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【ファイトソング】第3話の感想・ネタバレ/キュンが満載の「恋の取り組み」とは裏腹に切なさが散りばめられている

ファイトソング 第3話

ファイトソング第3話 感想 ※ネタバレ注意

不思議な恋の始まりですね。鹿威しのあるような店って、というか、店の中に鹿威しがあるのも珍しいのでは‥。

女性扱いされたのが初めてと言っています。空手女子だけど、演じている果耶ちゃんの上品さがあるから、がさつには見えません。養護施設で育ったけど不幸ではないというのが本音で、本当に大切に育てられたし、同情されるのも嫌なのでしょう。でも、ファミレスという言葉が嫌いというところに、気持ちが表れています。ファミレスがファミリーレストランで家族という意味だなんて、気にしたことはありませんでした。

つきあうと言ってから、やっと自分のことを話しています。慎吾とは兄妹みたいで、空手をやっていたことも話します。なぜ空手?と思っていましたが、オリンピックを見ても空手の選手なら、果耶ちゃんぐらいの体格の子もいそうですね。

芦田が言う、モテたというより「チヤホヤ」というのはわかりますね。マネージャーの言葉を信じて恋に憶病になっていたようです。

花枝が、準備不足だからしっかり考えて取り組まないといい恋にならないって、そういうものではないでしょと言いたくなります。恋はするものじゃなくて、落ちるものと言います。好きになろうとするのではなくて、気がついたら好きなんですよね。とはいっても、この2人の場合、恋の相手を選んだ時点で、本当は好きになっていたからなのでしょうね。

芦田のマネージャーの弓子も、なかなかこじらせています。芦田より年上なのでしょうけど、間違いなく好きですね。恋をしろと言ったことちょっと後悔しています。

凛は小さい頃から慎吾が好きで、でも、花枝のことも好きで、慎吾が花枝を好きなことも知っています。直美に花枝を頼むと言われて、すっかりみんなのお姉さんになってしまったのですね。複雑だけど、本当にいい子。

デートに出かける花枝と芦田を見送った慎吾は、やけになっているようで、その姿に腹を立てる凛です。

帰ってきた花枝は事情を説明します。スランプに陥っている芦田に頼まれて、心が動けばいい曲が書けるのではないかということでOKしたと。「ラブコメ?」という直美に、ラブコメはハッピーエンドだからダメという慎吾。確かにハッピーじゃなかったら、ラブコメとは言わないですね。期間限定だからハッピーエンドはないという花枝ですが、そう思わせてハッピーエンドだなんて、まるでこのドラマのことのようです。

2ヶ月後にはサヨナラして、花枝は手術だからハッピーにはならないというのでしょうけど、本当の恋になったら終わりません。恋の取り組みについて反省会をしてきたという花枝の言葉にはてなマークが飛び交っているようです。何から聞いていいかわからない状態。

恋の始まりはひょんなことから。自分たちも十分ひょんだっていうのも面白いです。恋をして心が動く瞬間を知りたいという芦田。調べてボードに書いていくけど‥。意味が解らないという慎吾、そうですよね。

凛は、花枝がどうしてそんなことをしようとしているのかがわかりません。おもしろそうだからという花枝。耳が聞こえなくなる前に思い出を作りたいとは言えません。

本気で恋することだから辛いのではないかという直美。凛が勤める理髪店の店主・迫は、恋ってそういうもんじゃないと言います。当然の反応です。それであなたは楽しいのかと聞かれて、「押忍」という返事。「押忍」は、「はい」と同じですね。

花枝があと2ヶ月で耳が聞こえなくなるかもしれない。だから今のうちに恋をしたい。それを知らない周りの人には奇異な行動に見えるのは仕方ないですね。

元バンド仲間の薫とマネージャーの弓子は、ボードを見ても何も言わなくて、なんで何も言わないか気になっている芦田の気持ち、わかります。なんか、嫌な空気ですよね。

反対のような発言をする弓子に「期限決めて、ダメだったらクビで、恋でもしてみろって言ったのはあなたでしょう。」言い、「もしかして相手は自分の予定だった?」とズバリ言われて怒る弓子。言い合いをする2人に「必死だからほっといておいてくれ」という芦田ですが、芦田を思う2人は「放っておけない」と言います。花枝も芦田も、周りの人に愛されています。

聴覚障害者の葉子のところに仕事に行くのが好きになっています。耳が聞こえなくても、楽しそうに見えるからでしょう。立石医師も誠実で温かい人ですね。生まれつき聞こえないのと、途中から聞こえなくなるのとどちらが辛いかという花枝の質問にはわからないと答えます。立石は聞こえるわけだし、両方を比べられる人はいないわけですからね。

でも、立石の言うそれまで普通にあったものがなくなるのは辛いというのは理解できます。だから葉子に聞いてしまいました。自分ぐらいの時だという言葉に驚く花枝。怖くなかったかと聞いてしまいます。怖くて悲しかったけど、たくさん音を聞いて思い出にしたという葉子。頭の中に覚えていると思うと。自分のことも話すようになるのでしょうか。花枝にとっての希望のような人ですね。

めまいがしたような気もするし、「キュン」だったのかもしれないと花枝が言うと、立石は「だといいね」と言ってくれました。清原果耶ちゃんの繊細な演技に、笑顔の中の思いに、涙が出ました。

「何かあるのはわかるから」という凛。三角関係なのは子供の頃からわかっているけど、花枝のお姉さんだから、花枝も大好きなんですね。「どんなに問い詰めても、言わないと決めたことは言わないのもわかっている」って、さすがです。そんな恋愛ゲームのようなものに乗っかる子ではないからですね。

中華街デートの日、ピンクとオレンジ。派手ですね(笑)

みんなに話しちゃう直美も面白いですが、莉子は何なのでしょう?花枝は無意識に慎吾を探していて、それに気がついている莉子。慎吾が花枝の様子を見ようと中華街に行くと思って一緒に行く凛はやっぱり上手です。それにしても、現地集合のデートってありですか?舞台になっているのがどこなのかわかりませんが、家が近いんだもの、一緒に行くのが普通だと思うのですが‥。

夕方の公園。莉子が言ったとおり、チューしているカップルがいっぱい。「もっと好きになりたい。君のことをもっと知りたい。もっと恋したい。もっともっと恋を知りたい」という芦田。「いいかな」と言って、まっすぐ花枝をみます。夕日に照らされた2人のシルエットがきれいでした。見つめられた花枝の表情もいいです。芦田の顔が、くちびるが花枝に近づいたところで、終わりでした。

清原果耶ちゃん、初キスシーンでしょうか。たぶん知らない作品はないと思います。観ていないのはNHKの時代劇だと思うので、きっとそうですね。

せつない思いが交差して、素敵なドラマになっています。凛ちゃん、好きです。みんなのことをよくわかっていて、いいお姉さんになっています。慎吾を好きな気持ちより、花枝を優先しています。慎吾が花枝を好きで、凜が好きだと言ったところで、それは変わらないことが分かっているから、今のこの関係を変えないために、黙っているのですね。

かなり積極的に押している芦田ですが、無理しているように見えます。花枝は着いて行けるのでしょうか。

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