【監察医 朝顔】見逃し配信・無料動画まとめました(月9)主演・上野樹里

令和初めての月9ドラマとしてスタートした「監察医 朝顔」。主演の上野樹里さんは「のだめカンタービレ」以来、13年ぶりの月9主演、主人公の新米法医学者・朝顔を演じます。さらに、父親役を務める時任三郎さんとは初共演。

震災で母を亡くした朝顔は、ご遺体の『生きた証』を見つけるべく日々奮闘しながらも、少しずつ過去を乗り越えながら成長していくハートフルなストーリー。涙無くしては見られません。

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あらすじ・感想

※ネタバレを含みます。まだ見てない人は気をつけてくださいね。

放送日:2019.7.8/視聴率:13.7%

あらすじ

万木朝顔(上野樹里)は神奈川県にある興雲大学に勤める新米法医学者。朝顔はベテラン刑事の父・平(時任三郎)とふたり暮らし。他愛もない会話と穏やかな笑顔。2011年3月11日から変わらない娘と父の日常。そこに母の里子(石田ひかり)の姿はない。あの日、里子は、東北の海沿いにある実家に帰省していた。

朝顔が出勤すると、検査技師の高橋涼介(中尾明慶)、法歯学者の藤堂絵美(平岩紙)、絵美の夫でベテラン法医学者の藤堂雅史(板尾創路)がすでに来ていた。野毛山署の強行犯係に異動してくる刑事がハリウッド・スターに似ているらしい、と盛り上がっていた。絵美は、朝顔の恋人で、強行犯係の新米刑事・桑原真也(風間俊介)に聞いてほしい、とまで言い出す。

一方、野毛山署強行犯係でも、係長の山倉伸彦(戸次重幸)、刑事の森本琢磨(森本慎太郎)、新米刑事の愛川江梨花(坂ノ上茜)らがどんな刑事が来るのか興味津々で待っていた。すると、現れたのは平だった。そんな折、倉庫で女性が死んでいるとの無線が入る。現場に向かう平と桑原。検視官の伊東純(三宅弘城)は平たちに、詳しいことは解剖をしてみないとわからないと言う。

ほどなく平と桑原が、遺体とともに法医学教室へとやってきた。朝顔は夏目茶子(山口智子)とともに遺体の解剖を行い、判明したのは、女性が倉庫で溺死した可能性があるということだった。

FODプレミアムより引用

感想

法医学者として遺体の死因を明らかにし、亡くなった方の「生きた証」を見つけ出すため懸命かつ真摯に遺体に向き合う新米法医学者、万木朝顔。朝顔は遺体に「教えてください。お願いします。」と語りかけ解剖を始めます。この一言に朝顔の人柄が現れているなと感じました。

今回は、陸で遺体となり発見された女性が溺死をしていたというケースでした。父親が野毛山署の強行犯係に異動してきたと知らなかった朝顔と、異動してきた平が、彼女である朝顔の父親とは知らなかった桑原。2人は共に驚きましたが、それぞれ自分の場所で事件解明に努めました。恋人の父親が上司だなんて、桑原は気が気ではなかったと思います。気を遣いながら働く桑原からもそんな様子が幾度となく伺えました。

桑原に頼まれ、桑原はどうかと聞いた朝顔。父の平はあっけらかんと「普通」と答えました。なぜ聞いたんだと不思議そうにする平に、はぐらかし、そそくさにお風呂へ向かう朝顔がなんだか可愛らしく思えました。そして、その後の、普通と言われてしまった桑原が眠れないくだりもクスッとさせられました(笑)

桑原が見つけた百貨店の紙袋をきっかけに、ついに真相が明らかとなり、亡くなる寸前のけいこの行動も解明されました。娘のためにお弁当箱を買った後、ひったくりに合い倒れ込んだ際に遅発性溺水を発症したけいこは、朦朧とする意識の中で自分の自宅によく似た、風鈴のなる倉庫で息絶えたことがわかります。

娘の早紀はきっとお弁当を突き返し、ひどいことを言ってしまったことをとても悔やんでいると思います。あの頃の年代なら、親とこれくらいのケンカよくあることだと思います。だけど、今回だけは謝りたくても、もうそこに母はいない。こんな小さな子に受け止めきれなくて当然です。だけど、死亡の原因を突き詰めることで、母の優しさに触れることができました。朝顔の「生きた証」を見つけたいという想いが、母を失った早紀の気持ちを少しは救えたのかなと思います。

事件が無事に解決し、桑原は遺された方は辛いと平に話しました。すると、平は遺した方も辛いと返します。まるで、東日本大震災で行方不明のままの妻・里子の気持ちを代弁しているかのようなセリフに、平の里子を思う気持ちが現れているようでした。

休日、平と朝顔は2人で東北に向かいました。平は何度も東北へ妻の痕跡を探しに訪れていたようですが、朝顔にとって8年ぶりの東北。早紀とのやりとりの中で母親の優しさに気がつかされた朝顔は、東北へ行くことをようやく決心できたようでした。

電車を降り、過去をフラッシュバックし、足がすくんでしまう朝顔。まだ向き合えそうにないとそのまま帰ることにした朝顔に、「ダメなのはお父さんの方だ。お母さんを探してないと、どうしてもダメなんだ。」と平は話します。この時の平のセリフに胸を締め付けられました。行方不明のままの妻の「生きた証」がないかと懸命に探すことで自分を保とうとする平と、深く心を傷つけ、現実にまだ向き合えないでいる朝顔。冒頭の2人は平穏そうに暮しているように見えましたが、2人とも癒えない傷を抱えているんだなと深く感じた印象的なシーンでした。

今後どのように物語が展開していくのか、見守りたいと思います。

放送日:2019.7.15/視聴率:12.3%

あらすじ

朝顔(上野樹里)が法医学者として働く興雲大学の法医学教室に、アルバイト希望の医学部生・安岡光子(志田未来)がやってくる。時給目当てで応募しただけで法医学には何の興味もなく、周りの空気を読まずに思ったことをすぐ口にする光子に、呆気にとられる高橋(中尾明慶)や絵美(平岩紙)、藤堂(板尾創路)たち。主任教授の茶子(山口智子)は、そんな光子を気に入り、採用を即決する。

同じころ、野毛山署強行犯係の平(時任三郎)と桑原(風間俊介)は、繁華街の路地裏でスーツ姿の男性の死体が発見されたという知らせを受け、現場に急行する。男は、財布やスマートフォンなど、身元の手掛かりになるものは何も所持していなかった。検視官の伊東(三宅弘城)は、熱中症による急性心不全の可能性に言及しながらも、司法解剖をしてもらった方が良いと告げる。平は、遺体と一緒に興雲大学の法医学教室へと向かうよう桑原に指示すると、現場周辺の捜査を始める。

連絡を受けた茶子は、藤堂に解剖の執刀を頼み、朝顔にもサポートをするよう指示する。ほどなく、遺体が運びこまれた。丁寧に調べていく藤堂と朝顔。ところがその最中、記録用に写真を撮っていた光子は、あまりの光景にショックを受け、意識を失って倒れてしまう。そんな光子を室外に出し、解剖を続けた朝顔たちは、この男性が30℃以上もあった暑さの中でなぜか凍死していたことを知るが・・・。

番組HPより引用

感想

母が行方不明になった東日本大震災後、意を決して8年ぶりに東北を訪ねた朝顔でしたが、やはりまだ向き合うのが怖いと帰ってしまいました。

数日後、朝食をとる朝顔と平。平は朝顔の様子を気にかけ、どのように声をかけたらいいのか様子を伺っているようでした。そして、何か話題を振ろうと、夕食は何がいいかと話しかける平。1話でも、テレビに映される東北の様子がありましたが、朝顔が帰ってきた瞬間に平は慌てて消しました。平が朝顔を心配している様子や、簡単に触れることができない話題なんだと感じる印象的なシーンでした。

朝顔が、出勤すると時給目当ての医学部生・安岡光子がやってきていました。光子は空気も読まずズバズバ思ったことを言い、周りは呆気に取られますが、主任教授の茶子は即採用を決断しました。最後に、茶子が自身の著書に募集広告を挟んでおり、読者の顔が見てみたかったことがわかるのですが、なんだか、茶子らしくて笑ってしまいました(笑)

今回見つかったご遺体は、熱中症による急性心不全かと思われましたが、解剖の結果、30度以上あった屋外で凍死していたことがわかりました。朝顔は今回も法医学者としての仕事を越え、真相究明に尽力します。

ところ変わって、もんじゃ屋での朝顔と桑原。桑原にプロポーズされた朝顔はこんな場所でプロポーズだなんてと保留にしました。そして、将来子供にどんなプロポーズだったか聞かれた時、このシュチュエーションはないと朝顔は言います。場所に問わられず、自分の思ったタイミングでプロポーズするのは、桑原らしいなとも思いますが(笑)もっとロマンチックな場所でと女性なら誰でも思ってしまうと思います。

また、母のこともまだ打ち明けておらず、その状態では新たに家族を築く勇気みたいなものが持てなかったのかなと思えてしまいました。店を出た後、NOって意味じゃないからねと話す朝顔。朝顔の癒えない心の傷を桑原が癒してくれたらいいなと思いました。

朝顔たち法医学者や、平たちの捜査の結果、このご遺体は、自らフグの毒を摂取し自殺を試み、そのための発汗とビル風により凍死するほど体温が下がっていたことが判明しました。輝かしいサラリーマン時代に食べて美味しかったフグを最後に食べ、身寄りもなく孤独に死んでいく、なんだか哀しい結末でした。そこでも平は「勿体ない。生きたくても生きられない人がいるのに」と桑原に話し、命の尊さを嘆くのでした。

事件解決後、桑原と朝顔は一緒に帰ろうとします。そこで、母が震災で行方不明のままだと告げる朝顔。母の最後の言葉「後頼むね」と、遺体安置所で出会った茶子にかけらた「あなた生きてるのよね」。その2つの言葉から、お母さんにやってあげられること何かしなくてはと法医学者になろうと思ったのだと話しました。そんな朝顔の話を聞き、涙を流す桑原は2度目のプロポーズをします。朝顔は、そんな桑原を抱きしめプロポーズを受け入れました。

帰宅後、父の平から桑原と付き合っていることを指摘された朝顔。プロポーズの話も合わせてしようとしますが、平は突然反対だと言い出しました。この後どんな展開が待っているのでしょうか。注目したいです。

放送日:2019.7.29/視聴率:12.3%

あらすじ

朝顔(上野樹里)は、恋人の桑原(風間俊介)からプロポーズされる。が、すでにふたりの関係に気づいていた平(時任三郎)は「あいさつがない」などと言って交際に反対する。

あくる朝、平は朝顔と話すことを拒むかのように、いつもより早く出かけようとする。そんな平を玄関まで追いかける朝顔。その時、ふたりのスマートフォンに、火災が発生して死者が出たという連絡が入る。

4人の遺体が朝顔たちのもとに運ばれてきた。捜査を担当する平と桑原は、現場には当時、5人の男性が出入りしていたことを朝顔たち法医学者に告げ、誰が生き残った1人なのかを突き止めるため、朝顔たちに、4人の身元究明を依頼する。茶子(山口智子)が不在の中、朝顔は、藤堂(板尾創路)や絵美(平岩紙)らとともに、1体ずつ遺体の解剖を行うが・・・。

FODプレミアムより引用

感想

前回、朝顔は桑原に震災後行方不明になっている母親のことを打ち明け、プロポーズを受け入れました。帰宅した朝顔に、平は桑原と付き合っていることを気づいていると指摘します。そんな平に、プロポーズをされたことを嬉しそうに話し出そうとする朝顔。しかし平は挨拶すらないと大反対、そして、翌朝もその話題は話したくないと言わんばかりにそそくさと出かけようとしました。

娘の朝顔が決めた相手ならと以前から平は言っていましたし、娘に対し優しさの塊のような父親だったので真っ先に喜ぶのかなと思っており、平の態度は意外でした。でも、よく考えれば自分の部下ですぐそこにいるのにもかかわらず、一言も打ち明けられていなかったこと不審に思われても仕方ないと思ってしまいます。

今回の事件は焼死体が4体、どれも遺体損傷が激しく個人識別が難しいものでした。しかし、朝顔はちゃんとご遺体が教えてくれると解剖を進めます。また同じ頃、捜査本部での桑原は、捜査だけでなく雑用と思われるようなことも全て自ら率先して動き、上司からも認められる働きぶりでした。平も桑原の仕事の様子をしっかりと見つめていましたが、娘の交際相手の仕事ぶり、とても気になるところだと思います。平のお眼鏡に、桑原はかなうのでしょうか。

防犯カメラの映像や、解剖結果から遺体の身元が判明し、火をつけた容疑者も浮かびあがりました。しかし黙秘を続けるため、なかなか真相が分からないまま。桑原が尋問を始め、容疑者の井上は口を開き出します。事件の真相は、アポ電強盗のグループから自分を助け出そうとしてくれた兄が目の前で殺されてしまい、苦渋の末に、事務所に火をつけたということでした。

事件解決後、桑原は平と飲みに行きます。そこで桑原は朝顔と結婚前提に付き合っていることを正式に平に報告しました。平は妻を亡くした時、仕事をしていたと言い、刑事という仕事は家庭を顧みれない瞬間があると話します。平は、自分と同じ刑事という仕事を持つ男と結婚するということ、そこが心配だったんだと分かりました。入学式などのイベントに出れず寂しい思いをさせたり、大変な時側にいてやれないかもしれない、妻にかけた苦労を娘にはさせたくないと願っているようでした。

そして、平はそれでも朝顔は桑原を選んだんだ、朝顔を頼むと桑原に話しました。番組の冒頭の平の様子からもっと反対されたりするのかな?とも思いましたが、桑原の真面目で真摯な仕事ぶりからも、桑原が朝顔の心の暗闇に一緒に寄り添ってくれる相手だと確信でき、結婚を認めようと思えたのだと思います。

その後桑原は、上司である平の家で下着姿で介抱されるほど酔い潰れました。張り詰めていた捜査本部での事件がやっと解決したこと、ずっと言えずにいた平にようやく交際を報告できたこと、仕事もプライベートもほっと一息つける状態に一気に気が緩んでしまったのかな、桑原らしい、憎めないなぁと思わせてくれました(笑)

放送日:2019.8.5/視聴率:12.3%

あらすじ

野毛山署管内のハイツで、若い女性の変死体が発見される。朝顔(上野樹里)たちによる解剖の結果、女性は青酸カリウムによる中毒死と判明した。同じころ、東北を訪れていた平(時任三郎)は、地元の主婦からボロボロになった腕時計を見せられる。それを見つけたのは平だった。その主婦は、見つけてくれた人にお礼を言いたくてずっと探していたのだという。そんな折、平の前に義父の浩之(柄本明)が現れ・・・。

桑原(風間俊介)や森本(森本慎太郎)らは、死亡していた女性・松田千佳(本間彩子)の身辺捜査を進めると同時に、彼女が所有するパソコンの解析を依頼する。山倉(戸次重幸)は、ここ2カ月の間に全国で青酸カリによる自殺が3件も起きていることから、関連を調べるよう指示した。

帰京後、捜査に加わった平は過去3件の自殺では、いずれもパソコンやスマートフォンのデータがすべて削除されていたことを知る。だが、千佳のパソコンにはデータが残っており、彼女が『おクスリ学院』というサイトを通じて青酸カリを入手していたことが判明する。千佳がやり取りをしていた同サイトの学院長なる人物は、服用する前にパソコン等のデータを初期化するよう勧めていた。

平は、サイトの名前を公表して注意喚起をしようと山倉に提案する。だが、それがきっかけで、事件は予想外の急展開となり、朝顔が意識不明の重体で病院へ運ばれることに・・・!

番組HPより引用

感想

未だに東北へ赴き、亡き妻里子の「生きた証」を探す平。そこへ1人の女性が話しかけてきました。女性は震災で旦那を亡くしており、平が見つけた腕時計が唯一の形見になったとお礼を伝えます。そして、見つけてくれた人にお礼が言いたくてずっと探していた、私も探したいが反対されていて‥と話しました。

きっと、探しても見つかる訳はない、無意味だと思う人も多くいるんだと思います。その女性と平の会話はなんだか胸が締め付けられるような感じがしました。大切な人を失った者同士にしかわからない「生きた証」だけでも見つけたいという思い。そして、8年もそれを続けてきた平。失った里子への強い思いだけが、平をここまで動かしているんだろうなと感じました。

一方その頃、野毛山署管内では青酸カリ自殺をした女性が発見されました。ここ2ヶ月の間に全国で青酸カリによる自殺が3件起きていることから、関連も疑われています。その後、「おクスリ学院」というサイトから青酸カリを入手していることが掴めたため、平はサイト名を公表し注意喚起を促すべきだと提案しました。まさかこのことが、後に事件に繋がるなんて、この時は思いもしませんでした。

時を近くして、またも野毛山署管内で変死体が発見され、解剖へと回されました。胃の内容物を調べる朝顔は大量のカプセルを確認し、みんなに外に出るよう言いますが、携帯を取りに戻ろうとする光子を守ろうとして朝顔は倒れてしまいました。ICUに運ばれ、意識がなかなか戻らない朝顔でしたが、容体は安定したと聞いた平は意識が戻れば連絡してほしいと捜査に戻ろうとしました。

これが刑事なんだ、と改めて感じたシーンです。前回、平は桑原に刑事は家庭を顧みれない時があると話していました。目の前の事件を解決させること、時に家族の大変な時に寄り添うこともできないと言っていましたが、まさに今回のこのようなことなんだと痛感しました。本当ならきっと、目が覚めるまで側にいてやりたかったのではないかと思います。

事件は早々に解決しました。おクスリ学院のサイトの所有者でもあった犯人が、わざと解剖されるような死に方をし、青酸カリを含んだカプセルを解剖されるであろう時間に溶けるように策略した警察関係者に向けたテロ行為だったのです。このようなテロを思いつくだなんてこわい男だなと感じました。自分が癌でもうすぐ死ぬ運命だったとしても、青酸カリ入りのカプセルを大量に飲み、頸動脈を切るだなんて‥。サイトが閉鎖に追い込まれたことがここまで犯人の復讐心を駆り立てたのかと思うと刑事という仕事はいつ誰に恨まれるのかもわからない、危険と隣り合わせだなとも感じました。

その後、無事意識を取り戻した朝顔。桑原と平が朝顔の元へ向かうと朝顔は2人に妊娠していることを伝えました。喜ぶ桑原は、平に泣きながら抱きつき、朝顔に指摘されます。桑原らしいシーンでなんだかほっこりさせられました。桑原のこの性格がこのドラマのシリアス具合を少し和らげてくれている気がします。

退院してしばらくして、朝顔は電話で東北の祖父へ結婚と妊娠の報告をしました。そこで、おじいちゃんはお父さんがお母さんを探していること、嫌なの?と朝顔は聞きます。平は、先日東北へ行った際に、里子の父、義理の祖父からもうやめて欲しい。良く思ってない人も沢山いると言われていました。そのことは茶子にしか打ち明けられてないはずなのに、朝顔は感じとっていたのかもしれません。祖父から朝顔はどうなんだと聞かれ、お父さんの好きなようにやらせてあげたいと朝顔は答えます。祖父はそのことについては返事はせず、身体を大切にするように伝えるのでした。

震災から立ち直り、前を向うとしている人たちにとっては、平の行為はあまり好まれるものではないようです。仕事の都合ですが、たまにやってきては自己満足でやっていると思う人もいると指摘する義祖父。前を向いていきたいという思いと、失った過去を大切にしたいという思い。どちらも当たり前の感情ですが、両者は決して交わる事ができないのでしょうか?朝顔の妊娠もわかり、今後も気になる展開が続きそうです。

放送日:2019.8.12/視聴率:12.3%

あらすじ

心霊スポットとして知られる場所で、白骨化した遺体が発見される。死後1年半から2年ほど経過していると思われたが、動物に荒らされたためか、いくつもの部位がなかった。また、骨には着衣の一部と思われるボロボロになった白い布がひっかかっていた。

遺体は、朝顔(上野樹里)たちの興雲大学法医学教室に運ばれる。骨だけでは死因の特定は難しいと、平(時任三郎)たちに告げる藤堂(板尾創路)。身元を特定するためには、法歯学者の絵美(平岩紙)の力が必要だった。

解剖台に乗せられた遺体を観察した朝顔は、現場から持ち込まれた骨がひとり分ではなく、小さな骨が混ざっていることに気づく。そこで朝顔は、絵美が歯を調べている間に、光子(志田未来)や高橋(中尾明慶)、検視官の伊東(三宅弘城)らとともに、骨の汚れを落とし、どの部位がなくなっているのかを調べ始める。

一方、遺体の第一発見者となった若者たちから事情を聞いていた桑原(風間俊介)は、彼らが1年半ほど前に動画サイトに投稿された映像を見て現場を訪れていたことを知る。その動画には、白い服を着た男が映っていた。山倉(戸次重幸)は、行方不明者の照合と現場周辺の捜索を命じる。

そんな中、朝顔は、左腓骨と左脛骨がはく離骨折していることに気づいて・・・。

FODプレミアムより引用

感想

白骨化した遺体が発見され、朝顔のいる法医学教室へと運ばれてきます。身元を特定するため調べていく朝顔たちは、小さい骨も混じっていることから、この骨は1人分ではないと気が付きました。一方で、遺体を発見した若者たちから話を聞く桑原。心霊スポットだと紹介された1年半前の動画を見て現場を訪ねたことがわかり、平と共に周辺の聞き込みと防犯カメラの映像を洗い出します。しかし、古いカメラ映像はなかなか残っておらず、2人はベンチで休憩を挟みました。

そこで、平は朝顔の様子を尋ねます。つわりもあるだろうし無理するなと言ってやってくれと話す平に、桑原は直接言ってあげてほしいと返しました。すると平は女の子の父親になればわかると桑原に話すのでした。優しさはあるものの、桑原に対して少しぶっきらぼうな平が、娘の心配を伝えるなんて以前の姿からは想像つきませんでした。平と桑原の関係性がどんどん築かれているんだなと思いました。

その後、朝顔の名前の由来を話す平。朝顔の名前は妻の里子が、生まれた瞬間に顔を見てつけた名前だと話します。そして、他にも理由はあったのかもしれないが、ちゃんと聞いておけばよかったと続けました。平の話には、いつも後悔のような気持ちが含まれており、この傷はいつか癒えることがあるんだろうかと心配になります。

仕事終わり、朝顔と桑原はもんじゃ屋で食事を取ります。一度はビールを頼もうとしたものの朝顔に合わせて烏龍茶にしたり、たくさんのメニューを頼み、朝顔に2人分しっかり食べるように言ったり、帰宅中の朝顔に転んでないか電話をしたり、妊娠初期を見守る父親の絵に描いたような姿でした(笑)

また一方で、1人食事を取る平は冷蔵庫のメモを見つめながら、里子と朝顔が東北へ旅立つ前に2人が平に食べてほしいものをメモに書く様子を思い出しています。そして、「朝顔が結婚する。俺たちの孫が生まれる。嬉しいね」とメモに向かって話しかけます。帰ってきた朝顔はその姿を見てしまいました。平の普段は聞くことのない本音を聞いた朝顔と、亡き妻に朝顔の結婚、妊娠を報告する平。以前から、冷蔵庫にあるメモの存在には気がついていましたが、こんな背景を持つメモだと気が付きませんでした。あの時のあのメモが今も万木家には貼ってあるんだと思うと、これも里子の「生きた証」なのかなと考えてしまいます。そして、そのメモに話かける平の気持ちを考えると胸が痛いです。

今回のご遺体は息子が名乗り出て身元が判明したにもかかわらず、受け取りを拒否したために無縁仏になりました。認知症の老人が徘徊途中に骨折し、助け出そうとした犬もまた骨折、その後共に生き絶えたであろうと仮説は立てられましたが、死因のわからない、不詳の死になってしまいました。人の骨は市役所の人が手続きをしてくれますが、動物の骨は引き取ってもらえません。朝顔はそれを不憫に思い悲しみますが、茶子は犬の骨をご遺体の骨の中にこっそり忍ばせます。そして、これで一緒だと話しました。

以前、平が義祖父にもう東北は来るなと言われたことを茶子に話しましたが、茶子はその時自分のしたいようにすればいいと言いました。今回のことも、そういうことだと思いました。自分のしたいようにする。型に囚われたり、人の目を気にしたり、簡単そうで出来ないこと。それをいとも簡単にやってのけるのが茶子の良いところだと思います。

朝顔は父と桑原と3人で、実家に住みたいと思っていたのに、桑原には言い出せずにいたようでした。平が母の残したメモに向かって語りかけているのを見たとき、父1人を母もいないあの家に残すことは出来ないと感じたんだと思います。桑原はそんな朝顔の気持ちを汲み取り、実家に住もうと提案しました。義理の父親でもあり、上司でもある平と一緒に住むこと、きっと出来ればしたくないはずです。しかし、朝顔思いの桑原は気持ちよく引き受けてくれるのです。

その後、朝顔は家に帰りここに住むことを話します。平は俺に気を使わなくていいと、もちろん反対しますが、朝顔の私が寂しいんだ、みんなと暮らしたいという気持ちを聞き、一緒に住むことを同意しました。このシーンは涙なしでは見れない感動的なシーンでした。特に平の涙には感情移入してしまいました。

そして、物語は一気に進みます。結婚、出産を経て、成長した娘。新章はどんな展開が待っているのか、楽しみです。

放送日:2019.8.19/視聴率:14.4%

あらすじ

朝顔(上野樹里)は、夫の真也(風間俊介)、4歳になる娘のつぐみ(加藤柚凪)とともに、朝顔の実家・万木家で幸せな日々を送っている。朝顔の父・平(時任三郎)も、目に入れても痛くないほど孫娘のつぐみをかわいがっていた。

この5年の間に、茶子(山口智子)が主任教授を務める興雲大学法医学教室にもいくつかの変化があった。

ベテラン法医学者の藤堂(板尾創路)は、著書がベストセラーになったことで世界中を飛び回るようになった法歯学者の妻・絵美(平岩紙)との夫婦格差を嘆いている。医学部生だった光子(志田未来)は医師になり、朝顔たちの影響で法医学の道へと進んでいた。立場が逆転してしまった検査技師の高橋(中尾明慶)は、そんな光子を「光子先生」と呼ぶように。また、アルバイトとして歯科医院の跡取りでもある医学部生の熊田祥太(田川隼嗣)も加わっていた。

絵美が海外出張から戻った日、野毛山署管内の一軒家で男女の変死事件が起きる。

依頼を受け、朝顔が現場へと向かうと、この家の主人・黒岩雅樹(岡部光祐)が居間で首をつって死んでおり、妻の多江(片岡礼子)が寝室で死んでいた。第一発見者は次女の友里(小林星蘭)。長女の美咲(恒松祐里)は、看護学生で寮生活を送っているらしい。

多江の姿に違和感を抱いた朝顔は、彼女の体を触ろうとした。ところがその瞬間、検視官の丸屋大作(杉本哲太)から、「触るな」と制止されてしまい・・・。

FODプレミアムより引用

感想

4歳の娘つぐみもすくすくと成長し、幸せな日々を過ごす朝顔たち。平も祖父として、つぐみを溺愛しています。この5年の間、朝顔の勤める法医学教室も変化がありました。医学部生だった光子が医師になり、法医学の道へ。絵美はベストセラー作家となり多忙を極めています。また、アルバイトとして歯医者の跡取り息子、熊田がチームに加わっていました。

時給がいいという理由だけでアルバイトにやってきていた光子がなんと、法医学の道へ進んでおりびっくりしました。朝顔たちが信念のもとで働く姿を見て、法医学の素晴らしさに気がつけたのかなと思います。また、検査技師だった高橋が光子を光子先生と呼び、すっかり立場が逆転していました。光子の態度は以前から大きかったのでそこまで違和感はないですが(笑)

今回、一軒家で夫婦の遺体が発見されました。父は首を吊り、母は窒息死した姿、第一発見者は次女でした。新しくやってきた検視官の丸屋は朝顔をビシッと嗜めながら確実な検死を行なっていきます。この新しく現れた丸屋、すごくクセがあり今後も存在感を放ちそうなキャラクターでした。

法医学教室で母親の解剖を始めた朝顔は、顔の様子に何か違和感を感じ、さらに不自然な肋骨の骨折が何によるものなのか疑問を持ちました。捜査が進むと、父親の死後に母が亡くなったと思われていた死亡時間もエアコンのタイマーを使い細工されていたのではと疑惑が浮上します。桑原たちは夏だと言うのに長袖を着ている次女が虐待に遭っていたのではと推測し、何か事件に関係あるのではと疑いますが、そこで姉が自首してきます。

この時、妹を庇うために姉が自首してきたのかと思いましたが、この事件の真実は他のところにありました。母が父を殺し、その後自殺していたのです。なかなか解明されなかった母親の肋骨の骨折は、看護学生の姉が、1時間にわたり必死に心臓マッサージをした跡だったことがわかります。母を失いたくない、そんな姉の思いがこのような形で現れていたのです。母親を殺人犯にしたくなかった姉妹は、母を殺し父が自殺したものと見せかけるようにエアコンで死亡時刻を細工をし、母の最期を見送るために綺麗な服を着せたり、口紅を塗って綺麗な状態にしてあげていました。

大好きな母を守りたかった、その気持ちが姉妹をここまで動かしたんだなと思うと胸が痛いです。そして、看護学生として知識のある姉が、口紅を塗りたいという妹の意向を尊重したこと。本当ならそんなことをすると死後に細工をしたのではないかと疑われやすくなるからすべきではないことなのですが、妹の母を綺麗にしたいと言う気持ちを優先したこと、なんだか切なくなりました。この母と姉妹に他の結末はなかったのかと悔やまれてしまいます。

そんな中、桑原はこの姉妹の処分が厳しいものにならないように、日常的に父から暴力を受けていた証拠を集めていました。こんなことができるのは、桑原だからこその優しさだなと思います。母を亡くしたこの姉妹に、情状酌量の余地があると判決が下ることを願いたいです。そして、桑原は県警の捜査一課への異動が決まったと上司から伝えられるのでした。

ラストシーン。朝顔に連絡が入りました。震災時母がつけていたと思われる手袋が発見され、中には骨と思われるものがあるということでした。ついに、母の生きた証が見つかった。これは喜ぶべきことなのでしょうが、現実を突き付けられる骨というフレーズになんだか心が揺さぶられてしまいました。震災後、何年も経ち、きっと亡くなっているということはみんな分かってはいたと思うのですが、ほんの一握りでも生きていて欲しいと思う気持ちがあるのではないかと思ってしまいました。

この後どんな展開が待っているのでしょうか。続きが気になります。

放送日:2019.8.26/視聴率:11.4%

あらすじ

朝顔(上野樹里)のもとに、里子(石田ひかり)が被災時に身に着けていたと思われる手袋が見つかったとの連絡が入る。それは、朝顔が中学生の時に使っていた手袋で、内側には朝顔の名前も記されていた。

朝顔からその知らせを受けた平(時任三郎)は、桑原(風間俊介)に、朝顔とつぐみ(加藤柚凪)を頼む、と言い残して東北へと向かった。

そんな折、朝顔は、ある事件の控訴審に、鑑定証人として出廷することに。マスコミも「疑惑の女・10億の美魔女」として注目するこの裁判の被告・白川亜里沙(有森也実)は、3年前に会社社長だった夫が病死し、4億円以上の遺産を手にしていた。

その1年後、亜里沙は資産家の男と再婚するが、わずか3ヵ月でまたもや夫が病死し、今度は6億円もの遺産を手に入れていた。

亜里沙は、ふたり目の夫の死亡について状況証拠から逮捕されたが、一審は無罪だった。そこで検事の石田希子(山本未來)は、東横大学の法医学教室が司法解剖を行ったふたり目の夫について、朝顔に再鑑定を依頼したのだ。

証人控室で待つ朝顔を訪ねてきた丸屋(杉本哲太)は、今回の裁判は警察の威信がかかっているから必ず有罪にしてほしい、と頼む。石田検事の顔に泥を塗るようなことだけはするな、と言うのだ。

それに対して朝顔は、亜里沙を有罪にするためではなく、あくまでも再鑑定の事実を明らかにするために証言台に立つが・・・。

FODプレミアムより引用

感想

震災時、母がつけていた手袋が見つかったと連絡を受けた朝顔。それを聞いた平は早速東北へと向かいます。夜中のうちに復興センター前に着き、開館を今か今かと待つ平。大事な人が見つかったかもしれない、いてもたってもいられないという気持ちがこの姿に現れているようでした。

その後、手袋の確認が取れた平は、その足で手袋が見つかったと言われる場所を採掘します。そこに義父、浩之もやってきて無言で作業を始めます。

先日、平にもう辞めるように諭した浩之でしたが、里子がはめていたであろう手袋が見つかったとわかり、平の作業を手伝い始めました。黙々と作業する2人の姿は一つの目的に向かって一直線。

そのまま夜も深くなり、平に泊まるように浩之は話します。娘を亡くした浩之と妻を亡くした平。それぞれ立場は違いますが、里子という大事な存在を失った2人。今まではかなり遠いところにあった2人の距離が近づいており、なんだかほっとしてしまいました。

悲しみを分かち合う存在が近くにいること、きっと心の持ちようが変わってくるのではと思います。

一方朝顔は、ある事件の控訴審の鑑定証人として出廷することになりました。控室の朝顔のもとに、検視官の丸屋が訪ねてきます。そして、警察の威信のために有罪にして欲しいと話すのでした。

そんな丸屋に、有罪にするために法廷に立つ訳ではないと話した朝顔は、法廷で新人法医学者だった頃からは想像もつかないほど堂々とした姿を見せました。次々と投げかけられる尋問に、的確な回答をし、かっこいいと感じるほど。

翌日、手袋から発見された骨のDNA鑑定の結果が明らかとなり、親子関係は認められませんでした。やっと里子にたどり着いたかのように思われましたが、また一から探し直さなければなりません。

その結果を浩之に話す平。橋の対岸では工事が進められています。浩之は「諦めていた、とっくの昔に、でもやっぱり会いたい、里子に。」と平に話します。会いたい、このセリフに胸を締め付けられました。会いたいですよね、娘に。当たり前のことですが、この言葉にはかなりの重みがあり、浩之に会わせてやりたい、そう思わずにはいられませんでした。

朝顔は引き続き行われた裁判を昨日同様、堂々たる態度で臨みました。水銀を少しずつ服用させられたことで慢性的な水銀中毒となっていたことを明らかにした朝顔によって、無事事件は解決となりました。

一方で、発見された手袋を助手席に乗せ、高速道路を走りながら、涙ぐむ平。まるで里子を助手席に大切に乗せているかのようなこのシーンは感極まって、私自身も泣いてしまいました。

発見された骨が妻のものではなかったという事実は平や朝顔にとって、どんな風に響くのでしょうか。本人たちにしかわからない苦悩がもちろんあると思いますが、義父の浩之が言った、会いたいに尽きるのではないかと思います。

手袋の中の骨は、里子があの日、心配だと様子を見に行った近所のおばあさんのものでした。お母さん、最後まで優しい人だったねと話す朝顔。

父の前では涙を我慢しますが、寝室で桑原に今はもう我慢しなくていいからと言われ、泣き出してしまいました。平も朝顔も、お互いに涙を見せず、悲しみや寂しさの感情を自分の中で噛み殺していると思うと、切なくてたまりません。

放送日:2019.9.2/視聴率:10.2%

あらすじ

朝顔(上野樹里)は、東北から戻って以来、働き詰めの日々を送っている父・平(時任三郎)を心配していた。桑原(風間俊介)によれば、野毛山署強行犯係の他の署員の捜査も手伝っているのだという。

朝顔が興雲大学法医学教室に出勤すると、藤堂(板尾創路)が、高橋(中尾明慶)や熊田(田川隼嗣)に息子の夏休みの宿題を手伝わせていた。それを知った絵美(平岩紙)は、息子に甘い藤堂を叱りつけ「全部自分でやらせるの!」と言い放つ。

するとそこに、解剖の依頼が入る。茶子(山口智子)は、朝顔と光子(志田未来)に執刀を指示した。遺体は23歳の主婦・山本莉奈(小林由依)。自宅で倒れているところを夫の達哉(渡辺翔太)が発見したもので、その時にはすでに死んでいたという。

朝顔たちは丹念に遺体を調べ、死因を特定しようとした。だが、脳底部の内頸動脈が細くなっていたものの、外傷や病変は発見できなかった。莉奈は、亡くなる前に貧血とめまいで倒れ、入院していた。病院側は、続けて検査入院をするよう勧めたが、3歳の娘がいることや、入院費が払えないことを理由に通院を希望したらしい。

一方、桑原は、神奈川県警への初出勤の日を迎える。そこで桑原が出会ったのは、かつて平とコンビを組んでいた捜査一課の刑事・神崎譲治(市川右團次)だった。

そんな折、法医学教室にやってきた達哉は、莉奈は医療ミスで死んだ、と言い出し・・・。

FODプレミアムより引用

感想

東北から帰ってきた平は休むことなく働き詰めでした。朝顔たちはそんな平の様子を心配しています。平は忙しく働きながらも、花瓶の花を変え忘れることはありません。里子と喧嘩をし、謝る時に必ず用意していたという花を今日も花瓶に生けています。これは平なりの里子への謝罪の気持ちなのかなと思います。一緒に東北へ行く予定だったのに、仕事を理由にあの日里子と朝顔だけで東北へ送り出したこと、ずっと後悔しているんだなと感じました。

そんな中、朝顔の祖父、浩之から電話がかかってきます。娘のつぐみはまだあったことがなく、浩之のことをもしもしのじいじと呼んでいます。それを聞いた朝顔は複雑そうな顔をしました。自分が東北へ行けるのなら、孫の顔を見せてやれるのに‥と申し訳なく感じているように見えました。そんな朝顔に優しく声をかける桑原は理解や思いやりがあり、朝顔をしっかりと支えているんだなと実感しました。浩之とつぐみ、そして朝顔がいつか顔を見て話ができればと願わずにはいられませんでした。

今回、朝顔が解剖を担当するのは、23歳の主婦、山本莉奈という女性です。遺体を調べ死因を特定しようとする朝顔でしたが、外傷や病変などは見当たらず、脳内の血管に一部細いところがあるということくらいしか分かりません。検査を進めるものの、脳内にも病変は見当たらず不詳の死になりそうという状況。朝顔は再解剖をしたいと言いますが、2度目の解剖でも死因は特定できませんでした。不詳の死としなければならない遺体があることは事実だと話す茶子に、何もできなかったと光子は悔やみます。悔しさから複雑な表情を浮かべる光子の姿は朝顔と同じく不詳の死という結果を少しでも減らしたいという思いが現れているようでした。

その夜、朝顔の家に集まった茶子や光子たち。平は1日休みで、孫とデートをしてきたことを茶子に話します。幸せすぎて、里子に申し訳ない。本当ならあいつもこの幸せを味わえるはずだったと思うと‥と話す平。そして、手袋が見つかった、手がかりが見つかったのに何故だか戸惑ってしまっていると話しました。そんな平にたまには立ち止まることがあると励ます茶子。孫とのデート中も、時折いたたまれないような表情をしていた平。その表情の裏にはこんな思いがあったとは‥。平のこの気持ちには胸が痛くなりました。平の気持ちが楽になる日はやってくるのだろうかと心配になってしまいます。

一方、桑原は神奈川県警へ初出勤の日を迎えました。そこで出会ったのは以前、平とコンビを組んでいた神崎という刑事でした。平のことをよく知るであろう神崎とのコンビ、いい意味でこれから何が起こるのでは?と期待してしまいます。

朝顔たちは、莉奈の旦那に死因が特定できなかったことを謝ります。そして莉菜がモヤモヤ病で亡くなった可能性があることを伝え、娘にも遺伝しているかもしれないと話しました。不詳の死、という結論になったことで朝顔や光子はとても悔しそうな表情を浮かべています。しかし、娘にモヤモヤ病の可能性があると分かったこと、それによって早期の治療が可能であること、娘の命を守ることができる、悲しいですが、これが母の遺した生きた証になるのではないでしょうか。

その日、帰ってきた平は里子を探すことをやめない、いずれは東北に住んで探すつもりだと朝顔に話しました。平はやっぱり里子を最後まで探そうとしているんだと改めて知ることができ、里子への深い愛情や平の覚悟を感じました。そんな平の思いを朝顔は尊重し、親子の絆の強さを感じさせられる印象的なシーンでした。

朝顔の法医学教室に遺体が運び込まれてきました。そこには、朝顔の幼なじみの妻、ついこの間も一緒に楽しくご飯を食べた結衣の変わり果てた姿がありました。結衣の姿を見て驚き言葉を失う朝顔。解剖を行おうとする朝顔でしたが、手を震わせます。そんな朝顔に邪魔になるからと茶子に出ていくように命じました。あんなにも元気そうだった結衣に何が起きてしまったのでしょうか。朝顔は結衣の遺体と向き合うことができるのでしょうか。続きが気になります。

放送日:2019.9.9/視聴率:12.7%

あらすじ

興雲大学の法医学教室に解剖の依頼が入った。指示を受け、準備をする朝顔(上野樹里)や光子(志田未来)たち。だが、運び込まれた遺体を見た朝顔は目を疑った。遺体は、朝顔の幼なじみでもある三郎(きづき)の妻、結衣(松長ゆり子)だった。

朝顔は、気を落ち着かせて解剖を始めようとするが、手が震えてしまい、メスを落としてしまう。その姿を見た茶子(山口智子)は、邪魔だから解剖室から出ていくよう朝顔に命じた。

結衣は、自宅の階段前で頭を打って死亡していた。背中から落ちたようで、仰向けの状態だったという。第一発見者は三郎だった。解剖の結果、重篤な損傷は、頭蓋骨と頸椎の骨折。2階から落ちたにも関わらず背中の傷が少なく、上腕にはまったく傷がなかったのは、1歳の次男・陽斗(遠藤千空)を抱いたまま転落したからではないかと考えられた。

検視官の丸屋(杉本哲太)は、誰かに突き落とされた可能性はないか、と茶子に尋ねた。事件性があれば現場を調べる必要があるからだ。すると朝顔は、他殺なんてあり得ない、三郎が結衣を殺すはずがない、と訴え・・・・・・。

同じころ、平(時任三郎)と森本(森本慎太郎)は、三郎から事情を聞いていた。三郎は、前夜、団体客が入って忙しかったため、帰宅後すぐに寝てしまったが、朝6時くらいに大きな物音がして目を覚ましたら階段の下で結衣が倒れており、横で陽斗が泣いていた、と証言するが・・・・・・。

FODプレミアムより引用

感想

朝顔のもとに解剖へと運ばれてきたのは、幼なじみの三郎の妻、結衣でした。朝顔は結衣とも仲良くしており、子供同士を交えて食事をしたり家族ぐるみで仲良くしていた間柄です。そんな結衣を目の前に、手を震わせメスを落としてしまう朝顔。茶子は朝顔に、あなたのためではない、結衣のために出て行きなさいと話します。茶子の判断は厳しく聞こえましたが、上司としては当然のものだと思います。ご遺体に真摯に向き合えない人間が解剖すべきではないと考えることは間違っていません。しかし、それを言い渡された朝顔を考えるといたたまれない気持ちになりました。

三郎に容疑がかかっているとわかった朝顔は、警察に対して口調を荒げました。そんな朝顔に警察は職務を全うしているだけだと諭す茶子。
無実を証明したいと検査を担当したいと話す朝顔に、茶子はあなたの職務はなにか、また手が震えるのではないか、当分解剖は任せられないと言われてしまいます。幼なじみの妻が亡くなり、さらにはその幼なじみが疑われている状況。この状況をなんとかしたいと思う朝顔の気持ちは痛いほどよくわかります。そして、それを諫めようとする茶子の気持ちも。

同じ頃、平も知り合いだからと捜査から外されます。さらに、2人の子供たちは虐待が疑われているために一時的に児童相談所に保護になってしまいます。どんよりとした気持ちで食事をする朝顔と平。娘のつぐみは何故みんな喋らないのかと指摘しました。子供って何もわかっていないようで、こんな空気を感じ取ってしまうものなんだなと改めて気付かされました。

その後、朝顔は桑原に手が震え、結衣を解剖できなかったことを話します。今まで友達や家族のようにご遺体を大切に解剖してきたつもりだった。だけど友達を目の前にしたら、全然違っていた。今まで何だったんだろうと桑原に話す朝顔。そんな朝顔は法医学者としての自信を無くしているようでした。だけど、誰でもきっと目の前に友人の遺体があれば取り乱してしまうのが当然だと思いますし、朝顔が気を動転させるのも無理はないです。1人の法医学者として、ご遺体にしっかり向き合ってきていた朝顔だからこそ、今この感情に心を揺さぶられてしまうのかなと思いました。

DVの疑惑が晴らせないまま、子供たちは義両親に引き取られてしまった三郎。ついには自暴自棄となり出頭しました。それを受け、朝顔と平は話し出しました。朝顔は法医として何年やってきたかなんて通用しなかった、東北に行った時も‥。と話します。平は朝顔に、自分のせいだと思っているかもしれないけど、そんなことない。お母さんだって朝顔が今ちゃんと生きていることを喜んでいると思う。だから自分のことを責めなくていいと優しく語りかけました。

そして、朝顔が法医になると言った時、嬉しかったと続けます。法医だからではなく一生懸命生きようとしていることが嬉しかった。朝顔が生きてさえくれていればそれでいいんだと話す平。朝顔は桑原と結婚し、母になったことで、その気持ちがわかるようになったと返します。そして三郎の件ついても、やれるだけのことはやってみると話しました。

朝顔と平が震災後、互いの思いをこのように話す機会は今回が初めてだったのかな思います。平の朝顔にかける言葉は、全てが優しくて、朝顔をとても大事に思っていることが痛いほどに伝わってきます。朝顔が法医学者としての自信を無くしている今、何をやっていてもいい、生きているということ、それが全てだ、それが一番大切なんだと話す平の気持ちは、私自身も親として同じことを思うんだろうなと考えさせられました。そして、同じような気持ちを朝顔が抱えられるようになったこと、母になったことで朝顔は目の前の大きな壁を越えていけるんじゃないかなと感じました。

向き合うことを決意した朝顔。三郎の疑いは晴らせるのか、次回がとても気がかりです。

放送日:2019.6.16/視聴率:12.3%

あらすじ

朝顔(上野樹里)は、三郎(きづき)の妻・結衣(松長ゆり子)の死因鑑定を手伝わせてほしいと茶子(山口智子)に申し出る。もしまた手が震えたら、茶子や藤堂(板尾創路)、光子(志田未来)に代わってほしい、と訴える朝顔。その思いを受け止めた茶子は、朝顔の願いを聞き入れる。

一方、平(時任三郎)も捜査への参加を直訴し、今回の案件に違和感を抱く丸屋(杉本哲太)とともに改めて実況見分に向かう。

警察は、結衣が次男・陽斗(遠藤千空)への授乳中に眠ってしまい、顔を圧迫された陽斗が病院に運び込まれた件で虐待を疑われたことを掴んでいた。その際、三郎は結衣を叱責(しっせき)したという。また、1週間前、結衣が自転車で転倒したというケガも、三郎によるDVではないかと疑っていた。

三郎の家を訪れた朝顔と茶子は、階段の高さや角度だけでなく、壁なども丹念に調べていく。結衣のスマートフォンなどを押収した平と丸屋は、不審者が侵入した可能性も考え、家全体の指紋を採取する。

法医学教室に戻った朝顔たちは、ダミー人形を使って落下実験を行う。その結果、1階にミルクを取りに行く際に足を滑らせたのではないかという三郎の証言や、三郎が2階から突き落としたとする警察の見立てのどちらも、傷の付き方や倒れていた姿勢と矛盾することが判明する。

一方、桑原(風間俊介)は、県警本部がマークしていた建設会社に関わりがあるらしい刺殺事件を追うことになるが・・・。

FODプレミアムより引用

感想

結衣を解剖しようとして手が震えてしまった朝顔は、茶子から当分解剖はやらせれないと言われてしまいます。法医学者として、ご遺体にいつも真摯に向き合ってきた朝顔でしたが、実際、友人の遺体が目の前に来た時、法医学者として何もできませんでした。そんな朝顔でしたが、平と話し励まされ、決意を新たに結衣の死因の鑑定を手伝わせてほしいと茶子たちに申し出ます。

茶子はまた手が震えるのでは?と言いますが、その時はみんなに助けてほしいと話します。朝顔がこんな風に助けてほしいと声を上げることができたのはきっと平と話したおかげなのかなと思いました。そして、それを暖かく迎え入れることができる仲間たち。朝顔は家族だけではなく、周りの人間にも、とても恵まれているなと感じました。そして、それはきっと朝顔の人柄だからこそだと思います。

朝顔たちは三郎の家を訪ね、階段の高さや角度、さらに捜査に加えてほしいと直訴した平や丸屋たちも加わり不審者が侵入したの可能性はないかなど、様々な可能性を検討します。そして、検証や再解剖の結果、結衣は自転車で転んだ時に脾臓を痛めており、階段から落ちたことがさらに衝撃を与え、死に至ったとわかりました。

さらに金属音が聞こえたという証言も、結衣が仕事で疲れた三郎を起こさぬようにモスキート音を目覚まし代わりに使っていた為だと分かります。これで無事、三郎の無実は証明できました。しかし、結衣は二度と戻ってくるわけではなく、子供たちも一時的に義両親のもとへ‥。遺された子供たちや三郎のことを考えると、なんだか心苦しい展開となってしまいました。だけど、朝顔たちにより、結衣の最期の真実を知れたこと、法医学があるからこそだと思います。

その後、別のご遺体に対してもメスを握れなかった朝顔。茶子は朝顔に大学での講義を頼みます。淡々とこなす朝顔でしたが、ある生徒の質問をきっかけに朝顔は真剣に話し出しました。

震災のこと、母を失ったことを話す朝顔。続けて、法医学者として解剖する際に出来るだけマルをつけたくない項目がある、それは不詳の死だと話しました。そして、法医学者は命を救うことはできないが、ご遺体に耳を傾けられる唯一の存在だと話しました。朝顔が生徒の前でこんなにも堂々と自分の、法医学者としての思いを話す姿に逞しさを感じます。そんな姿を茶子も見守っていましたが、茶子はきっと朝顔に法医学者としての思いを再認識してほしくてこの講義を任せたのではないかなと思いました。茶子は、上司でありながらも、時に朝顔の母親のように進むべく道を照らしてくれる暖かい存在だなと思います。

ラストシーンは衝撃でした。桑原が土砂崩れに巻き込まれたようです。直前、つぐみが書いた似顔絵を大切そうに見つめていたり、告発者である赤井に子供は可愛いと話していたり子煩悩な姿が映し出されていましたが、桑原はどうなってしまうのでしょうか。桑原まで失ってしまうと朝顔を支えられる人は居なくなってしまうのではと心配です。

放送日:2019.9.23/視聴率:13.3%

あらすじ

深夜、朝顔(上野樹里)の元に茶子(山口智子)から連絡が入る。山梨県で発生した大規模な土砂災害に対し、興雲大学法医学教室に応援要請があったのだ。朝顔は、つぐみ(加藤柚凪)を平(時任三郎)に任せ、法医学教室へと急いだ。

事故直前、現場には、桑原(風間俊介)と神崎(市川右團次)の姿があった。反社会組織とつながり、違法な開発や投棄を行っている建設会社を追っていた桑原たちは、情報提供者の現場監督・赤井(笠原秀幸)に会い、彼の案内で不法投棄の現場を見に行っていた。

朝顔は、茶子、光子(志田未来)、高橋(中尾明慶)、絵美(平岩紙)とともに不測の事態も想定してさまざまな機材や書類を準備。法医学教室の解剖案件は藤堂(板尾創路)と熊田(田川隼嗣)に任せて現地へと向かった。早朝、災害対策本部が置かれた市民センターに到着した朝顔たちを迎えたのは、離婚して山梨県警の検視官に復職していた伊東(三宅弘城)だった。

事故から一夜が明け、被害状況も徐々に明らかになっていた。土砂崩れによって下敷きになったのは、老人ホーム、建設現場のプレハブおよび社員寮、三棟の民家だという。しかし、二次災害の危険があることから、死傷者の数はまだわかっていなかった。

待機を指示された茶子は、その間に他大学の法医や地元の医師、警察・行政関係者らと連携し、遺体安置所の設営を進める。ほどなく、そこに遺体が運び込まれてくるが・・・。

FODプレミアムより引用

感想

不法投棄の現場を確認していた桑原たち。そこで突如、大規模な土砂災害が発生し、桑原も巻き込まれてしまいます。桑原はなんとか無事でしたが、被害は甚大な様子。朝顔たちの法医学教室にも応援要請が入ります。

仕事に向かおうとする朝顔にママ死んじゃうの?とつぐみは聞きました。前回、三郎の子供たちが保育園を退園したことをつぐみに説明する時に、朝顔は三郎の子供たちのお母さんが死んでしまったと話しました。幼いながらにもつぐみも「死」という恐怖を感じているのだと思います。朝顔はつぐみを残して死ぬわけがないとつぐみに話し出勤しました。

法医学教室では、茶子が指揮をとり、光子や高橋も同行すると名乗り出ます。茶子は災害現場でたくさんの方が亡くなられるのを目の当たりにする、覚悟はいいかと聞きました。そこで朝顔も意を決して、自分も同行したいと名乗り出ます。結衣を解剖できなかったあの日からまだ解剖へと踏み切れなかった朝顔が、震災時のように沢山の犠牲者が出ると思われる現場へと行くこと、相当勇気のいることだと思います。この時の朝顔の表情から強い決意と覚悟を感じました。

現場に着き、遺体安置所の準備をする茶子たち。次々と運び込まれるご遺体たちを前に光子や高橋はいたたまれない表情をしています。茶子の指導は的確で、さらに、ことの重大さに慄く仲間たちに対する声かけ、気配りも感じられ、普段なかなか見ることの出来ない茶子の経験の豊富さや強さを物語っていました。

検案が終わったご遺体だけでも遺族に会えないかと光子は尋ねます。茶子は遺体の取り違えを懸念し、それはできない、過去の反省を活かさなければならないと返しました。その後、遺体を確認したい、妻を探したいと言う男性に高橋が無理だと頭を下げるシーン。出来ることなら合わせてやりたい、だけどできないという無力さ、このシーンは心が締め付けられました。

また、光子は土砂に巻き込まれたものの無事だった青年に声をかけ、クラッシュシンドロームの可能性がある、病院に行くようにと話します。光子の観察力や判断力の高さに驚かされました。その後、助かったことも分かり、光子は1人だけでも助かったと安堵しました。アルバイトとして法医学教室にやってきたころからは想像できないほど成長した姿を見せる光子。もう一人前の法医学者だなと改めて感じさせられました。

捜査の中で、この土砂災害は人災の可能性があがり、不法投棄のゴミのなかに濃硫酸と次亜塩素酸が混じっている可能性があることも分かりました。朝顔は死因を特定するためにも、ご遺体を解剖をすべきだと話します。ここに朝顔の「生きた証」を追及したいという信念が見えました。死に至った原因を究明することが、最後の姿を照らし出すものだと考える朝顔の考えは、とても素晴らしいものだと思います。光子同様に、朝顔も当初の朝顔とは一回りも二回りも法医学者として大きく成長したと思います。

無事任務を終えた茶子と朝顔。震災後に初めて会った2人。茶子はあの時のことを話し出します。自信を持って行ったはずなのに、自分の無力さに唖然として、怖くて足が震えたと話す茶子。しかし、平と朝顔から力をもらったのだと話しました。茶子にもそんな姿があっただなんて驚きですし、朝顔たちに励まされていたというのも印象的でした。朝顔は、今回ついに執刀することができました。きっとたくさんのご遺体に耳を傾け、心を寄せることが求められるこの状況に、法医学者としての責務を感じたのかなと思います。

そして、家に帰ってきた朝顔や桑原。桑原は今回、死に直面し死んでもおかしくない状態でした。そこで感じた朝顔やつぐみ、そして自分も生きてて良かったという言葉にはかなりの重みがありました。そして、本当にこの言葉に尽きるなと感じさせられました。大事な人が生きている。それがなによりも大切なことだとこのドラマから教えられたようにも思います。

そして、朝顔はつぐみや桑原、平と共に東北へと向かいます。電車を降り、一歩踏み出す朝顔。ようやく前へと歩き出せました。浩之は、みんなを歓迎し、団欒します。そんな中この団欒に里子の面影を感じた浩之は、どうしてここに里子が居ないんだと泣き崩れてしまいました。このシーンはとても印象的で、孫、ひ孫に囲まれ楽しいこの場所に、なんで娘は居ないんだろうかという、どこにもぶつけようのない

寂しさや、やるせなさが溢れ出てしまったようでした。今もこのような思いを抱えた人が沢山いるんだなと思うと、自然災害という太刀打ちできないものに命を奪われる恐怖は計り知れないなと改めて感じました。

ラストシーン、平は冷蔵庫にずっと貼ってあった里子が遺したメモを手袋とともにタンスへとしまいました。朝顔や平、遺された家族たちは少しずつ、前に進まなければなりません。その小さな一歩を、平も歩み出したように思いました。発表会へと出かける朝顔たち。日常はこれからも続きます。いろんなことをともに乗り越えたこの家族の絆は今まで以上に深く強いものになっているのだと思います。

監察医 朝顔番組情報

主人公、万木朝顔は神奈川県にある興雲大学の法医学教室に勤める新米法医学者。ご遺体を解剖し、様々な死因を特定する中で、絶対に亡くなった理由が不明の”不詳の死”にしないことを信念に日々奮闘しています。解剖の際、朝顔は必ず「教えて下さい。お願いします」とご遺体に語りかけ、いつも真摯に向き合う姿がとても印象的です。

また、父親の平は朝顔の法医学教室が管轄する警察署捜査係に異動してきます。そこには朝顔の恋人である桑原(風間俊介さん)の姿も。

朝顔は法医学者として、平はベテラン刑事として、それぞれ自分の置かれた場所でご遺体の生きた証を探す2人。

母を亡くした事実を少しずつ少しずつ乗り越えていく朝顔。そんな朝顔に差し伸べられる周りの人々の温かい手。過去をなかなか乗り越えられなかった朝顔が成長する過程は感動的で、生きることの大切さや、親子の在り方についても考えさせられるものがあります。何度も涙を流しながら、心温かくなれる、そんなストーリーです。

脇を固める俳優陣は、風間俊介さん、志田未来さん、中尾明慶さん、山口智子さん、柄本明さんなどとても豪華。さすが月9。

亡くなった朝顔の母親役は石田ひかりさんが演じていて、それぞれのキャスティングもピッタリでした◎

朝顔は過去をどう乗り越えていくのか、朝顔の気持ちに寄り添いながら見ていただきたい作品です。

「監察医 朝顔」は2020年秋ドラマで続編が放送されます。しかも月9初の2クール。前編となる「監察医 朝顔」「特別編 〜夏の終わり、そして〜」は絶対に見ておくべきです。

放送局・放送日程

放送局 放送時間 放送開始日
フジテレビ系 月 21:00 2019年7月8日

関連作品

視聴率

平均視聴率 12.5%

スタッフ

【原作】
原作:香川まさひと、漫画:木村直巳、監修:佐藤喜宣『監察医 朝顔』
マンサンコミックス〈実業之日本社〉刊
【脚本】
根本ノンジ
【演出】
平野眞、澤田鎌作、阿部雅和
【音楽】
得田真裕
【主題歌】
折坂悠太「朝顔」
【法医学監修】
上村公一(東京医科歯科大学)
【法歯学取材】
斎藤久子(千葉大学)、勝村聖子(鶴見大学)
【警察監修】
チーム五社
【プロデュース】
金城綾香
【制作】
フジテレビ
【番組HP】
https://www.fujitv.co.jp/asagao/

キャスト

興雲大学法医学教室
万木朝顔:上野樹里
興雲大学法医学教室に勤める新米法医学者。愛情深く心優しい女性。桑原真也と付き合っている。東日本大震災で母を失ったのみならず、遺体すら見つかっていない。そのため、遺体を不詳の死にはさせないという信念を持つ。
安岡光子:志田未来
時給の高さが目的でアルバイトにきた医学部生。朝顔たちの影響で、法医学者になり、朝顔たちの同僚となる。思ったことをそのまま口にするKYな性格。
高橋涼介:中尾明慶
法医学者を縁の下で支える検査技師。明るいムードメーカー的な存在であり、博識でそこらの法医学者より優秀。
熊田祥太:田川隼嗣
医学部生。実家は歯科医で、法医学のアルバイトをする。上昇志向に乏しく、事なかれ主義な草食系男子。さらに要領も悪く、ケアレスミスで注意されることもしばしば。
藤堂絵美:平岩紙
遺体の治療痕や歯から身元を特定するのが得意な法歯学者。雅史の妻。著作がベストセラーになり、売れっ子法歯学者として世界を飛び回るように。
藤堂雅史:板尾創路
絵美の夫。関西弁でのらりくらりとしながらも、仕事は細やかで丁寧にこなし、朝顔も何かと頼りにするベテラン法医学者。
夏目茶子:山口智子
興雲大学法医学教室の主任教授。1つの死の影には多くの人たちの悲しみがあるのを忘れないことが仕事の矜持。平とも長年の親交を持つ。朝顔にとって師であり姉のような存在。
野毛山署強行犯係
万木平:時任三郎
野毛山署強行犯係の刑事で、朝顔の父。真面目な性格で可能性がある限り徹底的に捜査する。時間があれば東北へ向かい、妻の遺体を探し続けている。
桑原真也:風間俊介
野毛山署強行犯係の新米刑事。朝顔とは交番勤務時代からの恋人。正義感が強く謙虚な好青年な一方、小心者で心配性な一面も。
森本琢磨:森本慎太郎
野毛山署強行犯係に勤める刑事。年下ながら桑原とは気心の知れた、まるで同期のような存在。
愛川江梨花:坂ノ上茜
野毛山署強行犯係に勤める刑事。男性に囲まれながらも、何も恐れることなく、ズケズケと発言できる女性刑事。
岡島浩司:斉藤陽一郎
野毛山署強行犯係に勤める刑事。
山倉伸彦:戸次重幸
野毛山署強行犯係係長。勢いだけで空回りしてしまうこともあるが、優秀な刑事。平や部下からの信頼は厚い。
伊東純:三宅弘城
検視官。旅館の跡取りであるため結婚後、検視官を退職。
丸屋大作:杉本哲太
伊東の後任として新しく着任した検視官。自身の検視の前に法医学の検視が行われることを、非常に嫌がっていて、職務規定違反だと言っている。
渡辺英子:宮本茉由
鑑識。
その他
浅井三郎:きづき
もんじゃ焼きさぶちゃん 店主。朝顔の幼馴染。
小野佳代:喜多乃愛
もんじゃ焼きさぶちゃんの店員。
桑原つぐみ:加藤柚凪
朝顔と真也の娘
神崎譲治:市川右團次
神奈川県警捜査一課の刑事。平の元相棒であり、桑原の上司。
万木里子:石田ひかり
朝顔の母。東日本大震災で被災し、今でも行方不明。
嶋田浩之:柄本明
朝顔の祖父、里子の父。

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2019年ドラマSchedule

月9

2022.01 ミステリと言う勿れ
主演:菅田将暉
2021.10 ラジエーションハウスII〜放射線科の診断レポート〜
主演:窪田正孝
2021.06 ナイト・ドクター
主演:波瑠
2021.04 イチケイのカラス
主演:竹野内豊・黒木華
2020.11 監察医 朝顔2
主演:上野樹里
2020.04 SUITS/スーツ2
主演:織田裕二
2020.01 絶対零度~未然犯罪潜入捜査~
主演:沢村一樹
2019.10 シャーロック
主演:ディーン・フジオカ
2019.07 監察医 朝顔
主演:上野樹里
2019.04 ラジエーションハウス〜放射線科の診断レポート〜
主演:窪田正孝
2019.01 トレース~科捜研の男~
主演:錦戸亮
2018.10 SUITS/スーツ
主演:織田裕二
2018.07 絶対零度~未然犯罪潜入捜査~
主演:沢村一樹
2018.04 コンフィデンスマンJP
主演:長澤まさみ
2018.01 海月姫
主演:芳根京子
2017.10 民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~
主演:篠原涼子
2017.07 コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命- 3rd season
主演:山下智久
2017.04 貴族探偵
主演:相葉雅紀
2017.01 突然ですが、明日結婚します
主演:西内まりや
2016.10 カインとアベル
主演:山田涼介
2016.07 好きな人がいること
主演:桐谷美玲
2016.04 ラヴソング
主演:福山雅治
2016.01 いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう
主演:有村架純・高良健吾
2015.10 5→9〜私に恋したお坊さん〜
主演:石原さとみ・山下智久
2015.07 恋仲
主演:福士蒼汰
2015.04 ようこそ、わが家へ
主演:相葉雅紀
2015.01 デート〜恋とはどんなものかしら〜
主演:杏

-2019年
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