PR

【イチケイのカラス】第2話の感想・ネタバレ/前田敦子さんの演技にすごみを感じました

イチケイのカラス第2話 感想 ※ネタバレ注意

冒頭の入間率いる地裁チームと井出たち地検チームによる草野球。ピンチが訪れ、敬遠を進言する千鶴に「悔いなく全力を尽くす!その方が楽しい」と言った入間の渾身の一球はまさかのデッドボール(笑)入間らしく、千鶴らしいシーンでしたね。千鶴がちゃんと草野球に参加しているのは少し驚きでした。差し支えますってお得意のセリフで交わしていそうなのに(笑)

そんな草野球の最中に日高に呼び出された千鶴は、最高裁事務総局、事務総長の香田健一郎を紹介されました。そこで千鶴は、入間みちおの問題行動が改善されなければ人事局へ報告をあげて欲しいと指示されます。確かに入間の裁判官らしからぬ行動は問題になりそうですが、あえて千鶴に指示を出すあたりが何か因縁めたものを感じさせました。

そこへまたも合議制の案件が。一審で有罪判決を下された料理研究家の虐待事件の差し戻し公判。裁判官にとって判決をひっくり返されるなんて汚名中の汚名。しかも担当裁判官は香田の息子・隆久。無言の圧力があるともいえるこの裁判、保身に走るために降りたいと言う千鶴を非難する入間に、千鶴はまたも正論のような言い訳を(笑)取扱い要注意案件だ、穏便にと千鶴に散々言われた入間が「わかりました。いつも通りやります」なんて返し、波乱の幕開けとなりました(笑)

傍聴席に隆久が座る中、裁判が始まりました。入間はいつものペースで実際に揺さぶってみたり、専門医10人から意見を聞こうとしたり‥。そんな入間に心の中で突っ込み続ける千鶴(笑)入間がやらかさないか気が気ではないですね。その後、隆久から挨拶され、さりげなくプレッシャーかけてくるなと千鶴の心を読む入間も、「心を読んでも口に出しちゃいけない空気を読まないと」って突っ込む石倉にも笑ってしまいました。

そして、集まった10人の専門医の意見から職権発動する入間。もう抗議する千鶴は、坂間ってますよ!なんて言われてましたね(笑)しかし、そんな抗議も入間に響くことはありません。スッキリすれば自信を持って判決を下せると返すのでした。

隆久から呼び出され牽制された千鶴は、夜中に同じ宿舎に住む入間の元へ向かい、祖父母の期待を裏切りたくないと話します。千鶴の左遷されたくない、長いものにまかれていたいという気持ちもすごくよくわかります。人生を平穏に、なんて誰でも考えることですよね。

そんな千鶴に入間はマラドーナのゴールについて語りました。前回の乙姫の話もそうでしたが、入間の関係ないようで本質を問うこういった話は印象的ですね。「被告人を裁いているように見えて僕達も裁かれている。」そんな真面目な話をしながら、入間が飲むサバの飲み物(笑)なんだろう、あれ。美味しいのでしょうか‥(笑)裁判官の仕事おもしろいと思わない?と聞く入間は、草野球と同じくこの仕事を悔いなく全力を尽くすことで楽しんでいるのかもしれません。

だけど、そんな伏線もあったので、被告人が否認したとき満面の笑みだった入間に対して、不信感を漂わせた千鶴に、被告人が無罪を主張すれば冤罪を防ぐことができるから喜んだのだと駒沢は話しました。入間のことをよく分かっているんだなと感じるシーンでした。そんな入間だからこそ、駒沢は裁判官になるよう誘ったんだろうとも感じ、今後見れるであろう入間の裁判官としてのあり方に期待してしまいます。

そして、隆久がこの件に何かしら関わっていることが見えてきて、抜けるなら今しかないと言う入間に対して、出世につまづくのは受け入れられないと言いながらも真実から目を背くことはもっと受け入れられないと千鶴は話しました。入間という人間の考えが、少しずつ千鶴の気持ちを動かしていて、見応えのあるシーンでした。

そして第4回差し戻し公判。母親としての誇りを取り戻せるかどうかの裁判だ、母親としての人生がかかっていると語りかける入間はすごく素敵でしたね。裁判官にとって1番やってはいけないことは間違わないことだと話す証人の隆久に、間違いを認めないことがいけないことだと話す入間には説得力がありました。人を裁く立場の裁判官だって、もちろん間違うことはあり、その間違いを認め改めること、それこそが何より大切だということ、隆久に響かなかったことがすごく残念ですが、幼児虐待を疑われた母親の無罪が証明できたこと安心しました。この母親を演じた前田敦子さんの演技もすごく良かったです。

そして何より、罵倒する隆久に千鶴の反撃は潔くてかっこよかったですね。隆久は然るべく懲戒処分されましたし、取材時の入間の牽制もあり、左遷なんて事態も無事避けられたようでそこも安心しました。

日高から入間に感化されて失望させないでなんて言われた千鶴は、日高が裁判官、入間が弁護士として携わった一つの事件について聞きました。被告人が無実を主張しながら自殺したというその事件が入間を裁判官へと導いたと話す日高。私は間違っていないと話しましたが、真相はどうなのか。きっと今後明らかになっていくはずですが、きっとバチバチした闘いになるんだろうと期待と不安がよぎります。

次回も合議制裁判のようです。入間と千鶴、どんな事件にどう向き合うのか楽しみたいと思います。

無料動画・見逃し配信をチェック♪

-感想
-

画像の右クリックは禁止してます

© 2023 OTONOKO movie