【七人の秘書】第6話の感想・ネタバレ/実力派2人が演じる複雑な親子関係の和解に、涙せずにはいられない

七人の秘書

七人の秘書第6話 感想 ※ネタバレ注意

今回は本当に実力のある俳優の演技はこんなにも引き込まれて感情が揺さぶられるのかと、あらためて再認識しました。

東京都知事・南勝子(萬田久子)が急性心筋梗塞で倒れ、慶西大学病院に救急搬送されました。

勝子の入院を知った財務大臣・粟田口十三(岸部一徳)は、“日本一のゴッドハンド”として名高い東帝大学病院の心臓外科教授・白鳥六郎(リリー・フランキー)に執刀を依頼しますが、裏側では勝子を気遣うふりをして退陣を促し、さらに病院サイドと白鳥に口利きをして「手術を失敗し入院を長引かせよう」と画策してましたね。

悪者は考えることすべてが鬼畜ですね。そのせいで照井七菜(広瀬アリス)が上京からずっとお世話になっている八百屋の旦那さんの手術が白鳥の執刀のもと決まっていたのにも関わらず急遽取りやめになってしまい困っていると萬敬太郎(江口洋介)のもとに相談にやってきました。

その話をきいて、ようやく秘書軍団は勝子の執刀医が白鳥だと知りますが、パク・サラン(シム・ウンギョン)だけは様子が違い動揺していました。

まさかのサランのお父さんという事実に「そこでつながる??」と思ってしまいましたが、【VIPの患者しか執刀しない傲慢な悪徳医者】というイメージがみんなの中にありましたが、いろいろと話が進むにつれて白鳥の実直さが分かり、サランの正義感はお父さん譲りだったのだと分かりました。

今までは粟田口と裏で繋がって、甘い蜜を吸っていた上司などを【こらしめて】きましたが、ようやく粟田口の画策に対して秘書チームが直接動くことになりました。

しかしなによりも、リリー・フランキーとシム・ウンギョンの【久々の親子の会話】シーンが秀逸でした。

サランが母親の死をきっかけに父親を頼って日本に来た際には一切会わなかったこともあって、白鳥は「今さら父親面することができない」とか思っていたのでしょうか?

兎にも角にも懺悔の気持ちのようなものと、自分が人の命と日々向き合う中で、【家族】ではなくメスを握ることをセレクトしたという苦渋の決断を揺らがせたくなかったのかと思うと複雑な気持ちになりますし、人間はすべてを手に入れることができないんだなと考えてしまいました。

しかし白鳥はその十字架さへもしっかり背負いつつ、医師としてブレることなく生きてきたんだなとわかったのでサランも嬉しかったのだと思います。

「ずっと恨んで生きてきたけど、とてつもなく尊敬している」と涙するサランはぐっとくるものがあり、鞄をもってくれたその瞬間から、【娘】だと気づいていたという父親の顔を一瞬見せる白鳥にもぐっときました。

最高の俳優さん同士の、繊細な関係性を表すシーンは、【さすが】の一言です。

リリーさんの間合い、目線すべてが不器用にも娘を想う父親としての一面を表現していて涙がでました。

シム・ウンギョンの「ずっと逢いたかった」気持ちと「自分たちを捨てた悲しみ」との混在の中に、今回【医師】として実直に患者に向き合う白鳥をみて尊敬の気持ちもありたくさんの感情を表現しなければならなかったのに、きちんとその混在している不安定な中にしっかりと父親を尊敬している温かい気持ちがみえて号泣しちゃいました。

最高のシーンでした!次回は粟田口がいよいよ動きました。今後最終章に向かいますので楽しみです。

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