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【アバランチ】第2話の感想・ネタバレ/牧原の過去と参加理由、大きな闇も次第に明らかになる

アバランチ 第2話

アバランチ第2話 感想 ※ネタバレ注意

「バレるな、殺すな、裏切るな」がアバランチの規則?山守の資金はどこから出ているのか、今のところ不明ですね。内調のエースだと登場した桐島。演じる山中崇さん、藤井道人監督作品にはほぼ参加しているということでした。最後の悪い顔のアップ、すごい迫力でしたね。

西城は観ている人に一番近いと、演じる福士蒼汰さんが言っていたのですが、そのとおり、かなり戸惑っている様子が見られます。刑事なのに、弱すぎにも思えます。

メンバー牧原の過去が分かる話でした。ハッカーの牧原と元刑事の打本の対比、信頼関係も面白いです。自殺したと言われる夏川洋子の死の真実を暴く回でした。夏川洋子は牧原の姉でした。両親が死んで8歳上の姉が親代わりだったといいます。姉の無念を晴らすことが、牧原がアバランチに参加した理由でした。宅配便が運んでいた箱の中に人が入っていることに気がつく羽生はさすがの注意力です。

IMAA(国際相互援助機構)から、黒田外務副大臣にODAのお金が流れていた事件を暴いたのです。カンボジアに学校を作ろうとしていた夏川は、300億ものお金が無くなったことで、学校建設が難しくなりました。不正に気付いた夏川は、自殺に見せかけて殺されたのです。どうもそのことは、大山官房副長官も知っているようです。

不正の証拠のバックアップがどこかに残されていることを知ったIMAA理事長は、夏川に手を貸していた永井からバックアップのありかを聞き出そうとしていて、永井は危険な目に合っていたのです。

バックアップを同僚のパソコンに残すというのは、すごいことです。木を隠すなら森の中、確かに、自分のパソコンに保存データが増えても気がつかないかもしれません。いつも目に付くところでなければ。アバランチはその証拠を手に入れるだけでなく、永井から理事長に連絡して、その場に行くように仕向けたのです。何とかデータは間に合って、牧原が調べています。理事長は、バックアップされていたパソコンを破壊しました。安心したところにアバランチが現れます。この捕まえ方がかっこいいですね。証拠を見つけて、あとからではなくて、ホッとしたところ捕まえるなんて。

羽生ではなく、牧原が理事長に迫ります。証拠を突き付け、爆破すると脅しますが、もちろんそれは嘘です。でも、恐怖からすべてを自白します。外務副大臣のことも話し、それが外務副大臣のパーティー会場にも流れるという展開が、素晴らしいですね。そしてそれはもちろん、また、全世界に配信されています。自分の身を護るために、すべて外務副大臣の黒田の指示だと話す理事長、かっこ悪いですね。外務副大臣のところにはマスコミが迫ります。

すべて終わった後、車から降りて、涙から笑顔、そして真剣な顔になった牧原。感情の動きがすごいです。やっと姉の無念を晴らして、涙が出たけれど、達成感もあって、これからも悪に向かう決心なのでしょうか。そして、その姿を、大山官房副長官が見ていますが、何も知らないはずですよね。「例の30億の件、よろしく頼む」とは、誰に電話していたのでしょうか。

羽生に疑問をぶつける西城。自分には一部しか知らされていなかったから。知っていたらきっと、焦ってうまく事が運ばないからでしょうか。このメンバーが警察で解決できない事件を解決しようとする理由を問うと、「何でも説明してほしいんだな、今のやつらは。考えるな、感じろっていう言葉知ってるか」と答えます。今の若者、世の中に言っているようです。

特に最近のドラマ、ナレーションで気持ちまで説明していると、がっかりします。ある記事で、漫画や小説の原作の場合、漫画は絵はあるけど白黒がほとんどの静止画だから、言葉で説明しなければわからないところあります。でも、実写の場合、見ればわかることも多いし、表情で伝わります。そこに説明が多いと、うるさく感じてしまいます。この羽生の言葉、観ている私たちへのメッセージにも取れます。

ほっこりする場面もあって癒されました。カンボジアにクメール語で「大志」という意味の名を名乗る人物から数十億の寄付があって、それで学校検察が再開できたといいます。牧原の名前は大志。姉は、カンボジアの子供たちに「大志を抱け」と説き、自分のは大志という名前の変わり者の弟がいると話していると、牧原に言っていたのです。それを聞く牧原もうれしそうでした。

西城と大山官房副長官の秘書の優美は、大学の同級生なのですね。これも、この後につながるのでしょうね。

アバランチの始まりの時、1人3000万渡されても、そういうのじゃないという羽生。それに従う他のメンバー。みんな心に秘めたものがあって、これから明かされていくようです。羽生と山守は同じ、爆破事件のようですが。

桐島はアバランチのマークのある場所が、3年前のテロ事件の場所だといい、我々への宣戦布告だといいます。あの爆破はテロだったのでしょうか。そして、テロを止めようとした警察官が爆発に会い、山守の恋人は死んだのでしょう。その裏には何かがあったということですね。アバランチの正体を暴くよう言われた桐島のアップが最後でしたね。

初回の映画のような映像と変わって、今回は落ち着いたドラマという感じでした。目が離せない、引き込まれていくようです。警察が捕まえない、捕まえられない犯人を裁くドラマは以前からあったけれど、このドラマは相手が違うってことでしょうね。

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