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【恋せぬふたり】第3話の感想・ネタバレ/少しずつお互いを理解し、家族としての意味を探っていく

恋せぬふたり 第3話

恋せぬふたり第3話 感想 ※ネタバレ注意

まずは冒頭のテロップ。アロマンティックアセクシャルな方への配慮が見られて、そういった細かい所にもこのドラマ作りの優しさの部分を感じました。

「だって、俺の女だから。咲子。」衝撃的なセリフで終わった前回。さてどんな続きが用意されているのかと楽しみにしていると、まさかの2人は付き合っていたことがあったという‥。交際を「活動休止なだけ。」と話す松岡の「活動休止中のアイドルは休止中も一応アイドルだろ?」、「俺たち解散って言ってねーし!」には笑っちゃいました。自分はその期間も彼女を作っていたくせに(笑)

咲子が人のものになるのは許せないということなのでしょうか。また、なんでも恋愛に結びつけようとするあの上司がまたも、「何いちゃついてるんだ?」と口を挟んできた時のキレた咲子はナイスでしたね!(笑)

そんな咲子は、羽に愛嬌だけが取り柄なはずなのに、今日はすぐムッとなったと相談を。すると羽は「人に言われて嫌なことを本来笑っていられる方がおかしいことだと思いますけど。」と話しながら、「人は変わっていくものですし、物事の捉え方に変化があることは当然のこと。」と続けます。羽の言葉はなぜか真っ直ぐに届き、ストンと腑に落ちてしまいます。

その夜、羽に渡されたアンケートを記入する咲子は、トラウマについて思い出してしまいます。

自分がまだアロマンティックアセクシャルだとわかっていなかった頃、松岡と付き合い、その中で、そんな流れに‥。そういう行為が経験した後、やはり恋愛やキスの意味を見出せず、松岡との気持ちのギャップに違和感を感じながらも伝えられず‥。

咲子は生きていく中で常に付き纏う“恋愛”というカテゴリーをどうしても自分の中で消化できないことにモヤモヤとしていたのだと思います。

一方で、羽は今年2番目に最悪な日だとブログを更新していましたが、思ったよりもひどくなかったですよね(笑)ポイントカードが貯まるのを楽しみにしていた羽が可愛らしくも思えたシーンでした(笑)

咲子が店を回るのを手伝ってくれることになり足取りが軽くなる羽も、そんな羽を嬉しそうに見る咲子もまたいい顔をしていました。やっぱり高橋一生さんの演技は素敵で、羽の気持ちの動きがすごく伝わってきて、見ている方も気持ちを揺さぶられます。咲子と同様に、嬉しそうな羽を微笑ましく見てしまいました。

私たちって“家族(仮)”のままなのか?と問うた咲子に、「ほぼ家族と家族は違う。自分で決めていないことを無理矢理決められることが苦手なだけ。」と羽は話していましたが、今回のポイントカードを使うお出かけはまさに家族っぽく見えましたね。

クリーニング屋さんでエコバック(しかもこれで全ての柄コンプリート。)、2件目はおにぎり屋さん。そして咲子は好みの服を20%オフでゲットして、喫茶店でデザートの特典。そんな“デート”ではない、ささやかなお出かけを、気楽で楽しかったと咲子は話します。

そしてアンケートを出す咲子。恋愛がずっと分からなかった咲子にかけられ続けてきた「いつかわかる」という言葉に、大学時代の苦い思い出とバスケという居場所がなくなったこと‥。

アロマンティックアセクシャルの存在を知らなかった咲子は、恋愛は皆がするもの、すべきもの、しないとおかしいものと認識していた(させられていた)のかも知れません。羽との出会いは、咲子が自分の存在を認めるために必要だったと改めて思いました。

「今年の中で割といい日になった。」と話す羽に、「家族に近づいた感じがしました!」と咲子。2人はこうやって少しずつ、お互いを理解し、家族としての意味を探っていくのだと思うと、今後の展開も楽しみになりました。

そして、最後は怒涛の展開でした。つけてた松岡、まずは怖すぎ(笑)

恋愛感情抜きで家族になろうとしていると話すものの、「意味わからない」。そこへかけられた羽の言葉は印象的でしたね。「愛のないセックスは理解できて、セックスのない愛は理解できないのか。」まさに、その通りですよね。羽の一言一言が本当に響きます。

そして、松岡との一悶着で、転び落ちてしまった羽。駆け寄った咲子が、羽に触れることが無かったのも、咲子にしかわからない配慮だったと思います。

羽はどうなってしまうのかと不安はよぎりましたが、予告で松岡も一緒に暮らそうとしてましたよね?(笑)まさかの3人共同生活!?にはあり得ないと思いながらも、羽の突っ込むシーンには激しく同意し、笑っちゃいました。次回ますます楽しくなりそう。楽しみです。

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