【最愛】第8話の感想・ネタバレ/世界に5本しかない万年筆の持ち主

最愛 第8話

最愛第8話 感想 ※ネタバレ注意

鍵を握る5本の赤い万年筆。疑わしいのは誰なのでしょうか。残り2話となり、ますます目が離せない状況となりました。

しおりが遺体で発見された前回。山尾は昭についての殺人事件の参考人に浮上してきたしおりの死を他殺ではないかと睨んでいました。桑子に大輝からネタを引き出せと圧力をかけるブラックな部分も映し出された山尾が、何か裏で知っていることがあるのでしょうか。

また、生活安全課に異動になった大輝へと送られてきた母からの地元のお酒。梨央と2人でそのお酒を楽しんだ帰り道、「この前、これからのこと考えようって言った。2人で考えよう。」と大輝は切り出しました。そして、「先のこと考えたい相手は他にはおらん」と電車にかき消されそうになりながらも話す2人。故郷の方言で話し、屈託のない笑顔を見せる2人の平穏な時間と、手を繋ぎ、やっと想いを通わせた2人の幸せが続くことを願ってしまいます。

一方で、後藤が寄付金を不正利用していこと、しおりが後藤にそのことを迫っていたことを知った梨央。後藤は、寄付金の不正利用は自分1人でやったと話しましたが、「あの場所が私の全て」と会社のことを語る後藤は1人で罪を被ろうとしているのではないでしょうか。

また、後藤と同じように、孤独を経験していた加瀬は、そんな後藤に寄り添おうとしていました。2人は似たような境遇の中、真田家に迎え入れられ、梓を始めとする真田家を守り続けた存在でもあります。やはり梓の関与もあったのではと疑いたくなりました。

薬の申請まであと一歩である今、こんなことになってしまい疲れたとこぼす梨央は「なんで味方してくれるの?私のこと嫌になんない?」と加瀬に尋ねます。幼い頃に家族を失った辛さがわかる加瀬は梨央を家族だと思っていると話しました。そして父親を失った梨央に、「自分が代わりになろうと思った。言うことは聞かないし、隠し事は多いし、手がかかる。だけど、一度自分がやると決めたことは最後までやり通す。そうだろ?」と続ける加瀬。このシーンの加瀬はかっこよさしか無かったですね。井浦新さん演じる加瀬の温かさが溢れていました。そして、間違いなく、加瀬の最愛は梨央なのだろうと感じさせるシーンでした。

また、達雄の死体遺棄を嘆いた政信に対して、「世間から見たら悪いことでしょうけど、達雄の気持ちはわかる。私も同じことしてたと思う。地位も立場も忘れてね。」と梓は話しました。親なら子供のために、そう言う気持ちになるのは間違いなく、一見すれば何気ない言葉なのかもしれませんが、梓のこの一言が妙に引っかかりました。後藤の不祥事についても、こういう時のために加瀬がいると話していましたし、梓は梨央を守るために犯罪を犯してしまっているのでしょうか。

ところ変わって、大輝の元に現れた藤井。誰と電話してたのかなんて話しかけて来ましたが、なぜここへわざわざ?何か鍵を握るのではと思いながらもなかなか登場がなかった藤井ですが、単に大輝の後輩という形だけで終わるのでしょうか。

優の治験も始まり、何か過去のことを優が思い出すのではという期待と不安も募ります。記憶を忘れたと言っていたあの日に、何も起きていませんようにと願わずにはいられませんでした。

最後に明かされた世界に5本しかない万年筆の持ち主。梓、梨央、政信、後藤、加瀬。誰かが事件に関わっていることは濃厚となりました。寄付金を不正に利用したことでかなり狼狽えを見せていた後藤は殺人に手を染めている感じはしなかったですし、梨央ということもないはず‥。加瀬、政信、梓。この3人の誰かなんですかね‥。昭が発見された池付近で、加瀬が真実を確かめようという姿もありましたし、加瀬ではないはずという期待もどうしても持ちたくなりました。

またこのシーン、指折り数える梨央の演出が、カメラの構図も含めて素晴らしかったですね。緊迫感がありました。さらに最後に映し出された加瀬の姿は、ミスリードさせたいのか、本当に怪しい存在なのかと惑わせてくれました。加瀬だけは真の梨央の味方でずっといて欲しい‥という願いは叶うことになるのでしょうか。残り2話となり、大詰めになってきましたが、どんな結末が待ち受けているのか。見守りたいと思います。

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