そのご縁、お届けします第1話 感想 ※ネタバレ注意
夢破れたミュージシャンと、そのミュージシャンに憧れる青年の話でした。
寛は音楽で生きていくと決めたけど鳴かず飛ばずで気が付けば35歳。諦めるにも一度メジャーデビューした経験が、踏ん切りがつかない一因なのかもしれない。
「音楽を辞める」とこれまでのグッズなどをメルカリで売りさばいているけれど、ギターなどは「値段なんかつけられるわけねーだろ」と出品すらできずにいます。
一方、瀬尾は高校生。いじめられているわけではないけど、荷物持ちとかいいようにこき使われている冴えない青年。
たまたまラジオで聞いた寛の曲に元気をもらい、メルカリでバンドのLive DVDを購入する。特にボーカルの寛がお気に入りみたい。
瀬尾役の板垣くん、貴族誕生の信虎とは正反対の役で、最初は彼だと気づかなかった。
瀬尾はDVDの売り主が憧れの寛とは知らず、寛について熱く語っていると、「コイツになら…」と大切なギターをおまけでプレゼントします。
さすがに瀬尾も寛のギターだと気づき、彼のようなミュージシャンになりたいと、路上でギターの弾き語りを始めました。
いい話なんだけど、これを体験談と言われても美化し過ぎじゃないの?と穿った見方をしてしまいます。ありえない話ではないんだろうけど。
インディーズにほかの人には評価されてないけど、自分はめっちゃ好き!っていうミュージシャンはいてもおかしくない。
そのミュージシャンが音楽を辞めてしまう。その整理のためにメルカリで売るというのもあり得るでしょうね。格安で売ってるからファンの高校生が購入することも。
ただ、周りに流されていいように使われている高校生が、超絶前向きになってギターを持ち出して「俺は彼のようになる!」って路上ライブするのはオーバーすぎやしないかと。
それまで音楽をやっているような描写はまったくないし。ギターを欲しがっていたわけでもない。
おそらく「憧れのミュージシャンのDVDを購入したら本人でした」くらいの話から広げに広げて今回のストーリーになったんじゃないかな、と思ってます。それなら「そういうもの」としておもしろく見させていただくのでいいんですが。ドラマだし。
あと、まりえちゃんと塚地さんの存在価値がわからない。最後のほうで2人のストーリーがあったり、徐々に絡んでくるんだろうけど、第1話を見る限りでは「いる」必要性がまったくないし、主役と言われても「え?ただ配達してるだけでしょ?」という感じがします。ストーリーテラーですらない。
なにげに坪根悠仁くんが金髪で出てました。エールとはまったく雰囲気が違っていて驚きでした。さすがジュノンスーパーボーイのイケメン。演技も堂に入っていましたし、これからの活躍が楽しみです。
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