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【#家族募集します】第9話(最終回)の感想・ネタバレ/感動的で温かい最終話に感動の嵐

#家族募集します 第9話

#家族募集します第9話 感想 ※ネタバレ注意

ついに大好きな作品が最終話を迎えてしまいました。にじやの家族たちが進んだ次のページにはどんな物語が待っているのでしょうか。トリプルテンの織りなす感動的で温かい最終話に感動の嵐でした。

前回のラストシーンで、蒼介は親父さんの本当の家族との幸せか、自分が夢描いていた新しい家族の形かという選択を迫られ、キャベツを切りながら涙を流しました。この涙にすごく感情移入させられ、蒼介の気持ちを考えると切なくなりました。その涙をみんなの顔を見てたら俺は幸せ者だと思ったと誤魔化そうとする蒼介ですが、「俺たち家族を甘く見んなよ!」と俊平は蒼介が何かを抱え込んでいることに気がついていましたね。

初回に蒼介が屋上で話を聞いてくれた様に「俺が話を聞く」と伝える俊平。しかもそこには、いつでもいいよと言う俊平の優しさが添えられていました。今思えば、あの屋上から全てが始まったんですよね。2人の関係性はいい意味で変わらず、見ていて安心感しかありません。

翌日、親父さんのお見舞いに向かった2人。親父さん親子を昔みたいに戻してやりたい、そうするとみんなの家が‥と葛藤を見せる蒼介に「このまま聞かなかったことにして何にもしないでいるのは間違っている」と俊平は返しました。事情を知っためいくは、私たちはどうしたらいいの?と不安そうに話し、礼は今考えても仕方ないと成り行きに任せようと話します。

礼はこんなこと言いながらも「2人がどうしようもなくお節介で、余計な世話ばかり焼いて、バカがつくほど優しくて、みんなのこと考えているのはわかっているから。」と、2人ならどんな選択をするのかは分かっている様子で「私の気持ち言っておく、私は家族みんなでここで暮らしていきたいって思ってる。」と話しました。2人に対する信頼も感じましたし、自分の思いを押し付けたくないと考えるはずの礼がみんなと暮らしたいとはっきり言ってくれたことは、なんだか嬉しく思いました。

そして、帰国したいつきの母親が、ついに、いつきを迎えにやって来ました。あなた方は?と聞かれ、なんて話していいか口籠る俊平に、「いつきちゃんの家族です。」とめいく。本物の家族に、家族と名乗るなんて(笑)めいくはやっぱりかっこいい!本当、単純にめいくの潔さにかっこいいなと思ってしまいました。

その後展開された、いつきと黒崎の別れのシーンは、涙なしでは見られませんでしたね。お別れの時、「ここに連れて来てくれてありがとう。」と言ういつきに跪き、「お父さんこそありがとう」と返した黒崎。これだけでも泣けてしまったのに、別れを悲しむいつきに「一緒に暮らしてなくても、お父さんもここにいるみんなもずっと家族だ。」と話す黒崎の言葉がまた、涙を誘います。最初は険悪にしか見えなかった親子の関係が、にじやでの生活を通して打ち解け合い、かけがえのないものになっていて‥。2人で行った海のことを、黒崎の不器用だけどまっすぐな優しさを、いつきはきっと忘れることはないでしょう。

「どこにいたって、離れてたって、みんなずっと家族だから。」いつきだけでなく、トリプルテンの絆も、にじやで過ごした特別な夏の思い出も、子供達にとってもかけがえのないものになったはず。もちろん、大人だってそうだと思います。

蒼介がハッシュタグで募集した家族。一つ屋根の下で、仲間のピンチを助け、嬉しいことも悲しいことも分け合い、過ごして来たみんな。血の繋がりのない家族の絆が、本当の家族を超えられたのは、礼が話したように心の中を曝け出せたからなのかもしれません。1人の気持ちをみんなで一緒にシェア出来たからこそ、主題歌のようにでっかい愛に包まれた温かい家族が築き上げられたように思います。

そして、いよいよ決断の時。次のページをめくる時が来たと表現する俊平が素敵でしたね。めいくの「楽しかった思い出し甘みで5年はやっていける」も(笑)

「家族ってたくさんのありがとうに囲まれているんだな。」キャッチャーボールをしながら語られる、ありがとうの数々。「見たか!俺はありがとうに囲まれてるぞ!」蒼介のこの言葉はすごく印象的で、それは自分を捨てて出て行った母親だけでなく、家族に憧れを持つ過去の自分に向けての言葉のようにも思えました。

それぞれに新しい一歩を踏み出すみんな。俊平が妻を失った悲しさを乗り越え新たな絵本を完成させられたのも、礼が成り行きに身を任せられるように気持ちを大きく持てたのも、めいくがシングルマザーであろうとも自分の夢に向かって動き出せたのも、蒼介が再びカメラを持てるようになったのも、黒崎が自然に笑えるようになったのも‥。その一歩を踏み出せたのは、家族の存在があったからこそ。家族の存在は時に優しく、時に厳しく、人を前に進ませる、大きな原動力になっているだと改めて感じさせられました。

ちょっと寂しいけど温かい。笑えて、泣けて、心が温まる素敵な作品でした。陽たちが少し大きくなった頃のトリプルテンもまたいつか見てみたいですし、にじやの変わらぬ絆をいつまでも見守りたいです(^^)

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