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【監察医 朝顔2】第10話の感想・ネタバレ/感染症で揺れてる現実にもつながる考えさせられるストーリー

監察医 朝顔2第10話 感想 ※ネタバレ注意

今話の朝顔も考えさせられるストーリーと、最後は不穏な空気を感じさせる心がザワザワしてしまうものでした。

執刀中にメスで手を切ってしまった光子。そのご遺体はなんらかの感染症の疑いがあるとわかり法医学教室は騒然とします。

また、亡くなった夫が感染症とわかった妊娠中の妻は、失った悲しみも確かだけど自分とお腹の子を心配してしまうと自己嫌悪で泣いてしまいました。

夫が亡くなったことは、もちろん悲しい。だけど、今、生きているお腹の子とその子を1人育てなければならなくなった自分の身も心配だ。何も間違ってはいないのに、単純に悲しみだけが襲うわけでないこの現状‥。

さらに感染力や強いものなら、葬儀ですら直接会えないかもしれない。「感染」の脅威やもどかしさを改めて考えさせられました。

一方、朝顔が保育園に迎えにいくとつぐみが浮かない顔をしています。喧嘩をしたことは聞いたものの理由を言わないままのつぐみ。保育園も嫌い、先生も嫌いと言うつぐみに朝顔が珍しく怒りました。

光子のことがあり朝顔自身も心が不安定な時、そんな中でいつまで経ってもご機嫌斜めで、ぐずぐずしている娘にイライラしてしまう気持ちはすごくよくわかります。だけど、後に喧嘩の理由が感染症のニュースを受けた友達の発言によるものだと分かり、朝顔は自分を責めました。

こんな幼いつぐみが、そんないじめられ方をされるなんて心が痛みます。だけど、きっと今も日本のどこかではこういった感染に対する偏見があるのだろうと感じました。

今回、朝顔のドラマが訴えたかったことはきっとこんな世間の風潮もあるのではないでしょうか。

さらに、法医学教室で結果を待つ高橋から朝顔に連絡が。そして、狂犬病の疑いがあると、わかります。発症したら100%助からないやつだよねと涙ながらに話す高橋‥。

残されたピザ、ジュースのこぼれたカーペット。そんな描写にも朝顔の不安な心が現れているような気がします。そこへ桑原からの着信。

朝顔は、光子のこと、つぐみのことを話し、怒ってしまった自分の情けなさも全て話しました。いつも優しい桑原はなんて朝顔に声をかけるんだろうかと期待したのですが、期待以上の返事が。

桑原は「4時間待って、すぐ行くから」と返したのです。夜中なのに。なんて素敵なパートナーなのでしょうか。こういう時に、そばに居てくれること、それが一番力になるはず。長野に単身赴任中なのに、駆けつけてくれる優しさには感動しかありません。

翌朝、正式な検査結果、やはり狂犬病にウイルスに感染していることがわかります。伝える勇気‥。これも相当なもの。そして、伝えられた光子。

空気感染しないからマスクとってもいいかなと気丈に振る舞おうとする光子でしたが、私たちの前で無理しないでと朝顔は声かけます。この時の光子を演じる志田未来さんの演技は圧巻、本当に凄かったです。

さらに、こんな状況でも遺体を綺麗にして、妻に対面をさせてあげる光子たちの優しさは、上辺だけのものではない、本物なのだと思いました。

一方、仙ノ浦での平と美幸。平が来てくれたことが嬉しい、ずっとこっちにいてと手を握る美幸。ついに美幸が動き出したのですが、平ははぐらかし店を出ます。

平の物忘れは日に日に進んでいるようで、やっぱり認知症なのかなと不安がよぎり、さらに物忘れがある平のことを知っていながら、朝顔にそのことを隠した美幸には胸がざわつくラストシーンでした。

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