アバランチ第7話 感想 ※ネタバレ注意
もう、何が何だか分からなくなってきました。「匿名じゃ伝わらないこともある」という言葉を残して、3年前の偽テロ事件の真相を聞き出そうと、戸倉を呼び出した羽生。そうはいっても、双方、裏の組織も着いてきています。日本版CIAを作るためということは否定しない戸倉。聞いていたアバランチメンバーも驚いています。大山の目的を知っていたのは山守と羽生だけでした。
3年前の「国の大義のために個人の大義が犠牲になることもある」という戸倉の言葉。国の大義のために5人の仲間を殺されたという羽生。ガルシアは戸倉も信じていたと言います。羽生は戸倉に3年前の真実とこれから起こる大山が考えていることのすべてを証言するように求めましたが、答えは羽生に銃口を向けることでした。妨害電波でドローンも録画もできなくなりました。でも、敵が先に狙撃したのは戸倉でした。羽生は狙撃個所を特定できて、車の陰に隠れます。それでも戸倉を助けようとする羽生に、11月29日すべて終わると告げるのやっとでした。
羽生が戸倉にかけた上着から落ちた、藤田にもらったライター。拾った人物は足しか映りませんでした。これは藤田なのではないかとネットで盛り上がっています。実は、藤田は大山側の人間で、テロのことは知っていて、死んでいなかったのではないでしょうか。爆発時の映像を見ると逃げたとは思えないのですが‥。そうだとしたらなら、あまりにもひどい話です。山守の復讐の思いは藤田の死からです。調べていくにしたがって、それだけではない、もっと大きな使命を感じているはずですが。日本版CIAを作るために事件を起こして危機感をあおるというのは、本末転倒です。大山はただ、国を自由に動かしたいだけなのでしょう。極東リサーチこそ、テロより恐ろしい殺人集団です。現実にこんなんことがあったら、何も信じられません。
桐島は、アバランチのメンバーが特定できたから一斉検挙と大山に言いますが、大山は利用すると言います。西城もメンバーとして知られています。後にも、桐島は指名手配をしようと言います。桐島はアバランチのメンバーではないけれど、味方なのかもしれません。このままでは、闇に葬られるように消されてしまうから、指名手配をして公にした方が安全なのでないか、と思っているのかもしれません。
戸倉の死は、アバランチの仕業と報道されました。都合よく遺留品を置いてきてしまっていますから。これで今度は悪者になったアバランチ。今回のタイトルどおり戦争が始まるのでしょうか。
サイトを乗っ取り、偽のアバランチが声明を発表します。これからは判断を国民にゆだねず、直接天誅を下すと。マークの前にいてマスクはかぶっているものの、なんか違うって思う人もいそうですが。
そして1129の数字。戸倉の言葉のとおりです。アバランチをテロリストとして犠牲を出し、日本版CIAの必要性をわからせるのが目的です。犠牲を出すことと、アバランチの排除を一度に済ませようというのですね。テロを止めないと犯人にされて指名手配される、テロを止めようとするアバランチ。いよいよ戦争だなとつぶやく羽生。
アッという間にネットでは悪者扱いされるアバランチ。「餌を巻いている」という大山は、優美にあえて西城に当日の情報を流させるように仕向けたのでしょうか。クリスマスの予定を話しあう2人、そこにラブは感じられないけど、そんな平和なクリスマスは来るのでしょうか。
誘われていることに気がつく羽生。総理暗殺ということもネットに不自然に拡散されているといいます。総理を暗殺してアバランチの犯行に見せようとしているということですね。総理を守ってテロを止めることが目的になったのです。
記者の遠山は、戸倉殺しも、声明もアバランチではないかもしれないと思っています。今までと違いすぎます。簡単に情報に踊らされる民衆が気にくわないという気持ちはわかります。
総理があまりに警戒心なさすぎで笑ってしまいます。羽生の言うとおり、総理を守るなら総理を隠してしまうのが一番安全です。でも、問題を先送りにしているだけのような気もします。結果、不特定多数の民衆を危険にさらすことになってしまったっということなんですよね。
遠山が追いかけていてくれたことはよかったです。後から真実を明かしてくれそうです。「ちょっとは自分の頭で考えてください」っていう総理への言葉、皮肉に聞こえますね。
誘拐犯として指名手配するという桐島をやめさせる大山。大山は桐島をいつから疑っているのでしょうか。次の計画は桐島は聞かされていません。「これから起こることはすべてアバランチの仕業で、これをきっかけに二度とそんなことの起こらない国に作り替える」って、日本版CIAによってすべての情報を管理していこうというのでしょうか。君も見届けるかと言われた桐島の表情は苦しそうでしたが、読み取れません。
羽生は総理を家に帰すだけだと言います。これなら問題は最小限で済みそうです。追手が来ていないことを不審に思う羽生です。そうですよね、総理を乗せた車、わからないはずはないです。
狙撃場所に着いたリナでしたが、ちょっとした違いで逃げられました。そして、車に残っていた牧原が拉致されました。山守は大山に誘われてお茶に行きます。そこで大きな花火を14時に打ち上げるという偽アバランチの予告。一般人を狙うつもりだと気づきます。恐ろしい計画です。打本なら、爆弾は取り除けるといいます。たとえ罠でもやるしかありません。総理をおろして現場に向かいます。すべて聞いていた総理はどこまで理解したでしょう。
誰にも気がつかれていない遠山は何をどうみているのか、気になります。最後の救いになってくれるような気がしますが。
私たちの計画に雪崩が起き始めていることに気づいていなかったという山守のナレーションが示しているのは何なのでしょう。
次回の予告。何か起きて騒いでいる人々の声がします。大山が仲間に入れようとしているのは誰なのでしょう。牧原は無事なのでしょうか。
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ラスト30分の雪崩、素晴らしい幕引き