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【イチケイのカラス】第8話の感想・ネタバレ/裁判所書記官の川添に焦点を当てた今回、川添と入間はわりと合ってる

イチケイのカラス第8話 感想 ※ネタバレ注意

裁判所書記官という仕事にも焦点が当てられた今回。入間とペアとなり書記官を務める川添は、毎回入間に振り回されて、同期が管理職に昇進する中、1人出世に見放されています。滞りなく定年が迎えられたらという川添の切なる願いは叶うのでしょうか‥(笑)

今回、合議制で扱うことになったのは、窃盗事件の被告人でもある潮川が保釈中に起こした傷害事件。潮川は万引きを目撃した小学校時代の恩師である山寺を殴打し、怪我を負わせたという疑いが持たれています。

被告人の潮川が否認し、普通の裁判官なら大変な審理になると眉間に皺が寄るであろうシーンも入間なら冤罪が防げると喜ぶと予想し振り返る川添。さすが!入間のことよくわかっているなと思いましたが、まさか駒沢、千鶴も喜んでいるとは‥(笑)

書記官研修生としてやってきた前橋たちは、事件についての意見を求められ、書記官は裁判官に意見しないと遠慮しましたが、イチケイは無法地帯だと川添は話します。

現に川添は裁判中に休憩を進言したり、浜谷が保釈の進言をしたり‥。イチケイでは、裁判官だろうが書記官だろうが1人の人間として真実に向き合うために誠実であり、みんな平等に意見を発することができる。このことがイチケイ裁判のバランスを取っているように感じます。

入間は今回も何で子供の絵の太陽は赤、信号は青なんだろうかと疑問を抱く甥っ子の話を切り出しました。大人が子供に知らず知らずのうちにするアドバイスが子供の先入観を作り上げていると。この「先入観」が様々な場面でキーポイントになったように思います。

また、「クレプトマニア」という病気についても今回は考えさせれる話でした。万引きはやってはいけないことだと誰もが知っている。なのに何故盗んでしまうのか。金銭目的ではなく、スリルや満足感を得るためにやめられない心の病気で、だからこそ治療や周りの支えが必要になること、きっと知らない人もまだ多くいるのではないでしょうか。

事件が起こること自体は悲しいことですが、今回の裁判で2つの夫婦が救われたのだと思うと人生の中で必要な1つの山だったのかもしれません。

助けての一言が言えなかった潮川と山寺に対し、言葉にしないとわからないこともあると入間は諭します。夫婦だからこそ心の声を言葉にすることも大事だと。そして、法廷を出ようとする潮川に、規則違反だけど持たせた夫と話す時間を川添も、入間のように型破りな書記官なのかもしれませんね。

また、城島と井出が飛ばされなかったのもよかったです(^^)誰もイチケイ担当になりたくないのが功を奏したなんていいのか悪いのか怪しいところですが(笑)

事件が解決し、言葉にしないと伝わらないことがあると石倉が思い切って千鶴に好意を伝えたのに、千鶴には言葉にしても伝わらなかったですね(笑)言葉にしても伝わらないことがある‥と無念そうにお茶をすする石倉が可愛く見えました。そしてそして、入間の甥っ子がまさかあんな大人だとは‥(笑)これこそ甥っ子は小さいという先入観のせいですね(笑)痴漢の犯人の件もそうですが、随所で先入観のオチが回収されストーリーの秀逸さを見せつけられました。

「私はついていない男、川添博司。私がペアを組むのはいつだって常識外れの裁判官。そして私の墓場であるこのイチケイは今までの出会いでも最悪と言える裁判官がいる。でもこれでいい。私の書記官人生、これでいいのだ。いや、これがいいのだ。」

まだまだ川添が入間に振り回される日々は続きそうですが、裁判官と書記官が夫婦みたいなものだと話す浜谷の言葉を借りるとしたら、入間と川添は結構いい夫婦なのかもしれないと感じました(笑)

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