【ファイトソング】第8話の感想・ネタバレ/とうとう別れの日、最後まで明るく振る舞う花枝、泣き崩れる芦田

ファイトソング 第8話

ファイトソング第8話 感想 ※ネタバレ注意

先週は、芦田のラジオの生放送を見ながら倒れてしまった花枝でしたが、慎吾が受け止めて大事に至らず、車の中でラジオは最後まで聞くことができました。

芦田の生歌と人柄の溢れる話し方はリスナーにも好評でメールがたくさん届きました。ラジオ出演は好評でした。

現時点での自己ベストは出せるという芦田。現時点のっていうのは、この先、それをもっと更新するつもりだっていうことでしょう。それだけ、自信を持っているように感じます。

慎吾、凜、直美、迫と食べながら飲みながら、しあわせに浸る花枝です。「覚えとこ」という花枝の言葉に、みんな一瞬黙ってしまいます。

聞こえなくなることを覚悟している発言です。必ず聞こえなくなると決まっているわけではないでしょうと言われても、空手の場合、楽なのを想定していたら必ず負けるからと言います。最悪の状態を想定して、それより良かったらラッキーと思う、そんな気持ちの方がいいのかもしれません。みんなに話を聞いてもらって、勝ちたいという気持ちになっているから、きついことも想定しています。

慎吾は、花枝が芦田に言わないままでいいのかと、気になっています。花枝が芦田を本気で好きなことをわかっているから、迷いがあるのでしょう。恋敵ではあるけれど、花枝は本当に慎吾も好きなんだけれど、兄のようでもあり、花枝の幸せを願う気持ちもあるのでしょうね。

期限付き恋愛が分からないという凛は、一途だからと言います。慎吾は花枝の病気を知っている側にいてよかったと言います。花枝が何と戦っているのかを知らないのは嫌だと。

私もなんだ、という凛。複雑な思いです。慎吾はそばにいて、勇気づけたり見守ったりできるからですね。家族ということでしょう。「バーカ」が多いと言われて、「私のバーカは」、と言いかけて、やっぱり「バーカって意味なんだよ」と言ってしまいます。本当は「好き」ですよね。

ラジオ出演がうまく行ったのは取り組みのおかげ、花枝のおかげだという芦田。手術の前日までとしていた期限ですが、2日前に入院しなければいけないことが分かり、2日早く別れると言います。

理由は聞かない方がいいかの再確認に、明るくそうだと答える花枝。こんなに明るい花枝が、病気の悩みを抱えているとは思わないですね。

急に会いたいと言い出す芦田。心を動かすための取り組みだから、辛いのは大成功だと言います。ファミレスでチュウしているカップルを見た時の思い出話をした花枝。笑い話のつもりだったのに、芦田はしてしまいます。注文しようとしていたところだったので、ボタンも押してしまって、店員さんが来てしまいます。それがアキラ100%さん、ドギマギしていておもしろかったです。

後は別れのみだと、ボードの写真を見せる花枝ですが、別れの上は「頭がおかしくなる」まさにそのとおりでした。明るく振舞うものの、不安と寂しさを抱えているのでしょう。

葉子と会うと、手術後のことも明るく考えられるのかもしれません。

母の声の記憶はあるものの、父の声は覚えていない花枝。できたら声が聞きたいと思い始めました。もう、聞けないと思うからでしょうか。

慎吾が見つけて、電話をつないだまま話しかけます。世間話をすると父も「スタートライン」を聞いていました。亡くなった妻と娘が好きだったからと。空手で活躍していることは知っていたようでしたが、表舞台に名前が出なくなってからのことは知りません。「強いんだ。俺に似なくてよかった」という父。スタートラインを鼻歌で歌っています。それを聞く花枝。どんな思いなのでしょう。

会わなくていいという気持ちは少しわかる気がします。会ってしまったら、いろんな気持ちが湧き上がってきそうで、自分でもどうなるかわからないのでしょう。今は手術への不安と芦田との別れだけで、気持ちはいっぱいいっぱいなのでしょうね。

本当に声だけでよかったのですね。慎吾は、ダメな父親だったから俺らは花枝に会えたと言います。慎吾は自分のことも不幸だとは思っていないというのです。自分を放棄してくれたから、お前たちに会えたと、明るく言います。ここまで思えるようになるまでは辛かったのでしょうけど。

絶対に芦田には言うなという花枝。決心は固いようですね。同情は嫌なのでしょう。ふざけながら、花枝に「大丈夫か?いろいろ」という慎吾。一瞬顔が曇り、「大丈夫」と返すことはできません。慎吾はまたふざけ続けて花枝を笑わせます。泣きました。吹っ切ろうと空手の形をする花枝です。

慎吾はついに芦田に会いに行ってしまいます。納得いかないと。花枝の期限の理由が何なのか知りたくないのか、知らなくて平気なのか、俺は知っているけど言わないとまくし立てています。曲ができればそれでいいのかと。

彼女の気持ちを尊重したいから言いたくないことは聞かないという芦田。慎吾は、本当に好きなわけじゃないんだと、好きなら別れたりしないだろうと、あんたの背中押しに来たわけじゃないと、めちゃくちゃに言いたいことだけ言って帰りました。

決めていた別れだから話すことがないと、ケンカしましょうかと言って、お互いに相手の嫌なところ言い合うという2人、かわいいです。

隠し事があるのはずるいという話の流れから、ついに別れたくないという芦田。曲のこととか関係なくと。

花枝はきっぱりと断ります。自分はそこまでじゃないと。恋に負けるのは嫌、恋に引きずられたり、恋に引っ張られて変わるのも嫌だと。出会って前に進む力をもらった、いい恋だったし、芦田にとってもいい恋だったと信じていると。

そう言われると芦田は何も言えません。花枝は沈黙を避けるように話し続けて、新曲どこかで聴けるように、問うところはちょっと時間がありました。「さようなら」という花枝になんとか「さようなら」と返す芦田ですが、泣きそうです。毅然と歩き出した花枝ですが、表情はだんだん曇っていきます。芦田は、動けずに泣いています。

入院の朝です。直美が冗談で言った「老後の面倒でもみてもらおうかな?」とい言葉に「いいの。うれしい。頑張れるかもしれない」という花枝。観ているこっちも号泣でした。身内がいない花枝にとってはうれしいことなのでしょうか。直美も泣いてしまっています。みんなで花枝にエールをお送ります。

苦しみながら、芦田は曲を完成させました。

花枝の手術が始まりました。無事成功を祈る慎吾。

走ってきた芦田に慎吾は、「花枝があなたに会うことはもうない。もう関わらないでください」と言います。呆然とする芦田。

次週は2年後なのですね。それにしても、走って行けるくらいの距離、偶然会うこともありそうですが。あの家にそのまま住んでいるということは、芦田の曲はうまく行ったのですね。花枝はどうしているのでしょう。

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