【監察医 朝顔2】第16話の感想・ネタバレ/里子の歯をめぐる朝顔の想いに涙が...

監察医 朝顔2第16話 感想 ※ネタバレ注意

10年前の未解決事件の現場で、当時殺害された被害者と同じような頬の傷をつけたご遺体が発見されたという今回。当時解剖に立ち会った平の話が聞きたいという鑑識の伊藤や山倉の言葉を受け、朝顔は警察の人たちにお父さんのこと話してないからと悩みます。

シンプルに考えてもいいと思う。もし俺がお父さんなら何か役に立てることがあるならやりたいって思うから。

桑原のこの発言は、お父さんはお父さんだといつも言ってる朝顔と同じで、アルツハイマーだろうが平は平だと言っているようですごく印象的でした。

また今回、浩之が見つけた歯を受け取ったご遺族が宮城から朝顔と平に会いにやってきます。調べることになった経緯を話した朝顔におじいさんの気持ちがわかると話した遺族の男性。

「遺体が見つからない悔しさがわかる、見つかった時にどれほど嬉しいかも。」そんな気持ちを知っているからこそ、浩之にもそうしてやりたいと大切な歯を預けてくれた優しさは、みんな同じ傷を乗り越えようとする同志だからなのかも知れません。

そして37才にしては童顔すぎる新メンバー、姫宮(笑)ドラマ「青のSP」からも三枝刑事がサプライズ登場とあり、華やかでしたね◎

平は自分の名前、娘の名前、婿の名前、孫の名前‥と自分の記憶を保つために日々パソコンに向かい打ち込むことで安心をしているようでした。そんな時やってきたつぐみに大好きだよと伝える平。大切なことを、大切な人を、今目の前にあるものをしっかりと守りたいと思う平の気持ちが滲み出ていたと思います。

一方、朝顔は意識を取り戻した浩之に会いに行きます。目を覚ました浩之は夢で里子に会ったことを話しました。「やっと会えたよ。寂しかったよ。」この一言がこんなにも胸を締め付けるだなんて。浩之はずっと、ずっと、里子に会いたくて、会えなくて、寂しい思いをしてきたんだろうなと改めて思いました。突然我が子が震災で居なくなるなんて誰もそんなこと考えもせず日々を過ごし、当たり前の日常がずっとそこにあると思って生きています。だけど、あの日、突然娘は姿を消し、それから亡き姿にすらも会えずに今日までやってきた浩之。

朝顔は長い間寂しい思いをさせてごめんと謝りましたが、里子だったと嘘をつくつもりだったあの歯のことは言えませんでした。

こんなにも会いたかったお母さんのことを、嘘ついて、何も知らないまま死んじゃってそれで救われるのか

浩之がこんなにも里子に会いたがっていたことを知り、そんな気持ちを嘘で済ましていいのだろうかと葛藤する朝顔。嘘をついてでも安心させてやりたいと思っていた朝顔が躊躇してしまう気持ちもすごくよくわかります。

そして、震災や母のことがあり自ら仙ノ浦を遠ざけていた朝顔は自分が浩之を寂しさに追いやったと悔やみました。朝顔だって母の死を乗り越えるのに必死で、浩之の思いに気づけなくたって仕方なかったと思います。そんな朝顔を今回も桑原は優しく包み込んでいたと思います。

まだ解決していない今回の事件。怪しい男の影もあり、事件への恐怖が次週へと持ち越しとなりましたね。また、次週は里子の骨が見つかると予告にあり、朝顔、浩之、平、それぞれの心がどんな風に感じていくのかも気になります。

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