売れないお笑いトリオ、それを応援するヒロイン、その妹、それぞれの視点で物語を描く20代最後の青春の記録で、コメディではないです。

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コントが始まる
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あらすじ・感想
※ネタバレを含みます。まだ見てない人は気をつけてくださいね。
放送日:2021.4.17/視聴率:8.9%
あらすじ
―――鳴かず飛ばずの日々を過ごすお笑いトリオ『マクベス』でツッコミを担当する春斗は、結成10年を前に、ある決断を迫られていた。一方、1年半前に訳あって大手企業を辞めた里穂子は、姉の世話を口実に上京して来た妹・つむぎ(古川琴音)と同居しながらファミレスでウェイトレスをしていた。偶然里穂子の働くファミレスに来店したマクベスの3人は、やがて常連客として定期的にファミレスでネタ作りをするようになり……。
彼らがネタ作りに励む姿を見るうちになぜか興味を惹かれ、いつの間にか隠れファンとなっていた里穂子。日々は流れ、気づけば里穂子にとって、マクベスの存在は生きがいのようになっていた……。しかしある日、初めてマクベスのライブを訪れた里穂子を待っていたのはトリオ解散という重大発表!呆然と帰路についた里穂子は、突然春斗から声をかけられて―――。
失敗が許されない世の中で、『大失敗』の人生を歩む人々。20代後半、様々な決断を迫られる「最後の青春」にもがく、涙と笑いの青春群像劇。この出会いが、俯く日々に希望の香りを漂わす全ての始まりであった。
番組HPより引用
感想
自分のことを疫病神と呼ぶ、運のない女。仕事もお金もないけど夢はある3人の男。だけど、10年経ってそれだけでは立ち行かない20代後半。
自分たちなりに努力してきたが芽が出ないマクベスの3人や、仕事がうまくいかず辞めてアルバイト生活をする里穂子は、世の中にたくさんいる私たちの中の一人です。
自分の失った青春の輝きをマクベスに見る里穂子のファン活動は、今流行りの推し活で、無味乾燥した暮らしを支える精神的な杖です。それだけでは生きていけないけど、現実を歩いていくときにどうにか支えてくれる杖。
マクベスの住む隣の部屋の内見までしてしまう行動は、一瞬ストーカーともとれる程ですが、そこまでのめり込む程、里穂子の生きにくさを表す尺度にも見えます。
このドラマは、よくいる大衆にうもれがちな若者を、登場人物たちの言葉のやりとりやエピソードを通して、瑞々しく痛いほどリアルに描かれています。
放送日:2021.4.24/視聴率:8.6%
あらすじ
コントトリオ「マクベス」解散を決めた春斗(菅田将暉)は、事務所のマネージャー楠木から呼び出され、解散を考え直すように詰め寄られる。一方マクベスの一人である潤平(仲野太賀)は10年間交際を続ける恋人の奈津美に、ついに解散することを決意したと告げる。そんな中、潤平は春斗と芸人を志した日々を振り返り、春斗に一つだけ『秘密』にしていることがあると思い返す……。
その頃もう一人のマクベスである瞬太(神木隆之介)はなぜか春斗や潤平と共に通った母校の屋上に佇んでいた。そこは春斗との思い出の場所でもあった。何も知らない春斗だったが、里穂子(有村架純)から気になることがあると話を切り出されると、里穂子が働くファミレスで瞬太が「遺書」を書いていたのだという。それは「屋上」というコントの小道具として書いていただけだと説明する春斗だったが、何やらいつもと状況は違うようで……。
「解散」を宣言することで動き出したトリオ芸人。彼らと巡り会うことで動き出した姉妹。暗闇の中を歩いているかのように見える5人の若者たち。……だが1時間後、彼らを見ていただいた人はなぜか彼らを「美しい」と感じてしまう。そんなまさかの結末を迎える第2話。是非ご覧ください。
番組HPより引用
感想
第1話は、売れないことに責任を感じ解散を決めた春斗と、マクベスに救われた里穂子の出会いが描かれました。二人の出会いから、閉塞した生活に少しだけヒビが入って何かが始まるような回でした。そして、第2話は潤平と瞬太の物語が描かれます。一緒に過ごした10年間でしたが、彼らは別々の10年間を過ごしていました。
潤平のコントを始めるきっかけが、好きな女の子に振り向いて欲しいという高校生らしい幼稚さと憎めない浅はかさで、春斗が信じ込んでいる生真面目な自責の念とのギャップが大きくて笑いました。でも、春斗の脚本を心底信じてアドリブを許さないところや、勝負どころではアキレス腱をのばしちゃうわかりやすいところが、明るくてバカっぽい潤平の魅力なんだと思います。
また、瞬太の生い立ちが、27歳で父親が他界しその後母親に捨てられるという、思ったよりヘビーなものでびっくりしました。あの達観したような軽さと、在学中に車を購入したり、車で博多ラーメンを食べにいったりという突拍子のない行動は、そういった彼の生に執着しない刹那的な性格にあったのだなと思いました。
そんな瞬太を、つなぎとめたのが春斗でした。
放送日:2021.05/視聴率:7.5%
あらすじ
1年半前、廃人寸前になっている姉・里穂子(有村架純)を自宅で見つけて以来、転がり込んで生活を共にしているつむぎ(古川琴音)。彼女の最近の心配は、誰も知らない売れないお笑いトリオ『マクベス』になぜどっぷりとハマった里穂子が、彼らの解散発表以来ため息ばかりついていること。
一方、春斗が気にかけているのは、完璧人間だった兄・俊春(毎熊克哉)のこと。非の打ち所のない順風満帆の人生を歩んできた兄だが、突然人生に挫折。今では実家の部屋に引きこもっている。自分が好きな道に進めたのは、しっかり者の兄がいてくれたから。春斗は自分も兄を追い込んでしまった一端を担っていると感じていた……。
問題を抱える二つの兄弟関係。交わるはずのない2組の関係性にはある一つの「秘められた共通性」が存在していた。孤独に陥りやすい現代にだからこそ届けられる想いが詰まった第3話。危うい兄弟のお話は、またしても想像をしていなかった笑顔あふれるクライマックスへとつながっていく!
番組HPより引用
感想
マクベスのコントによって、2組の兄弟姉妹がつながりました。
春斗には、里穂子と同じような状況で引きこもった兄・俊春がいるということがわかりました。二人とも、真面目で頑張り屋だからこそ、人に頼れず背負い混みすぎて、周りが気づいたときにはどん底まで落ちている。
俊春はマルチ商法にはまり、ひきこもりまで行ってしまいましたが、里穂子にはマクベスがいました。
たこ焼きパーティをしながら、マクベスの3人の前で、里穂子は惨めな自分を曝け出しました。近すぎるつむぎや家族にはできないことで、マクベスの3人だったからできたのだと思います。
「今でも頑張るのが怖い。・・・頑張って傷つくのが怖い。
でも、寂しい。何かを頑張ろうとする気持ちを抑える日が来るなんて思ってなかったし、頑張らなくていい方を選択したこともなかったので。
こんなはずじゃなかったのにな。」
切なさの極みでした。
間違えた方向に頑張っていた。一生懸命であればあるほど、望まれる方向とは違う形の結果に行き着いてしまった。20代であれば、差異はあるものの似た経験を持つ人は多いでしょう。
でも、つむぎやマクベスという他人の前で、自分の状況を客観視し曝け出せた時点で問題のほとんどを乗り越えられているのはないでしょうか。里穂子は、”もう大丈夫”なんだなと思いました。
放送日:2021.5.8/視聴率:7.1%
あらすじ
潤平(仲野太賀)は、高校の担任・真壁(鈴木浩介)を呼び出し、彼女の奈津美(芳根京子)と共に昔話に花を咲かせていた。その中で、トリオ名「マクベス」の名づけの由来に真壁が関わっているという話になり、高校時代、瞬太(神木隆之介)の車にマクベスの3人と真壁が共に乗った1日のことを想い出す……。その日は真壁の息子が生まれた日。なぜか瞬太は生まれたばかりの息子を愛くるしそうに見つめる真壁を見て、涙を流していた―――。
一方、里穂子(有村架純)は自宅で一生懸命に熱帯魚の世話をする妹のつむぎ(古川琴音)を見て、同じく昔のことを思い出す。姉のことを献身的に支えてくれる今の日々もそうだが、つむぎは昔から面倒見がよく、傷んだ人形で遊んだり、捨て猫を拾ってきたり、とにかく傷ついた存在を放っておけない性格だという―――。
全く交わらない二人の昔話が、現代でまたも数奇に絡み合うことに。親と子。傷を持つものと、それを優しく包むもの。意地と甘え。様々な相反するものを乗り越えたその時、この物語は奇跡の数十秒を生み出す。見た後に誰かに優しくしようと思える温かさ溢れる第4話。お見逃しなく。
番組HPより引用
感想
第4話は、母親から愛されたかった瞬太と、傷ついた人を救うつむぎのお話でした。
今話を見終えて振り返ると、瞬太はお母さんが大好きだったんだなと思います。
真壁先生の生まれたばかりの赤ちゃんを見た時に泣いた瞬太は、「生まれた時にはあんなに愛されてたんだ」「悔しくなった」と言いました。
母親の嫌いな、ゲーム、金髪、ポップコーン。愛してくれなかった母親への当て付けが瞬太のアイデンティティでした。
瞬太の作った『捨て猫』のコントで、”たま”に言った言葉は全て瞬太自身に向けた言葉です。
「早く飼い主のところへ戻れ」
「何意地はってんだよ」
「戻ってこいって言ってもらっているうちが花なんだから」
素直になれない瞬太を救ったのは、つむぎでした。
放送日:2021.5.15/視聴率:7.1%
あらすじ
里穂子(有村架純)と共に生活をし始めてから1年半の月日が流れたつむぎ(古川琴音)。今流れる時間に不満はなくとも、このまま姉の家に居座り、横で世話をし続ける日々に疑問を感じ始める。しかし、変えなくてはいけない現状を理解しつつも、何かの一歩を踏み出すことに恐怖に似た感情を持つつむぎ。―――その横には無邪気な顔で夢を追いかけ続けるように見える瞬太が居た。
一方の瞬太は自身がプロゲーマーを引退し、春斗や潤平と共にマクベスとして活動を始めてからの煌めくような日々を思い返していた。だが、少しずつ今の自分たちの姿はその時から「変化」を持ち始めていることにはずっと気付いていて……。
20代後半。それは一つの決断の瞬間でもある。様々な現実と夢との境界線。「変わる」ということには勇気とそして恐怖が伴うことは分かっている。マクベスと中浜姉妹、それぞれの現状を維持すべく「延長」を続けた果てにこの日下す決断とは!?5人の生き様が大きくうごめき始める始める必見の第5話。一度でも夢を目指したことのある人、夢を抱いたことのある人、そして誰かと大切な時間を過ごした経験のある全ての人に突き刺さる、共感の物語が今始まる。
番組HPより引用
感想
第5話は、春斗と潤平の心が痛いくらい赤裸々に描かれ、ぶつかり合った回でした。
まず、冒頭でつむぎの物語がありました。
何をしていいのかわからず、努力しても結果がでないことを恐れ一歩も動けなくなったこと。誰かに頼られることで、生きている罪悪感を薄められると思っていること。
そのつむぎが、自分を頼りにしてくれる姉から離れ、自分の人生を生きるための一人暮らしをする決断をしました。後押ししたのは、里穂子が話したファミレスの店長の言葉と、瞬太の存在でした。
「つむぎちゃんは空っぽじゃない。本当に空っぽの人って、誰かを助けたいと頭で思ってても一歩も動けない人だよ。弱ってる人にミートソース作ってあげたりさ、粉チーズまで用意できる人の頭が空っぽなわけないよ」という瞬太の言葉でした。
前回の瞬太と同じように、つむぎにとっても瞬太の存在が大きなものになっているのを感じる良いシーンでした。
そして、このドラマの軸であるマクベスの行く末を左右する出来事が、春斗と潤平それぞれに起きました。それぞれの心の弱いところをえぐられていて、見ていてヒリヒリしました。
潤平は、唯一応援してくれていた奈津美に、仕事相手の芸人としての出演を断られます。アルバイト先の雀荘に来た高校の後輩と同僚の前では、躊躇してまともにネタをする勇気すらなくバカにされる惨めさを味わいます。
「平凡じゃないふりするの疲れたわ」という言葉には、潤平の苦悩がシンプルかつ凝縮された印象的なセリフでした。
放送日:2021.5.22/視聴率:6.5%
あらすじ
正式に解散が決まり、残された日々を過ごすマクベス。実家の酒屋を継ぐ決心をした潤平は、高校時代から付き合っている恋人・奈津美(芳根京子)との関係に人知れず閉塞感を感じ始めていた。もともとは奈津美を笑わせたい一心で始めたお笑いだったが、マクベスが解散する今、大企業で働いていて自分とは不釣り合いな奈津美との関係も終わらせるべきなのか……。一方の奈津美もまた、芸人を辞めた後の潤平をどう受け止めていいのか悩んでいて……。マクベスという柱を失い、二人の関係は未来が見えなくなり始めていた。
そして、マクベスを心の支えにして来た里穂子(有村架純)もまた、これから進むべき28歳以降の未来について、人生の岐路に立たされる。それは、これから里穂子の家を出て行くつむぎ(古川琴音)と、マクベス以外の生き方を知らない春斗も同じで……。
努力が報われなかったかもしれない人生。それでも変わらずに信じていいものは心の中にきっとあるはず。「未来」が見えなくても、「今」が俯く状況でも、それでも「今日」できること、「今日」の幸せは絶対にある。見た人が少しだけ前を向けるように、そっと背中を押される第6話。暖かな胸の高鳴りがここにある。
番組HPより引用
感想
マクベスの解散を軸に、いろんな人の正直な気持ちが描かれました。
今回初めて描かれたのは、奈津美の潤平に対する気持ちでした。マクベスの解散が、奈津美にとっての潤平への思いを問い直すきっかけとなります。
潤平が芸人をやめることになり、ホッとしている自分。それは、相手の苦しんでいる姿を見たくないという気持ちと、肩書きもお金もない芸人の彼を応援しているという殊勝な彼女としての見栄、その立場に寄っている自分への後ろめたさ。
メインキャラではない登場人物の心情に、ここまで深く入り込むのが金子さんの脚本の魅力だなと思わずにはいられません。主人公のためのモブキャラは一人もおらず、一人一人が悩んで影響しあって必死で自分の人生を歩もうとしていることを感じさせるのが、このドラマの魅力です。
真壁先生の正直な言葉も、強く胸を打ちました。
お前らに解散した方がいいと言ったことをしばらく後悔して引きずった。俺なんて夢を諦めて、自分の可能性を信じられなかった人間なんだよ。10年間周りの雑音に流されることなく、愚直に夢を追い続けたお前らの方がずっとずっと凄いし、ずっとずっと偉いんだからな。
人間としての弱さや後悔を抱えながら、だからこそマクベス3人の報われない努力や時間の貴重さを深く理解し認め賞賛してくれた先生の言葉も感動ものでした。
教師という立場を超えて、生徒に向き合ってくれる先生は本当に素敵です。
あの数秒のシーンに、マクベスの10年と真壁先生の学生時代から今日までの時間や思いが、凝縮されて描かれた秀逸なシーンでした。
放送日:2021.5.29/視聴率:6.8%
あらすじ
マクベスの解散まで1ヶ月。酔って公園で春斗に大絡みしてしまった里穂子(有村架純)は謝罪をすべくマクベスのマンションを訪れていた。しかし、春斗は面倒臭がって取り合うことをせず……。里穂子が深酒をしてしまったのは恩田(明日海りお)に中途採用の話を断った後にしたある話がきっかけになっていた。そんな里穂子が抱える悩みに勘付いた潤平は奈津美(芳根京子)と共にファミレスを訪れ、奈津美の知り合いの転職エージェントへの紹介話を持ち出す。未だ次へ進むことに勇気が出せない里穂子だったが、春斗が自分を「里穂子先輩」と呼んでくれたことを思い出し―――。
一方、引っ越し先の家具を選ぶため瞬太と共にインテリアショップに訪れたつむぎ(古川琴音)。だが、些細なことから二人の間で喧嘩が勃発。兄妹のようだと公言していた二人の関係にも変化が訪れようとしていた。
これまで積み重ねた時間。離れがたきその思い出たちとも「別れ」なくてはならない時はくる。これから訪れる変化に怖気付きながらも、勇気を出して前に進もうとする若者たち。それぞれの人生が動き出す音が聞こえる第7話。ワケも分からないのに、こみ上げてくる涙が人生にはある。これはそんなひと時のお話。
番組HPより引用
感想
一人ひとりがマクベスの解散後の未来を思い描き始めた一話でした。
救ってもらった春斗を今度は応援したい里穂子。だから、前に進むと決め、転職エージェントに会うことにしました。最期の地方ライブ後の楽屋で、その心境を素直に春斗に打ち明けました。
正直、不安でいっぱいですし怖くて仕方ないんです。また、同じような苦しいことを味わうんじゃないかなとか思います・・・ でも、前に進むと決めたので。
その時の里穂子の目が真っ直ぐで、春斗は真顔になりました。何か感じるものがあったのではないかと思います。
「これからもかわらず応援しつづけます」の瓦煎餅の下りも良かったですが、マクベスを心から応援してくれ、マクベスが支えになったと言ってくれた里穂子が、今度は一歩踏み出して変わろうとしている、進もうとしている。
その思いは春斗にも通じたのではないでしょうか。
今話は、もう一つのカップル、瞬太とつむぎの胸キュンシーンがありましたね。
年上好きを豪語し、自分の建前で予防線をはったつもりだけど、全然はれてないことに自覚がない瞬太。瞬太がお母さんの最期に間にあったあの時から、すでにお互い好きでしょと思いました。
ソファの色を聞くという行為で、好きという気持ちとか、それ以上の関係になることを表現する脚本も良かったです。
放送日:2021.6.5/視聴率:8.4%
あらすじ
その日、久々に瞬太が働く焼き鳥屋を訪れたマクベスのマネージャー・楠木(中村倫也)は、5年前初めて『マクベス』に会ってから、懸命に3人の売り込みをしてきた日々を振り返っていた。コントの構成やネタの選定に至るまで、マクベスと共に必死に過ごしたその時間は楠木にとっても掛け替えのないもので……。しかしそんな日々も、時を重ねるうちに色褪せ、3人との距離は、徐々に広がっていた。
一方、つむぎ(古川琴音)が瞬太と付き合っていることをマクベスの3人から聞いた里穂子(有村架純)は、つむぎの引っ越しを間近に控え、些細な言い合いから冷戦状態に突入してしまう。
そんな中、つむぎが働くスナックには楠木がやってくる。なぜか楠木に名刺をくれるようにと頼むつむぎ。それは姉からのある一言がきっかけとなった行動なのだが……。そして、未だ『マクベス』後の道を何も見つけられない春斗は解散ライブに向け、新たなネタを考えていた。ファミレスで一人、思考を巡らしていると何気ない一言が気になりノートに一行、ある題名を書き込む。そして、酒屋を継ぐため実家に帰る日が多くなった潤平は弓子(木村文乃)ら家族と跡継ぎに対する現実と立ち向かうことになる。そして物語は終盤、残り少なくなったファミレスでのネタ打合せの場所となり……。
誰かを支えるということ。それは、自分自身が支えられることでもあって……。わたしたちの頑張りは絶対に誰かにとっての大事な人生の兆しになっている―――。そんな身近な人の大切な関わりに涙する第8話。
番組HPより引用
感想
ファミリーレスキューというコントの題名どおり、中浜姉妹・美濃輪家親子の家族が救われました。
潤平が父親に頭を下げた姿はジーンとしました。
父としても、10年間夢を追い、それがダメになったからと言ってその代わりに結婚の道具のように家業を扱われることへの不信があり、継いでくれて嬉しい気持ちと、どこまで本気なのか訝しい気持ちが相まって喧嘩腰になります。
その喧嘩を買わずに、教えてくださいと頭を下げた潤平は立派でした。酒屋を継ぐこと、奈津美と結婚すること、マクベスをやめることと正面から向き合おうという覚悟が見えました。
また、それを近くで見てくれていた姉・弓子の存在も大きかったですね。
マクベスでの苦労を理解してくれたから、父に対して潤平の味方になって後押ししてくれていました。終盤のシーンで、注文をくれたお客さんが元々のご贔屓だったと言い張る父に、潤平の母が私のママさんバレー友達よ、と父に突っ込んだシーンがありましたが、やはり女は強いと思わせる心温まるシーンでした。
弓子も言っていましたが、マクベスで頑張ってきたから今の潤平がいるのだと思います。
高校を卒業してすぐに家業を注ぐよりも、マクベスになって夢を追い努力しそれが叶わなかった辛さがあったからこそ、家業への尊敬や稼ぐことの大変さを理解した上で継ごうという覚悟が決まったのではないでしょうか。
来週は、結婚のご挨拶ですね。おとぼけ担当潤平の本当の真価が問われそうです。
放送日:2021.6.12/視聴率:7.4%
あらすじ
無事に里穂子(有村架純)の就職先が決まり、奈津美(芳根京子)とともにマクベス開幕の聖地「ポンペイ」にて就職祝いをするマクベスの3人。その会話の中で、奈津美の実家への挨拶のことを尋ねられる潤平。そんな潤平にはずっと心のシコリになっていることがあった。それは、奈津美の元彼氏であり、現在新進気鋭の実業家として活躍している小林勇馬(浅香航大)の存在であった。そして、その関係のこじれは、ある「春斗に対してずっと抱いていた想い」に関係することがあり……。
一方、春斗は、引き篭もりを脱して印刷会社で働くようになった兄・俊春(毎熊克哉)と再会する。手を差し伸べてくれた大切な人を満足させるために頑張ってみようという決意を語る俊春の言葉に、春斗は耳を傾ける。
そんな中、潤平はついに奈津美の実家に挨拶へ。一見柔和な笑顔で現れる奈津美の父(でんでん)だが……。
そして、春斗と瞬太は高校の担任・真壁(鈴木浩介)の家にバーベキューに招待される。二人は真壁の息子・太一から「夢」について、ある問いかけをされる……。
人生の勝ち負けとは―――?いよいよマクベスの解散ライブまで残りわずか。夢に敗れた若者たちの最後の瞬間は思いもしない色彩を帯びる……。ここに、初めて垣間見える彼らの本音がある。長い長い1日の中で語られる彼らのその声を聞いた時、我々は体験したことのない「何か」を見ることになる。
番組HPより引用
感想
マクベス解散後の未来に向かって、踏み出し始めた登場人物たちがいました。
瞬太が瞬太らしくいるために冒険に送り出すことを応戦するつむぎ
引きこもっていた時に、救いの糸をたらしてくれた友達を喜ばせるために働くことを決めた兄
勇馬と春斗の友情を取り戻そうとし、奈津美を幸せにするために自分が一人前になると決めた潤平
その中で、とても印象的だったのは、バーベキューをしながら瞬太が春斗に言ったセリフです。
「(屋上で自殺しようとした瞬太を春斗が助けてくれた)その日から、春斗は俺の命を救ったヒーローになっちゃったから。」
「この人のために生きてみようかなって思えて。この人にもっともっと楽しんでもらいたいなって思うことに命を燃やそうって思えて」
「春斗に笑ってもらえる人生を選べていたら、それはそれで間違ってないなって思える」
屋上で命を救われてから、春斗のために命を燃やそうと決めた瞬太でした。
それぞれが、自分の人生を生きるために、人が喜ばせようとしていました。
放送日:2021.6.19/視聴率:7.6%
あらすじ
いよいよ、コントトリオ「マクベス」の解散ライブ当日。里穂子(有村架純)をはじめとして、潤平の彼女である奈津美(芳根京子)や、マネージャーとしてライブを見守る楠木(中村倫也)とつむぎ(古川琴音)、恩師の真壁(鈴木浩介)と息子の太一など、これまでマクベスの人生と交差してきた様々な人物たちが顔を連ねる。そしてついに、出囃子が鳴り、舞台は暗転から明転へ。彼らの「最後」が始まった……。そのライブを見ながら、マクベスと出会ってからの日々を心の中で巡らせる里穂子。里穂子にとっての「マクベス」とは、一体なんだったのか―――。
そして、ステージ上で顔なじみの人々を見ながら春斗はまた全く別の意味で思う。「オレにとって『マクベス』とは……一体なんだったのか」。……その答えはライブを終えたその時にも出ぬまま、時計の針は進んでいく。
解散ライブのその瞬間。そして終えた後のマクベスと中浜姉妹の日常。そんな彼らの人生と寄り添ってきた人々のこれから。これまで、様々な数奇な運命が絡み合ってきたこの群像劇の最後の最後は、このドラマ「ならでは」の終幕を迎えることに。20代後半。失敗を経験しながらも、もがき、悩み、そして笑いながら生きてきた彼らの生き様。春斗が出す自問自答の答えとは。このドラマの最後はもちろん…………。
番組HPより引用
感想
冒頭からずっと春斗が問い続けている問い、
「マクベスは俺にとって何だったんだろうか。もし続けてきたことが間違っていなかったのだとしたら、この10年にはどんな意味があったのだろうか」
解散ライブを終えた後も春斗の中で答えがでないままでしたが、その答えをくれたのは、やはり里穂子でした。
「まずは十年間お疲れ様でした。これからもずっとファンでいつづけることをここにお約束します。」
「私にとってマクベスの御三方たちは特別なんです。
頑張っている姿も、悩んでいる姿も、もがいている姿も見てしまってますし、私個人的には一番苦しい時を支えていただきましたので、マクベスが解散してもあなた方が精魂こめてつくったコントは消えることはありません。動画としても残りますし、何よりファンの記憶のなかにしっかりと残り続けます。私はこれからもあなたが書いたコントに、あなた方が作り上げたコントに何度も助けてもらうことになるでしょう。もしかしたら笑って見る機会よりも、泣いて見てしまうことの方が多いのかもしれません。
それでもお約束いたします、これからもファンでいつづけることを。マクベスに出会えて本当に良かったです。」
「解散前にあなたのような方に出会えたことが一番の幸運だったのかもしれません。
昔は満員の客席の前でライブしたいなって思ってましたけど、でもそれだけじゃないんだなってことを気づかせてくれたのは里穂子先輩です。
そりゃ、100人の人に見てもらえたらうれしいけど、一人の人が100回見てくれることも同じくらいうれしいことで、それ以上にありがたいことで、一人の人がちゃんと見てくれているとわかったことで、俺たちみたいな人間は頑張れるんですよ。やってきた努力が無駄じゃなかったなって思えるんですよ。だから、感謝してます。マクベスに気づいてくれてありがとうございます。」
もう、これ以上はないくらいに完璧なやりとりでした。
感想を書かなければいけないのですが、何の説明も補足も、無駄な言葉もない極上のシーンでした。
コントが始まる番組情報
放送局・放送日程
放送局 | 放送時間 | 放送開始日 |
---|---|---|
日本テレビ系 | 土 22:00 | 2021年4月17日 |
視聴率
平均視聴率 7.6%
スタッフ
- 【脚本】
- 金子茂樹
- 【音楽】
- 松本晃彦
- 【主題歌】
- あいみょん「愛を知るまでは」
- 【演出】
- 猪股隆一、金井紘
- 【チーフプロデューサー】
- 池田健司
- 【プロデューサー】
- 福井雄太、松山雅則
- 【制作協力】
- トータルメディアコミュニケーション
- 【製作著作】
- 日本テレビ
- 【番組HP】
- https://www.ntv.co.jp/conpaji/
- 【Twitter】
- https://twitter.com/conpaji_ntv
- 【Instagram】
- https://www.instagram.com/conpaji_ntv/
- 【LINE】
- https://page.line.me/588bdmjb?openQrModal=true
キャスト
- 高岩春斗:菅田将暉
- マクベスのメンバー。ネタ作り担当。
- 朝吹瞬太:神木隆之介
- マクベスのメンバー。主食はポップコーン。
- 美濃輪潤平:仲野太賀
- マクベスのメンバー。
- 中浜里穂子:有村架純
- アルバイト先のファミレスでネタ作りをしていたマクベスに興味を持ち、彼らのことを調べるうちに熱狂的なファンとなる。
- 中浜つむぎ:古川琴音
- 里穂子の妹。スナック「アイビス」で働いている。
- 恩田光代:明日海りお
- メイクシラーズの店長。
- 坂斉凜奈:米倉れいあ
- メイクシラーズのアルバイト店員。
- 下條良枝:松田ゆう姫
- アイビスのママ。
- 村主うらら:小野莉奈
- スナックの従業員。
- 真壁権助:鈴木浩介
- 春斗たちの高校時代の担任。
- 安藤友郎:伊武雅刀
- 瞬太のバイト先の焼き鳥店の大将。
- 國谷:橋野純平
- 潤平のバイト先の雀荘の店長。
- 岸倉奈津美:芳根京子
- 潤平の彼女。大手製薬会社の広報部で勤めている。
- 楠木実籾:中村倫也
- マクベスのマネージャー。
ゲスト出演者
2021年春ドラマSchedule
新土曜ドラマ
2022.01 | 逃亡医F 主演:成田凌 |
2021.10 | 二月の勝者 -絶対合格の教室- 主演:柳楽優弥 |
2021.07 | ボイスII 110緊急指令室 主演:唐沢寿明 |
2021.04 | コントが始まる 主演:菅田将暉 |
2021.01 | レッドアイズ 監視捜査班 主演:亀梨和也 |
2020.10 | 35歳の少女 主演:柴咲コウ |
2020.06 | 未満警察 ミッドナイトランナー 主演:平野紫耀・中島健人 |
2020.01 | トップナイフ-天才脳外科医の条件- 主演:天海祐希 |
2019.10 | 俺の話は長い 主演:生田斗真 |
2019.07 | ボイス 110緊急指令室 主演:唐沢寿明 |
2019.04 | 俺のスカート、どこ行った? 主演:古田新太 |
2019.01 | イノセンス 冤罪弁護士 主演:坂口健太郎 |
2018.10 | ドロ刑 -警視庁捜査三課- 主演:中島健人 |
2018.07 | サバイバル・ウェディング 主演:波瑠 |
2018.04 | Missデビル 人事の悪魔・椿眞子 主演:菜々緒 |
2018.01 | もみ消して冬〜わが家の問題なかったことに〜 主演:山田涼介 |