け巡って、いまだに胸が張り裂けそう。
余韻がこんなに凄いドラマは久しぶり。いや、１番かも。まさに「ムヨンにハマった女は絶対に抜け出せない」の言葉どおりでした
ソ・イングクの神がかった演技は必見
それではネタバレなしでレビューしていきますね
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『空から降る一億の星』ってどんなドラマ？
ある女子大生の自殺に不審な点があり、捜査線上にあがってきた重要人物キム・ムヨン。
この事件を担当する刑事ジングクは、ムヨンを知れば知るほど「ヤツは悪魔だ」と思い知る。
序盤はサスペンス的な要素で始まり、この事件がドラマの核となる25年前の事件につながってゆきます。
ムヨンは孤児院育ちで愛情を知らずに育った。そんな彼にとって男女の恋愛はゲームと一緒。彼を愛する女性たちも退屈しのぎでしかない。
女を弄ぶどころか自身をもゲームの駒として遊び、彼の持つミステリアスな魅力に惹かれた女性はムヨンから抜け出せなくなってしまう。
序盤はサスペンスも相まってムヨンのミステリアスな魅力を充分過ぎるほど描き切ってる脚本が本当に素晴らしいです。
そしてヒロインのジンガン。ジングクの妹です。彼女もまたムヨンの魅力に惹かれながらも、ムヨンにハマることを恐れて葛藤を繰り返すも、逃れられないと悟っていく。
人を愛することを知らず、悪魔と呼ばれたムヨンが、ジンガンを愛し、愛されることで人間らしい感情が生まれていく過程は、このドラマで唯一の癒しでした。
そして物語は２人にとって苦しく切ないフィナーレに突入していきます…
キム・ムヨンはソ・イングクでなければ成立しない
Photo by TVN
捉えどころがなくミステリアスなキム・ムヨンは、ソ・イングクでなければならない理由がよくわかるドラマです！
感情を表現することが少ないムヨンなのに色気がダダ漏れ。それはイ・ソングクの“目”の演技がなせる芸術です。
眼差し・瞬き・視線・瞳の表情、すべてを駆使して感情の変化を演じ切っています。だから見ている側もヒロインたちと同じようにムヨンにハマっていくんです。
『空から降る一億の星』のソ・イングクは神がかってます。完全にキム・ムヨンという男が存在すると思えるほどの説得力でした。
ジンガンの明るさにムヨンも視聴者も救われる
Photo by TVN
ヒロインのジンガンを演じたチョン・ソミンも、イングクに負けず劣らず存在感を発揮してます。
ジンガンの明るさがムヨンの闇を太陽のように照らしていて、重めな内容のドラマも彼女の愛情で”純愛”という言葉がふさわしいラブストーリーとなりました。
彼女の最後まで一貫した明るさと包み込むような愛情に、ムヨンだけじゃなく、見ている私の気持ちさえも救われたことが何度も。
OST 最高の一曲は「Lost」
韓国ドラマといえばドラマを最高に盛り上げるOST。『空から降る一億の星』でも良曲がたくさんありましたが、私は「Lost」が大好きでした。
すれ違うシーンなどで多く流れたこの曲は、曲調もアン・ジヨンさんの歌声もドラマにとてもマッチしていて、切なさを倍増させます。
まとめ
『空から降る一億の星』は強烈な余韻が残るドラマでした。
ソ・イングクとチョン・ソミンが最高の演技を見せてくれて、丁寧に伏線を回収していく脚本の流れが見事な作品です。
唯一解せなかったのは、ジンガンの兄・ジングクが異常なほどムヨンを毛嫌いしていたこと。
後で知ったんですが、原作とは異なる設定となっていたみたいですね。
原作どおりならジングクの気持ちもわかるんですが、韓国版しか知らなかったので「なぜそこまで？」と腑に落ちなかった点でした。
薄々感じてたことだったのに、最終話で「え、違うの？？じゃあなんで？？」という感じでした。
壮大なネタバレになってしまうのでドラマで確認してください
最後に『空から降る一億の星』の番組情報やVODの配信状況をこちらのページにまとめました。
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| 脚本 | ソン・ヘジン |
| 主要人物 | |
| キム・ムヨン | ソ・イングク |
| ユ・ジンガン | チョン・ソミン |
| ユ・ジンクグ | パク・ソンウン |
| キム・ムヨンの周辺人物 | |
| イム・ユリ | コ・ミンシ |
| ユ・ジェミョン | ヤン・ギョンモ |
| チャン・セラン | キム・ジヒョン |
| ユ・ジンガンの周辺人物 | |
| ペク・スンア | ソ・ウンス |
| チャン・ウサン | ト・サンウ |
| ユ・ジンクグの周辺人物 | |
| タク・ソジョン | チャン・ヨンナム |
| オム・チョロン | クォン・スヒョン |
| アーツ・ブルワリー | |
| ノ・ヒジュン | ホンビン |
| チョン・サンユン | チェ・ソンジュン |
| シン・ユジン | ハン・ダソル |
| ウォニョン警察署 | |
| イ・ギョンチョル | チェ・ビョンモ |
| ファン・ゴン | キム・ソギョン |
| チョ・ギジュ | キム・ドヒョン |
| イ・ジェミン | ファン・サミョン |
| デザインルクス | |
| ファン・ソンファ | パク・ミンジョン |
| イム・ソヨン | イ・ジミン |