君と世界が終わる日に Season1第2話 感想 ※ネタバレ注意
第2話を視聴した感想です。
宇和島さんが死亡しました。あきらかにゾンビに噛まれたであろう宇和島さんでしたが、響は大丈夫と言い続け、等々力は他の人のためにも殺してしまおうと言います。
この状況では等々力のほうが正しいのは明らか。元々赤の他人のために皆の命を危険にさらすわけにはいかないから、当然の判断だと思います。
目の前の1人の命を救うか、目の前の1人の命を犠牲にして大勢を助けるか、対局にある考えで他人が他人の命を選ばなければなりません。
昔からさまざまな映画やドラマで、こういう状況では助かる見込みは薄いものの目の前にある命を救おうとします。そして救われる側は自分を犠牲にして仲間を助けようともします。
結局、響は最後まで宇和島さんを助けようとしたものの、宇和島さんは皆を助けるために自ら犠牲になって命を落としました。
響がしたことはゾンビサバイバルの中ではNGな行為だと思う。でも宇和島さんの死に場所を選ばせてあげたという点では、宇和島さんにとって救いだったのでしょうね。
あのままゾンビになるのを待つか、仲間に殺されるか、自分の死に場所を自分で選べるのなら、それは最後まで人間だったと誇りをもって死ねるかもしれません。
かたや、自衛隊に助けられた来美たち。
来美は大学を卒業して2年くらいかな?研修医だから仕方ないけど想像以上にポンコツでした。医療的な面で彼女が役に立つことはなさそうですね。
自衛隊の車両で駐屯地に向かう途中、飛び出してきたゾンビをよけて事故ってしまったわけですが、ゾンビならひいて欲しい。
そうはいっても難しいと思うので仕方ないかもしれないけど、来美が出会った兄妹のお兄ちゃんのほうが金属棒みたいなものが体を貫通してしまい、緊急手術することに。
これもむちゃくちゃでしょう。確かにその場でオペしなければ危険な状況だったのは間違いないけど、血に引き寄せられるゾンビの習性を考えると、一刻も早く駐屯地に向かって、そこで手術すべきです。そしたら手遅れになっていたかもしれないけど、全滅するよりマシ。
やっぱりいきなり非日常に放り出されても、人間としての優しさや甘さが残ってしまうのでしょうね。
最後に駐屯地に向かった響たちですが、本郷さんが射殺されてしまったのにはビックリです。お兄ちゃんの手術中、自衛隊と協力してゾンビを追い払った本郷さん。話しぶりからは自衛隊と話がついているようでしたが、有無も言わさず狙撃だなんて......
これからはゾンビだけでなく同じ生存者同士の生存競争も本格化しそうです。
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