ドラゴン桜第6話 感想 ※ネタバレ注意
ついに2泊3日の勉強合宿が始まりました。初日はまさかの自由時間。集中力のない天野、楓、菜緒、瀬戸に対し、健太や藤井、麻里は机に向かいひたすらに勉強をしています。
優秀な藤井たちが、脇目を振らず勉強する姿勢は、自分たちがこのままじゃ到底敵わないという闘争心をかき立てていましたね。桜木の狙い通りでした。
また、2日目は早朝から制服でラジオ体操。そこにも桜木の本番を意識するという意図がしっかりとありました。
日常的に試験日と同じ過ごし方をすることで試験日が特別な日じゃなくなる。いつもの服装、いつものルーティン、いつもの力を出す事が本番で結果を出す重要な方法だと桜木は語り、食事の取り方も含めて、学力とは関係ないところにも東大を目指すために必要な事があるんだと教えてくれました。
今回の特別講師もさすがな人選でしたね◎安田顕さんにぴったりな配役だったと思います。
「国語とは科学だ。創作とは建築学である。」太宰府先生に戸惑う生徒たちもクスッとさせてくれました(笑)読解力について話されるシーンも、やる気みなぎるみんなの顔はすごくよかったですし、あの藤井も楽しそうに授業を聞いていて、微笑ましかったです。
ずっと大学に行くつもりはないと言っていた麻里ですが、本心ではもちろん受けてみたいと思っていました。「友を信じて待て」走れメロスの作品に込められたメッセージはまさに今回の麻里とリンクしていて、桜木がこの題材を用意したのはそういった狙いもあるのかと感じます。
麻里の父が乗り込んできて、麻里の専科メンバー入りはやはり難しいのかと暗雲立ち込める中、時代錯誤でプライドを守るために古い考えに固執している、ちっぽけなプライドを守るために娘の自由を奪うなと桜木は言い放ち、今回も桜木節が炸裂していましたね。女に学歴は必要ないなんて暴言だらけの父親が言い負かされ、見ていて爽快感がありました。
DVを訴えたりするのだけは‥と母親が懇願するシーンは、娘を守るつもりあるのかなと不安に駆られましたが、麻里もその気持ちは一緒だったんですね。
「こんな父親だけど、私にとっては世界にたった1人のお父さんだから」と涙ながらに訴える麻里。DVに苦しんでいるはずのに、親を信じて生きる道しかない子供の切なさを痛いほどに感じました。ずっと父親を信じてきた麻里、その思いが父に届いた瞬間は感動的でしたが、思ったよりもあっさりと父親が改心しちゃったかなという印象でした。
また、麻里役の志田彩良さん、役作りのために6キロも減量されたそうで、役への気合を感じました。演技も透明感があり、真面目で真っ直ぐな麻里をすごく上手に表現されていると思います。
「俺も入りたい、俺も東大専科に入りたい」の藤井が専科に入りたいと発言するシーンも良かったですね。みんなとする勉強の楽しさを実感したようでした。
合宿中、藤井が新しい知識を楽しそうに学習したり、専科メンバーと絡んでいるシーンを見ていたらあんな憎たらしかったはずなのに、すっかり可愛いとしか思えなくなりました(笑)今後も専科メンバーとの絡みが楽しみです。
そして、学園再建を謳う先代理事長の思惑とは何なのか。現理事長も麻里の件で父親に縛られる辛さがわかると話していましたし、親子関係を含め、まだまだ気になる要素がありそうですね。
集まった7人の専科メンバー。次回は東大模試を受け、見込みがないメンバーは専科を辞めなければならないとか。今のままなら危ない生徒の方が確実に多く、波乱が待ち受けていそうな予感です。
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お見事!考えうる最高の最終回でした