婚姻届に判を捺しただけですが第10話 感想 ※ネタバレ注意
やっとお互いの気持ちを確かめ合って両想いとなった2人。そして価値観の違いによるぶつかり合い。
1からお付き合い始めるということは、恋人同士ということなのでしょう。突然同居から始まった2人は、どうしていいか分からなくなっています。
明葉は、仕事が終わって帰って、ソファでビールを飲むのがしあわせだったけど、今は柊と一緒にビールを飲むのがしあわせだと言います。2人で何気ない毎日を‥と言いかけたところで、柊はもう寝ちゃっています。ロマンティックな流れを期待していた明葉ですが、そんな柊が好きなのだから、2人でソファで、しあわせそうに眠ります。
明葉のように、まずはお互いを知ろうというのが一般的だと思うのに、偽装結婚を解消して戻ったからって、仕事相手への妻アピールはないですよね。結婚から離婚、そして復縁となれば、すぐに再婚と思うのが普通かもしれません。偽装を知らない人から見れば‥。
でも、明葉としては、初めて付き合い始めるのと同じことなのだから、じっくり付き合ってからにしたいのでしょう。もともと結婚願望のない明葉ですから、そこにこだわりはありません。でも、柊はすぐにでも結婚する気になっていて、明葉も同じだと思っています。結婚のプロポーズは、また、別なのに。
そのことを心配するのは唯斗。2人の理解者です。獣医になる勉強のために熊本に行くと言います。自分の道を進む決意ができたのですね。
兄の旭は泣いて喜んでいます。美晴は偽装に気がついていました。別の人が好きだったと言っていて、自分だって気がついているのでしょうけど、そこは言わないのですね。
柊は、明葉と出会って、自分の気持ちは本当の恋じゃないと気がついたと言います。ありがとうと言いあう2人、はっきり口にしなくても、わかっていますね。男性が結婚式にあこがれるなんて、と思ったけど、明葉のためなのでしょうね。
1から付き合ってと言ったのは、すぐに結婚っていうわけではないと思っていた明葉ですが、私もそう思います。価値観の違いというほど大きなものではありませんが、これでこじれることもあるかもしれません。
自分の力で仕事をしていきたい明葉にとって、柊の妻アピールはいやですね。オープニングのタイトルバックも今回だけ違っていましたね。
唯斗と柊の男同士の関係もいいですね。明葉と柊の考えの違いにも気がついている唯斗は、2人の答えを見せつけてと言い、笑顔で答える柊、でも、全然大丈夫ではありませんでしたね。自分の価値観ですぐ決めつけてしまいます。
家を明け渡さなくてはいけなくなって、すぐの結婚も断られた形の柊。結婚していないのに一緒に住むのはおかしいと言って、1人だけ引っ越しを決めています。どうして勝手に決めてしまうのかという明葉。自分のことをどれだけ知っているのかと聞くと、黙り込んでしまう柊。
一度距離を置いた方がいい、祖母の家に行くと言います。ソファはどうするのかと聞かれ、勢いで売っちゃっていいと言ってしまう明葉。子供のような顔で放心状態で泣きそうな柊と、言っちゃったという後悔の明葉です。売り言葉に買い言葉、お互い自分の思いを主張して話し合うことがないから、相手の勝手な考え・行動に納得がいかずケンカとなる。恋人になった証拠でしょう。
明葉は、自分の実力じゃなく受けた仕事は断った方がいいのかと、柊の上司の舛田に聞きます。広告代理店、しがらみでできている仕事だけど、その隙間でいいものを作って、頼んでよかったと思ってもらえるような仕事をしてほしいと言います。きっかけは何であっても、よい仕事をすればいいのですよね。
柊は森田に、離婚して事実婚となった気持ちを聞きます。自分が妻の、自分の力で行きたいという気持ちを奪っていたのかもしれないと言いました。夫の戸籍から外れることで、自分の力で生きていると実感できているようですね。夫婦にはいろんな形があるということは当たり前だけど、自分の身に起こると受け入れられなかったという森田。それでも、今の状態が自分たちの理想の形だと思っていると。森田がこのドラマに描かれていた意味はここにあったのですね。柊に、いろんな形があることを教えてくれています。
もう一度は、会えなくなったら、もう二度とになってしまうという祖母の言葉は素敵ですね。後悔しないようにしなくちゃダメと。
2人とも心の中にモヤモヤしたものを抱えながら、引っ越しの日が来ました。何か言いたそうなのに、何か言ってほしそうなのに、お世話になりましたとしか言えない2人が切ないです。おもちも別れの挨拶をしているかのように、初めて鳴き声を聞きました。
買い取り業者が明葉のソファを運んでいく様子を見ていた柊は、2人でビールを飲んだ時のことを思い出して、トラックを追いかけます。明葉に電話して、ソファは放してはダメだと言って、家に来てほしいと言います。
柊は明葉が好きだと言い、今までのことを思い出して話します。こんなに感情表現が下手な僕を受け入れてくれたと。紙切れ一枚で何も変わらないと思っていたと。婚姻届に判を捺しただけですが変わったと。明葉が自分を変えてくれたと。ここでタイトルが回収されました。
柊は幸せになりたいと思うようになったと言います。ソファが運ばれていくときに、あのソファで明葉とビールを飲んでいる時間が自分のしあわせだと気づいたのでした。ハグして明葉としあわせになりたいといいます。明葉も柊としあわせになりたいと。
結婚にこだわりのなかった明葉から「結婚しましょう」と言葉が出ます。いろいろ考えてよくわからなかった。籍を入れるとか入れないとか正直どっちでいいけど、判をして出会えたのだから、また判を捺したらもっといいことがあるのではないかと。
その瞬間イルミネーションが灯ります。本当にいいことがあったと。そして、家を明け渡す必要はなくなり、また住めることになりました。
いろんな夫婦があっていいという言葉にいろんな人たちが映ります。
舛田さんと丸園先生は夫婦なのでしょうか?隠していたのですね。
旭と美晴夫婦には、ついに赤ちゃんができたようです。旭の喜び方がいいですね。
めざまし時計が鳴っても、床に落ちて寝ている柊。結婚しても、百瀬さん呼び、敬語だけど、これもそれぞれの形でいいですね。
柊の言動にイライラしながらも、なんとかハッピーエンドになってよかったです。美晴が言ったとおり、本当にぴったりなのかもしれません。それにしても、あのペアルック笑えますね。まあ、パジャマだからいいですが。
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