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【監察医 朝顔2】第2話の感想・ネタバレ/伝え続けることの大切さ、純真無垢なつぐみの言葉は朝顔たちの希望の光に違いない

監察医 朝顔2第2話 感想 ※ネタバレ注意

双子の兄弟それぞれの思いやりとは裏腹に起こってしまった不幸な事故のお話でした。

今回の事件の中心人物である少年は、野球好きの父親に自分が活躍するところを見せて喜ばせようとしたことが事故につながり、兄を殺してしまったと自分を責めました。

兄を殺してしまったという重圧と、自分が死んで兄・一馬が生きていることを望んでいるように見える周囲の状況。家族も気づいてくれず、孤独と罪悪感で押し潰されて息ができない諒役の池田優斗さんの演技が良かったです。朝顔が真実を伝えてくれた時に、堰を切ったようにボロボロと涙をこぼして泣いているシーンがとても印象深く、背負いきれないものをようやく降ろして子どもに戻れた瞬間だと感じました。

兄・一馬の遺体が、朝顔の手によって真実を教えてくれた。それが諒を救ってくれて良かったなと心から思いました。

今話で一番感動したのが、朝顔が娘のつぐみに、ばあばのことを話すシーンでした。

朝顔がちゃんとつぐみちゃんと向き合って、自分の言葉で丁寧に事実を一つひとつ伝えているのをつぐみちゃんが真っ直ぐに正面から受け止めているのを見て、涙がでました。

子どもに伝えることは、その事柄を自分の中で咀嚼して自分の物語として語ることだと思います。

大人のように察したり、気遣ったりしてくれませんが、大好きなお母さんが涙ぐみながら一生懸命伝えた事をつぐみちゃんがしっかり受け取って、平さんに「ばあばに早く会えるといいね」と言ったシーンが本当に感動しました。「そうだね」と言った平さんの声が震えていたのもまたグッと涙を誘いました。

物語の内容と離れますが、第1シーズンに引き続き、茶子先生が大好きです。愛嬌と、グアテマラにコーヒー豆を摘みに行ってしまうほどのフットワークの軽さ、事件の本質をつくような野性的な勘も凄いです。

今話でも双子の兄弟を表現した「ボワン」「ボゥワ〜ン」など茶子先生の表現センスが最高でした。山口智子さんの雰囲気とも非常に合っていて、第2シーズンでも茶子先生が朝顔にどういうアドバイスや言葉をくれるのか、楽しみに見ています。

今話で、平さんが仙の浦へ引越しを考えている事を知った朝顔ですが、大じいじの体調も少し心配で、穏やかな家族の様相が来週以降また少しずつ変化していくのかなと思います。

ラストシーンでどうして山倉係長が朝顔に髪の毛を拭かれていたのも気になるところです。次回も、少し悲しくて優しい物語を楽しみにしています。

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