危険なビーナス第10話 感想 ※ネタバレ注意
すべての謎が明らかになりました。楓の正体は潜入捜査の警察官でした!最後は伯朗と楓が結ばれてハッピーエンドでよかったです!
拉致の犯人は憲三おじさんでした。小日向さんが演者だったので、単なる親戚の優しい叔父さんでは終わらないだろうなと思っていましたが、やはり犯人の小日向さんの表情は狂気を感じさせる演技でさすがでした。
また、波恵さんのカミングアウトも恐ろしく、娘と恋人を別れさせるために自分の子供を身篭っている愛人をその男にあてがう康之介のゲスさや、その父親に毒を少しずつ盛って殺した波恵さんといい、昼ドラ並みのドロドロとした愛憎劇でした。波恵さんを主人公にしたドラマが書けそうです。
そのような憎しみと欲望にまみれた矢神家ですが、伯朗や禎子さんがいたことで波恵さんも希望を見出すことができてよかったです。人は人によって傷つけられ絶望することもあれば、人によって救われ希望を持つこともできるのだと思いました。
悪役の佐代と勇磨が、最終回でずいぶん大人しかったのは残念でしたが、登場人物が多いドラマだったのでしょうがないかなと。
最後に、伯朗に対して「ほしいものは自分で手に入れろ」と、発破をかけて背中を押した勇磨はかっこよかったです。
楓さんから返されたネックレスを伯朗に渡した波恵さんといい、伯朗が楓さんを好きなことは矢神家一同にバレバレで、優柔不断で誰もが心配して声をかけずにはいられない伯朗は最後まで愛されキャラでした。
そして、一番の伯朗の理解者であり、伯朗の背中を押してくれたのは蔭山さんでした。最後まで蔭山さんが最高でした。
蔭山さんが焼き鳥屋で、涙を堪えながら楓に訴えかけたシーンは切なかったです。何もしなければ伯朗は蔭山さんの方を向いたかもしれないのに、自分が選ばれないことを知った上で、楓に会いにいき二人の幸せのために行動した蔭山さんの勇気、人間としての器の大きさを感じました。
これまでの伯朗が楓さんを信じられたのもすべて蔭山さんの助言のおかげであり、この恋の立役者は蔭山さんに他なりません。
蔭山さんほどの女性であれば、伯朗以上の素敵な男性がこの先待っているに違いありません。蔭山さんに幸せになって欲しいです!
そして最後に、伯朗と楓が結ばれてよかったです。
警察で、今までのことが芝居だったと告げた後の楓の瞳にたまる涙など、ああ、これが本当の楓なんだなと、初めて楓の本当の心が見えた気がします。
捜査のためとはいえ、伯朗を騙して共に行動していた楓でしたが、伯朗のバカ正直な真っ直ぐさと、信じる力が本当の楓の心をつかんだんだなと思いました。
信じるものは救われる、信じるものは汚れた矢神家や楓の心を変え、幸せにしてくれました。
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ついに謎も楓の正体もすべて判明!