【コントが始まる】第7話の感想・ネタバレ/マクベスの解散後の未来

コントが始まる第7話 感想 ※ネタバレ注意

一人ひとりがマクベスの解散後の未来を思い描き始めた一話でした。

救ってもらった春斗を今度は応援したい里穂子。だから、前に進むと決め、転職エージェントに会うことにしました。最期の地方ライブ後の楽屋で、その心境を素直に春斗に打ち明けました。

正直、不安でいっぱいですし怖くて仕方ないんです。また、同じような苦しいことを味わうんじゃないかなとか思います・・・ でも、前に進むと決めたので。

その時の里穂子の目が真っ直ぐで、春斗は真顔になりました。何か感じるものがあったのではないかと思います。

「これからもかわらず応援しつづけます」の瓦煎餅の下りも良かったですが、マクベスを心から応援してくれ、マクベスが支えになったと言ってくれた里穂子が、今度は一歩踏み出して変わろうとしている、進もうとしている。

その思いは春斗にも通じたのではないでしょうか。

今話は、もう一つのカップル、瞬太とつむぎの胸キュンシーンがありましたね。

年上好きを豪語し、自分の建前で予防線をはったつもりだけど、全然はれてないことに自覚がない瞬太。瞬太がお母さんの最期に間にあったあの時から、すでにお互い好きでしょと思いました。

ソファの色を聞くという行為で、好きという気持ちとか、それ以上の関係になることを表現する脚本も良かったです。

ぷよぷよのランキングのイニシャルメッセージは、昭和的でしみじみと心にくるものがありました。昔の駅の伝言板を思い出しました。その場に行かないとわからないし、相手が見たかどうか、伝わったかどうかわからない方法でメッセージを残す不便さが、逆にロマンチックです。

「サプラーイズ」と「へたくそ」のキスシーンも二人らしくてとても良かったですね。一人になってしまう瞬太と、誰かに必要とされないと自分の価値を認められなかったつむぎが、健全な形でお互いを思いあえる仲となり、親戚のおばさんのような心境で安心しました。

そして、洗車のシーンがone of the bestでした!春斗の男泣きに感動必至です。

ただの車じゃないんだなと思って。だってさ、この車の中にさ、マクベスの歴史全部つまってるんだぞ。別れる時まで気づいてやれなかったけど、こいつ4人目のマクベスだったんだなと思ってさ。こんな車にこんな感情抱くと思ってなかったわ。なんか生きてるみたいじゃない。

別れの時だから、わかることがある。

群馬の山道で辛かったこと、山梨のほうとう屋で喧嘩しながら笑っちゃったこと、博多で終わりを決めたこと。

車を通して、マクベスの歴史が蘇り、春斗は泣いていました。

気心のしれた仲間同士のいじり合いから涙まで、3人の本音としか思えない自然すぎるやりとりに、笑えて感動して、このドラマの魅力がぎゅっとつまった良シーンでした。

私の中の青春ドラマ史上最高のドラマで、かつこれ以上ない三人の配役だなとこのシーンを見ていて実感しました。

登場人物一人ひとりの心情が深く描かれ、かつそれをめちゃくちゃ良い役者さんたちが演じているので、回数を重ねるごとに、登場人物たちに共感できる深さが深まり、喜びも悔しさも不安もおかしさも全部の感情が強く響きます。

本当に良いドラマをありがとうと言いたいです。

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