ボクの殺意が恋をした第9話 感想 ※ネタバレ注意
柊が鳴宮美月を襲った犯人だと指名手配されて、柊たちは動きが取れなくなりました。丈一郎の家はSOSのアジトで、武器がたくさん保管してあるから、他の警察関係者にはわからないようにしているから、今のところ安全だという丈一郎です。ここで皆殺しにするつもりなのだろうと言う丈一郎。確かにそうかもしれないですね。
風岡にすべてを話して、鳴宮美月の引退会見を開き、そこで柊の無実と、SOSについて話すつもりの丈一郎は、自分が捕まっても構わないと思っています。丈一郎は詩織にもうこれ以上罪を犯してほしくないと言います。真実を知っても、詩織ちゃんと呼び続けているのは、憎み切れないからなのでしょう。
突然入ってきた詩織の回想。詩織には子供がいたのでした。きっとこの子に何かあって、それがSOSのきっかけなのでしょう。柊に優しかったのは、わが子と重ねていたからかもしれません。
すべて盗聴していた莉奈。詩織に報告しようという時、ちょっと躊躇しているように見えました。でも、そこに八乙女流星が現れ、手を組もうと言います。葵のことが好きなのを知っていた莉奈は驚きますが、フラれて、愛が憎悪に変わったのでしょうか?実は味方だという展開を期待してしまいますが。
柊もまた、心から詩織を憎むことができずにいます。真実を暴露して、自分が逮捕されても、詩織を止めたい丈一郎の気持ちが分かるというのです。今まで詩織が自分にしてくれたこと、自分たちに向けていた笑顔が全部嘘とは思えないと。確かにそうなのでしょう。自分の仕事を忘れて、穏やかに過ごせた貴重な時間だったのだろうと思います。でも、それは葵とは決定的に違う気持ちです。葵には理解できない気持ちです。
兄を殺された葵は心から詩織を憎んでいます。丈一郎が殺されたと思って、柊が葵に復讐しようとしたことも消えないことですよね。詩織は危ない仕事から手を引いていればよかったのにと思います。なんとなく、丈一郎も殺し屋をやめて、どこか遠くて3人で親子で暮らしていけなかったかなと考えてしまいます。詩織は、そんなことを考えたことはなかったのでしょうか。
丈一郎は莉奈のことは本当に疑っていないのでしょうか。訪ねてきた莉奈の前で、過去のことを話します。ひどい手口で事業を拡大していた莉奈の父を暗殺する任務だった丈一郎でしたが、柊と暮らすことで気持ちが変わり、莉奈から父を奪うことができずにいました。そして、全財産を手放し、暴力団と手を切ることで一族の命を守ったのです。詩織は、暗殺リストから莉奈の父を外したのだと言います。詩織もまた、子供には冷酷になれなかったといことでしょうか。
流星は莉奈のブローチに隠しカメラを仕込んだ映像を見せて、詩織の協力者になろうとしています。それでもまだ流星を信じたい気持ちがあります。流星の葵と柊を見る目は、嫉妬だけではなかったような気がします。
莉奈の様子に違和感があった柊は莉奈を追いかけて声を書けます。指名手配されているのに、普通に出歩いて大丈夫かと心配になりました。そんな状態でも悩みを聞くという柊。辛いときに話を聞いてくれたからと。優しくしないでと莉奈は言います。莉奈は、逆に気持ちは大丈夫かと聞きます。あんなに憎んでいた葵への気持ちを切り替えられるのかと。まして命を狙われていた葵は‥と言いかけてやめました。それは柊の心にグサッときますね。
莉奈は詩織に脅されています。一族を守りたいのならと。ボーっとしているようで、しっかり考えているのですね。
莉奈の言葉が頭に残った柊は、家に帰って葵に話します。顔は見ずに部屋の外から。自分のけじめはちゃんとつけると。2人ともお互いを思いあっているのに、なかなか難しいですね。
葵は千景に、柊は莉奈に話す思いが悲しすぎます。
葵は柊に再会できたことはうれしかったと言います。でも、柊は自分の顔を見るたびに、自分を本気で殺そうとしたことを思い出して、ずっと苦しむと思うというのです。だからもう会わない方が自分たちにとっていいことなのだと思うと。
柊は葵に今までずっと助けてくれてありがとうと言われたときに、これからも助けるよとは言えなかったと言います。柊は葵に銃口を向けた時、葵はすごく怖かったと思うと。きっと一緒にいたら何度もあの時の恐怖を思い出すと。だから自分は葵を好きでいる資格はないというのです。だから自分たちはもう会わない方がいいと言います。自分なりのけじめだと。
それぞれが別の場所で、同じことを話しているのが悲しすぎます。こんな風に思いあう2人なら、一緒にいても大丈夫なのではないでしょうか。
丈一郎の言葉に、心が揺れる莉奈です。それでも丈一郎は莉奈を信じ切っているようです。会見が始まり、千景が鳴宮美月として初めてマスコミの前に出ました。流星が仕掛けた爆弾により、柊と葵を人質にとった詩織に脅されて、会見は中止することになりました。
丈一郎の家から、SOSに関する証拠は一掃されました。
莉奈が柊と葵を連れて行くと、詩織がいました。莉奈はこのことを詩織には話していなかったようです。ブローチのカメラは、莉奈は知らないということでしょうか。柊は殴られて気を失っています。2人を無理心中に見せかけて殺そうとして、銃を向けたところで終わりになりました。
最終話では、詩織の口から今までのことが語られるようです。2人が無事であるような様子が見える場面が予告にはありました。どんな終わりになるのでしょう。流星が実は味方であって欲しいと思っています。なんとなく、結局実は詩織は自分の死ですべてを終わりにするのではないでしょうか。過去に何があったのか、もう終わりにして‥そうでもないと救われません。光の見える明るい終わりであることを願っています。
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