婚姻届に判を捺しただけですが第5話 感想 ※ネタバレ注意
前回、明葉が掟を破ったらどうなるか、好きだって言いそうになったところで柊の兄が来ました。美晴が、離婚届を置いて家を出てしまったというのです。日帰り温泉で、柊は、兄のことが好きで結婚したわけはなく、理想の家族を作ろうして結婚したという話を聞いたばかりでした。柊の言うとおり、それは悪いことではないし、全く好きじゃないということではないですよね。どっちにしても、百瀬の心の中には美晴がいるんだからという結論となる明葉でした。
明葉の同僚のひかりが、仕事で推しの俳優と会うことになり混乱しています。いるだけでいい、ただしあわせに笑っていてくれるだけでいい、会ってはいけない人だと言うのです。明葉は、その言葉、柊と同じだと感じています。私もそう思っていたのですが‥。
柊は不動産屋の前にいる美晴を見つけます。旭には会いたくないというので柊と明葉の家に行きます。妊活がうまくいかないことがショックだからと思っていたのに違うというのです。妊活続けでもこのままでもどっちでもいいと言われたと。ずっと、美晴の気持ちだけ優先して、自分の気持ちは言ってくれないと。柊はそれが旭の優しさだというのですが、美晴はそうは思っていませんでした。
旭は、美晴が自分と結婚してくれたことが嬉しくて、なんでも美晴の思い通りにしてあげたいのですよね。旭にとっては美晴はすべてに優先したいことなのだと思います。でも、美晴はちゃんと向き合って、気持ちをまっすぐにぶつけ、話し合いをしたかったのでした。それが美晴の理想だったということですね。
美晴の両親が、不満を口にしないでうわべだけの夫婦で、それが嫌でした。理想の家庭のために相手を選ぶのは間違いだったと、旭への気持ちがわからなくなったからもう一緒にいられないと言う美晴。部屋を借りて1人で生きていくと。柊は部屋が見つかるまで、家にいるように言います。明葉も、同意するしかないですよね。
明葉の部屋を仕事部屋と言って美晴に提供しました。リビングのソファで寝るという明葉ですが、それでは変に思われるという柊。そうですよね、新婚夫婦なのに。明葉が徹夜で仕事をすることもあるから、明葉の部屋にもベッドがあるという言い訳は通るかもしれませんが、一緒の部屋に寝ないのは不自然です。
敷布団がないという柊。どっちが床で寝るかという話になり、収拾がつかなくて、2人とも床に寝るという柊。冗談のつもりで言った明葉だったのに、一緒のベッドで寝ることになってしまいました。これは辛いですよね。明葉は柊が気になって寝られないのに、柊は美晴のことを考えて寝られないみたいです。自分が見てきた美晴の笑顔は本当の笑顔でではなかったのかと、柊にとってはかなりのショックですよね。明葉はそうかもしれないと言うことしかできません。柊は、何のために気持ちを押さえてきたのかと思いますよね。あの笑顔を守るためだったのに。
ひかりは推しに会って、恋に変わっていました。唯人が言ったとおり、好きの形が変わるスイッチは一瞬でした。明葉は不安になりますね。
明葉が2人の様子がおかしいと思ったのは正解でした。柊はもう一度旭に会うことを勧め、気持ちが迷子になっているだけだと言います。あったものを失くすのと元々ないのとは違うという美晴は、旭のことは全然好きじゃなかったってことなのでしょうか?「俺はどうしたらいい?美晴はどうしたら幸せになれるの?」と言ったところで明葉が帰ってきて、ごまかしたのですね。
明葉は、美晴から両親の話を聞いて、旭を選んだというより、父に似た人を好きにならないようにしたのではないかと感じました。そして、父がどんな人か聞くと、柊そのものなのです。もしかしたら、柊のことを好きになっていたのかもしれないと思いました。
柊は兄に会いに行って、話し合いできるようにすると言おうとしたのに、もういいと言われます。関係を修復するのは無理だと思っています。まだ何もしていないのに。いい加減な気持ちで離婚を言い出すような美晴ではないから、無理して夫婦でいても仕方ないと。美晴にはいつも笑っていてほしい、美晴が笑っててくれればそれが俺の隣じゃなくても、って、柊と同じじゃないですか。
柊は目に涙をためながら、本当にそう思っているのかと言います。別の人の隣で笑っている美晴を見て、それで、苦しくないのか、満足なのかと‥。それって、柊の自分の気持ちですか?
家に帰ると柊はすごい熱でした。明葉が介抱しますが、恥ずかしがる柊がかわいいです。病院に行った方がいいという明葉に始めてではないので大丈夫という柊。旭と美晴の結婚式の前日もこんな感じだったというのです。ストレスから熱を出してしまうなんて、やっぱりかわいいですね。
柊が本音を話し始めます。美晴は兄と結婚してしあわせだと思っていたから、美晴の笑顔を見ているだけでいいと思っていたと。でも、離婚届を置いて家を出たと聞いた時、兄が美晴を幸せにできないなら俺がって、思ってしまったと。この、「しまった」というところが柊らしさですね。でも、やはりスイッチは入っていましたね。
2人に離婚してほしくはないし、でも、逆の気持ちもあるからどうしていいかわからなくて‥熱が出ちゃったのですね。そんなことを全部明葉には話せるようになったのですね。今までは誰にも言うことはなったでしょう。恋ではないけれど、柊は確実に明葉に心を開いています。
明葉は柊にどう思うかと聞かれ、このまま柊と夫婦でいられるという思いから、仲のいい夫婦でいて欲しいと言います。でも、正直な明葉らしく、互いに納得して離婚を選ぶなら、それは悪いことはないと、それでしあわせになれるならと言ってしまいました。自分の感情だけで言うことができないのですよね。
明葉は泣いています。もう終わってしまうと。兄と美晴が離婚して、柊と美晴が一緒になると思っているからでしょうか。
柊が美晴に真剣に話そうとしたときに、夕飯の話でそらした美晴は、きっとわざとですね。
どっちを選んでもおいしいという柊に、旭もそう言っていたという美晴。そして、プロポーズの時のことを楽しそうに話します。失敗したくなくて計画どおりに生きてきた美晴は、思い付きで行動する旭が新鮮だったのですね。柊も兄のそういうところに惹かれたと思います。決して、気持ちがもともとなかったわけではないですね。どっちでもいいで結婚して、どっちでもいいで離婚か、と笑う美晴でした。
そんな時、旭が火事でけがをしたと連絡がありました。取り残された猫を助けようとしたと聞いて、頬を叩いて、もっと自分を大事にしてと泣きます。自分についても、もっと自分の気持ちを優先してと。旭は強く抱き寄せて、もう泣くなと俺の隣で笑ってろって、気持ちが分からないならわからないままでもいいって。目の前でこのシーン、柊は辛いですね。でも、ホッとしてもいますよね。
美晴は、理想の家庭を作りたいだけではなくて、ちゃんと好きって思い出しました。兄は柊のおかげで目が覚めたと言っています。結局、柊が二人の関係を修復させたのかもしれません。
明葉は、美晴に本当は柊が好きだったのではないかと聞いてみようとしたけど、うまくごまかされました。でも、きっとそうですね。美晴にとっては、それはもう思い出なのですね。そりゃ、奥さんに言うことじゃないですよね。昔、あなたの旦那さんが好きでしたなんて。
柊は、結局もとの不毛な恋に戻ったのですね。と、思ったら、部屋に帰った柊の目は何を思っているのでしょう。
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