【ボクの殺意が恋をした】第10話の感想・ネタバレ/ラストは思いっきりラブコメで素敵

ボクの殺意が恋をした 第10話

ボクの殺意が恋をした第10話 感想 ※ネタバレ注意

絶体絶命かと思われた前回、鮮やかなどんでん返しでした。

詩織の子供が5歳の時、16歳の少年に殺されました。人を殺してみたかったと供述したのです。少年法によって大した刑事罰を受けずにいた彼に再会しました。しかし、全く更生していなかったのです。人を殺すのなんて簡単だとか、日本の法律なんてチョロいと言っているのを聞いたら、腹が立つのは当たり前です。必ず殺すと言い、本当に実行したのです。何発も銃弾を撃ち込む、むごいやり方でした。しかし、彼は自殺として処理されました。

元少年は詩織に殺されることを恐れて、取材を受けたことのある武尊に連絡していて、殺される一部始終の音を武尊に送っていたのです。その音声を持って、詩織にSOSの存在を問い詰めた武尊は、その場で詩織に殺されてしまったのです。詩織は、SOSの正義を信じ切っています。だから、柊と葵に、あなた達の死でSOSが守られるなどと言ったのでしょう。武尊を殺したことも、「処理した」という表現を使っていて、もうおかしくなっています。人間扱いしていないようで、苦しいです。法で裁けない人間を処理する、まるで必殺仕事人ですね。

丈一郎が現れて、事実が公になりました。詩織と柊と葵の会話は、隠しカメラで生中継されていました。やっぱり流星は味方でした。丈一郎は盗聴されていることに気がついていました。わざと会見を開くことを話したのですね。莉奈も、もう詩織の言いなりにはならないと、隠しカメラ付きのブローチを現場に置いていたのです。みんなの力を合わせて、柊と葵を守り、真実を公にすることができました。

ここで丈一郎が最初に話すのが、どうしてつらい過去の話を自分と柊にしてくれなかったのかということでした。責める言葉でなく、自分たちに頼ってくれなかったことが悲しかったのですね。でも、自分なりの正義を貫きたかったと自殺を図る詩織。そこに、柊の「バレたからって死んで終わらすのかよ。そんなの汚ねえよ」素直な気持ちで、詩織への思いも感じられて、グッときました。丈一郎の詩織ちゃん呼びも。

自分に復讐することを許したのは、詩織が子供を失った時のように引きずらないようにしてくれたんだという柊。復讐は自分を正当化するためのいいわけで、本当は弱くて背負いきれないから、馬鹿な真似をしてしまったと‥。詩織の気持ちにも、寄り添うような言葉です。復讐して楽になったか、悲しみは癒えたかと、詩織に尋ねる柊。詩織に銃を向けられても、もうやめようと向かって行く柊、自分と丈一郎がいるから1人で抱えないでと笑顔で。だんだん表情が変わって行く詩織。柊に抱きしめられて、泣いています。なんて、強くてやさしい柊。成長しましたね。兄を殺された葵には少し辛いことかもしれません。

詩織は自首し、丈一郎のところにも警察が来ると言います。前回話したように、2人とももう会わないと言いました。楽しかったこともたくさんあったと、笑って別れようと言います。柊は自分といると、葵は柊に銃を向けられた時の恐怖が蘇るから、葵は、自分といると柊は葵を殺そうとしたことを思い出して後悔の念が消えないから、もう会わない方がいいと自分で決めてしまっています。お互いを思ってのこと、自分ではないのですよね。

SOSは、詩織が個人的に結成した組織だと報道されました。風岡は、武尊が残したメモをもとに記事を書きましたが、警察の答えは変わらないのですね。すべて、詩織1人のせいにしました。詩織は誰に何を指示してきたのか、全く話さなかったのです。自分1人の責任だと。だから、丈一郎も罪に問われることはなかったのですね。家から武器等、一切を持ち出していたのもよかったのでしょう。描かれてはいないけど、丈一郎の心の中はどんな気持ちなのでしょうね。何人もの人を殺してきたという事実は軽いものではないでしょう。

莉奈は葵に会って、お互い好きなのにどうして離れようとするのかと、ストレートに腹立たしい思いをぶつけます。流星は柊に会って、葵と向き合うことから逃げているだけだと言います。葵が、柊を思うからこそ離れると決めたことを伝えます。そして、明日の11時には東京を旅立つと告げました。

葵は、自分の気持ちに嘘をつくと絶対後悔すると言った兄の言葉を思い出していました。丈一郎は柊に両親がつけた名前の由来を話します。一歩一歩用心深く進んで欲しいという思いからだと言います。その真逆で、間の悪い柊。でも、一度離れた碧ともう一度会えたという丈一郎。「決めたことも守れない弱い男だと言って会ってくればいい」、「好きなんじゃないのか今でもずっと」、観ている人たちの思っていること全部言ってくれています。やっと柊が走り出します。

丈一郎の頼みで、みんなが仕掛け人になっていました。なんてみんなに愛されている2人なのでしょう。柊は、子供の頃、葵が引っ越した日、本当は気持ちを伝えようと思ったのに言えなかったと言い、大好きだと告白します。その時の優しい笑顔、よかったです。他のドラマの告白の場面はもっと真剣な顔になっている気がしますが、この笑顔、柊らしくていいですね。

葵に銃を向けた時、葵が目を閉じたのは自分の辛さを理解してくれようとしたからで、この先、こんなにも自分を思ってくれる人なんていないと、絶対に忘れないという柊。それだけが言いたくてって、これだけで帰っちゃうつもりですか?って思いました。

葵も、子供の頃の引っ越しの日、本当は柊を待っていたと言います。今も、どこかで柊が来るのを待っていたと、大好きだからと告白です。ついに、抱き合う柊と葵です。唇が重なりそうになったその時、流星のラブカウントダウンが始まり、ゼロで「お幸せに」というくす玉が割れました。そして、実はみんないました。柊の名前にはみんなから助けられる人生を送って欲しいという思いもあると言います。2人きりの時にとびっきりの告白をするという柊に、期待していないという葵。不意打ちの葵からのキスにキュン死したとつぶやく柊。最後は思いっきりラブコメでした。

納まるところに納まって、ホッとした最後でした。殺すとか、殺し屋とか、物騒な話ではありましたが、現在のドラマのメンバーが死ぬことはなくてよかったです。これからはあかるく、事件とは無関係な日々を送ることができればいいですね。

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