七人の秘書第4話 感想 ※ネタバレ注意
長谷不二子がメインとなる回でしたね。【男性社会の中でどうしても弱い立場になってしまう女性】の代表として日々闘っている不二子がどうしても目を瞑れなかったのが今回の女子高校生盗撮事件でした。
警視正・山根のスマートフォンと、そのスマホでスカートの中を盗撮されたという女子高生・小杉映子が提出した被害届が警視庁警務部長・北島剛次届くが、山根が財務大臣・粟田口の後援会会長の息子だと知った北島は、粟田口に恩を売るため、この被害届をもみ消します。
その現場を見てしまった不二子は、警察の人間の保守のために、女子高生の心を更に傷つける行為をした警察自体を許せなくなります。
イラつくポイントとしては、山根が盗撮について軽んじているところもそうでしたが、もみ消した際に、映子に警察側が過去の万引き事件を引っ張り出し、両親にも告げると脅してきたところです。それだけでも盗撮被害に加え、怖さを味わっているのにも関わらず、山根は映子が再度警察に訴えてこないよう男を雇い更に脅しをかけます。風間三和によって助け出されますが、最低ともいえる用意周到さに嫌気がさしましたね。
そして不二子が映子に対して「逃げたら逃げ癖がつく!闘わないと」と熱くなってしまうシーンがありますが、自分自身が警察という男組織の中で、嫉妬心を卑劣な行為にして襲われかけたり、ハラスメント行為を日常的にうけても、意志を貫き耐えてきた過去があったこと、それにも関わらず、捜査一課から総務部への異動を命じられた過去を持っていた過去が明かされました。
だからこそ、男性だから・コネクションがあるからという理由で卑劣な犯罪行為をもみ消されている山根が許せないメンバーは力を合わせて山根を現行犯で逮捕しようとしますが、まさかの鰐淵五月の下着を盗撮した別の男を捕まえてしまいます。w
鰐淵がミッションそっちのけで盗撮男にくってかかるシーンは笑いました。しかしその男から「盗撮する側の心理」のようなものを聞き出せた面々は山根が盗撮写真を印刷して大切に保管している可能性に目をつけ、計画を立てます。
実世界に【S】があったら本当にぞっとしますが、ありそうで気持ち悪いな・・・・と思ってしまいました。
犯罪行為の証拠を、【作品】としてひけらかし、互いに褒め合うなんてそんなところでしか承認欲求を満たすことができないなんてかわいそうな人間だなと思ってしまいました。
唯一の救いだったのは、警視総監がちゃんと良識な目をもっており、写真の小さな反射部分から山根の犯行を見逃さなかったことです。警察の威信がギリギリ保てる結果になってよかったです。
映子も最初は「これ以上怖い経験をしたくない」と泣き寝入りする方向でしたが不二子の気持ちが伝わり闘う意志を固めましたし、最後にネットニュースで山根が捕まったことを知るあたり「今時だな」と変なところに“らしさ”を感じました。今までなら、テレビであるいは新聞で知るといったシーンだったはずですが時代の移り変わりを感じてしまいましたw
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