【アバランチ】第1話の感想・ネタバレ/既視感のあるストーリーだけどクオリティが高くておもしろい

アバランチ 第1話

アバランチ第1話 感想 ※ネタバレ注意

今期から始まった月10ドラマ、出演者とさかさまになったAのマーク以外、ほとんど事前情報のないままでした。藤井道人監督と綾野剛さん、映画「ヤクザと家族」以来のタッグ、視聴者の期待は高まっていました。

コロナ禍で撮影が飛んでしまった中で、企画書を10本書いたとインタビューで話していた藤井監督。すべてが実現したと言っています。演出は若手に機会を与えながら、配信や深夜のドラマなど、こんな世の中でも止まることをしない、やっぱりすごい人だなと思いました。

説明なく始まる本編、重厚な音楽と緊迫した映像に、映画みたいだという声が多数上がっていました。爆発事件。それは綾野剛さん演じる羽生の夢で、過去の実体験なのでしょう。羽生は、元警察官なのですね。寝ていたのは車の中で、爆発によるものなのでしょう、体中傷だらけです。

予告の中で印象に残った言葉、「もう一度正義を信じてみないか」は、綾野剛さん演じる羽生が、福士蒼汰さん演じる西城にかけた言葉でした。実力者の犯罪を見逃そうとした上司、どんな小さな悪事でも許せない正義感を持ち、その上司を殴った西城は「特別犯罪対策企画室」に左遷されました。そこは、木村佳乃さん演じる山村室長ただ一人なのでした。問題のある職員の集まる部署、資料整理が主な仕事と言ったところなのでしょうか。

西城は山守に車にいるよう指示されましたが、話を聞いて、知ってしまいます。羽生は最初から西城も入れるつもりでした。きっと山守もだと思います。メンバーは、天才ハッカー牧原大志(千葉雄大)、元自衛官・明石リナ(高橋メアリージュン)、元所轄刑事・打本鉄治(田中要次)です。大規模都市開発プロジェクトのリーダーが謎の失踪をしていて、その後にすぐリーダーになった六車という男が怪しいということで、行方不明の風間を探すのが彼らの役目でした。

渡部篤郎さん演じる・内閣官房副長官の大山はかなり怪しい人物です。新しくリーダーになった六車の息子の不祥事を隠ぺいしていたようで、さらに六車は総理の友人だと言います。これを本当に放送していいのかというようなことを情報番組に出演した綾野剛さん、福士蒼汰さんが言っていました。

「あんな総理でも守らなきゃならないんですか?」という堀田茜さん演じる大山の秘書福本。大山は「あんな総理だからこそ守らなきゃいけない」と言い、「あの人が総理でい続けることが我々にとって最もメリットがあること」と。これは福本から見ると郷原総理(利重剛)は総理にふさわしくない人物ということなのでしょう。大山は、悪いところがあるから守らなければならないし、そうしているから自分たちのやりたいようにやれる、ということでしょうか。総理に貸しがある、みたいなものでしょうか。もちろんフィクションではありますが、この辺りのことですね。

風間の誘拐は六車の息子和也が暴力団を使ってやったことだとわかりました。リナが自分の店で飲んでいる和也のところに行き、確保します。アクションもいいし、強いのに、ちょっと力の抜けた話し方をする綾野剛さんかっこいいです。ずっと見ていた西城の質問に「羽生は、誰でもないし、何者にもなれない男」と答える山守。どういう意味なのでしょう。

和也役は磯村勇斗さんでした。シークレットゲストです。藤井監督曰く「愛すべき」。「ヤクザと家族」に出演していて、みんな、納得のゲストでした。

警察に揉み消されるから自分たちのやり方で罰を与えると言って、和也の頭にピストルを突き付け、父親が主犯だと言う証言をさせます。

どんな場面でも笑顔の千葉雄大さんが癒しになりそうです。警察の正義を信じていた西城の心の揺れが伝わります。日本刀にボールペンで勝ってしまう羽生がすごいです。アクションは一連の流れで撮っているとのことで、遠くから見た場面、寄りの場面など、何度か演じるため体力的にはきついと言いながら、とても楽しそうに綾野剛さんは話していました。

山守と大山の会話で、山守が内調(内閣情報調査室)から左遷されてきたことが分かります。大山が「君が生き方を変えるなら」内調に戻れるというような話をしています。山守はなにか逆らうようなことをしてきたということでしょうか。内調といえば、同じ藤井監督で、日本アカデミー賞で作品賞他多数受賞した「新聞記者」が思い出されます。松坂桃李さんが内調職員を演じて最優秀主演男優賞を受賞しています。この映画で一般の視聴者の多くが知ることとなりました。国民とこの国の未来にとって必要なものは何なのかをもう一度考えるという山守。答えはもう出ているという大山。大山の笑顔は不気味です。1人の職員が考えることとしては大きいような気がしますが、何か大きなことが動いているということなのでしょうか。

羽生は六車に和也の写真を送り、身代金を要求します。しかし、指定場所に行ったのは刑事だけで、そこには誰もいなくて、アバランチのマークだけがありました。身代金は払わない、息子を見捨てたということです。もう一人の息子がいるから、というのです。

政治番組の収録と言われて六車が入った先には何もありません。事前の告知で出ていたマスクをかぶったメンバーがいます。和也の証言のVTRを見せますが、自分には警察がついていると言い、事件は和也が勝手にやったと言います。羽生の挑発に乗って、六車は問題ばかり起こしている息子といって、また、もう一人息子がいるというのです。そして、それを和也も聞いていました。ひどい話です。親にいらないと言われるなんて。そして、この様子は世界に生配信されています。こんな告発はありません。牧原が、「おきてるよ雪崩」と言います。一度始まったら止まらない、雪崩がアバランチです。ここで初めて名乗ります。この先は、視聴者にゆだねるというのです。そして、この生配信はYouTubeで、ドラマを観ている視聴者も、ドラマの中の人達と一緒に観ることができるというサプライズもありました。

まだまだ多くの謎があります。最後に山守が電話で、「まだまだこれからです」といっていた相手は誰なのか。恋人が羽生と一緒に爆破事故に遭って亡くなっているようですが、背後に何か大きなことが隠れているのでしょう。これからの展開が楽しみです。

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