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【キワドい2人】最終回の感想・ネタバレ/22年前から始まった事件の真相がすべて判明する

キワドい2人

キワドい2人 -K2- 池袋署刑事課 神埼・黒木第6話 あらすじ

神崎賢造(椎名桔平)と副署長の澤登(六角精児)が話している。賢造は井原(高橋努)の胸を撃ったのが澤登なのかを確かめようとしている。

そこへ野崎管理官(中林大樹)と本庁の捜査一課の刑事たちが現れた。賢造が拳銃を所持していることを伝えると、賢造に向かって銃を向ける刑事たち。

賢造は澤登に向かって行く。澤登の電話で父・賢造の声を聴いた黒木(田中圭)も駆け付け、父の前に立ちふさがる。

刑事たちの銃弾が賢造にあたる。野崎に拳銃を確認するように言われた黒木。実際は拳銃など持っていなかった。救急車を呼んでくれと叫ぶ黒木。黒木は父にどうしてこんなことをしたか尋ねる。犯人はほかにいるという。

父は「隆一に伝えてくれ。お前の父親は警察官だ」と言った。黒木には親らしいことをしてこなかったことをわびた。黒木は、死ぬなと叫び続けた。病院に駆け付けた神埼(山田涼介)。賢造はかなり危険な状態だ。

神崎は黒木の胸ぐらをつかんだ。黒木は泣きそうな顔をしている。俺に任せろと言った黒木に「できもしないことを言うんじゃねえ」と言いながら神崎も泣いている。あんたの父親だろうと。本当の家族だろうと。「このまま死んだらどうすりゃいいんだ」と泣きながらどこかへ行った。

自暴自棄になる黒木、神崎は…

黒木は飲み歩いていて他の客と喧嘩した。諸星(ジェシー)と木村(江口のりこ)に公務執行妨害だと連行される。しばらく留置すると神崎にメールが入った。

神崎に彩乃(関水渚)が謝る。そして「黒木は自分を痛めつけているみたいだ」と言う。「兄弟でも家族でもないからもう関係ない」という神崎。自分は凶悪犯の息子だった。人殺しの血が流れていると。

「それが何?親が誰でも中身は1ミリも変わらない」と彩乃がいう。そして、以前神崎が自分に向けて言った言葉を思い出させる。

「子供が親を守ったっていいんだよ。守りたい人がいるのはしあわせなことなんだよ。」

彩乃は「今神崎が守るべきなのは黒木だ」と言う。血のつながりはなくても、一緒に生活を、喧嘩しても仲直りして、お互いを思いあってる2人は家族だと。弟ならお兄ちゃんのことを助けてあげてと泣きながら彩乃は出て行った。

留置場の黒木のもとに神崎が現れ、兄だと名乗り出た理由を尋ねる。

黒木は「自分と母を捨てた父が、神崎をどのように育てたかを知りたかった」と言った。犯罪者の息子がどんな風に育ったのか知りたかったのだ。でも神崎の傍にいることで出自は関係なく生き方次第で人は良くも悪くも変わることがわかった。

神崎も自分の出自を知ることで周りの人間に支えられて今があることに気づく。だから黒木を支えたいと手を差し伸べる。強行犯係の仲間が温かく見守り聞いていた。末長(八嶋智人)は泣いていた。

兄弟バディ復活!父の疑惑を晴らせ!

2人は再び捜査に戻る。父は誰かをかばって逃げていて、3つ目の犯行を防ごうとしていた。22年前の事件をよく知っている人物が犯人だ。

22年前に仁瑞会に所属していた村田雄二に話を聞くと話がまったく食い違っている。内縁の妻・ひかりを暴行された井原が事務所の乗り込んで発砲したという話であったが、先に発砲したのは仁瑞会の方だった。

「隆一に伝えてくれ。お前の父親は警察官だ」

黒木は父の伝言を思い出した。井原は悪徳警官をあぶりだすために送り込まれた潜入捜査官だった。それがバレて松原ひかりが犠牲になったのではないか。潜入捜査は違法、隠ぺいするために井原の死を利用して暴力団の構成員として処理をしたのではないか。

黒木が副署長・澤登に話すと「誰が味方か分からないから慎重に進めるように」と澤登は言う。本庁の人間は信用するなと。

ついに真相が判明する

母の手紙に入っていたたんぽぽの栞を見ていた神崎は子供の頃の記憶がよみがえってきた。たんぽぽのように強く生きるんだと教えてくれたのは、父賢造ではなかった。本当の父・井原から教わっていたことを思い出した。

黒木に両親の若い頃の写真を見せられた神崎。そこに写っていた母・松原ひかりは、井原の墓で会った女性(仙道敦子)だった。松原ひかりは生きている。神崎は彼女の「警察が憎い」という言葉を思い出し、彼女が犯人かもしれないと考える。父・賢造はそれを止めようとしていたのではかいか。その時、病院から連絡があった。父の意識が戻った。

22年前のファミレスで井原は覚悟していた。賢造に「ひかりと息子のことを頼む。父親代わりになってくれ」と言っていた。ひかりは遺書を残して出て行ったが死んでいなかった。

植田はひかりに脅されていると賢造に電話をした。待ち合わせして行くとすでに植田は死んでいた。安藤も同じだった。

神崎は「自分が母を止める」と言うも、賢造は犯人はひかりではないと言う。

黒木のもとに行くと、黒木は井原と一緒に写っている人を見つけていた。俺たちはとんでもない間違いをするところだったという黒木。

松原ひかりから澤登に電話があり「日曜の交通安全セレモニーに来る」と言ったという。

帽子マスクサングラスのひかりらしき女性が現れた。ロッカーを開けたところを諸星が職務質問をする。拳銃を向ける女性。黒木が拳銃を向ける。動いたら撃つとけん制している矢先、澤登が発砲した。「動いたぞ!捕まえて凶器の拳銃を取り上げろ!」という澤登だが、「どうして凶器だとわかる?」と返す黒木。女性が持っていたのは水鉄砲だった。そしてその女性は彩乃だった。

犯人は澤登で、ひかりを犯人に仕立て上げようとしていたのだ。黒木と神崎は朝から副署長の行動を見ていた。副署長はロッカーに凶器のトカレフを入れ、自分を訪ねてくる人がいたら鍵を渡すように受付に話していた。

植田にひかりが生きていると聞いた澤登は、22年前のことが明るみに出ることを恐れた。そして、この犯行を思いついたのだ。

最初は、澤登は賢造に罪をなすりつけようとした。ひかりが犯人だと思った賢造は、自分が疑われても黙っていた。

賢造が澤登のもとへ来た時、射殺しようとしたが、賢造は死ななかった。そして、賢造は澤登が犯人だと気づいてしまった。今度は、ひかりに罪をなすりつけようとしたのだ。

それでも白を切る澤登。植田と安藤を殺す理由がないからだ。

暴力団と癒着していた悪徳警官は澤登だった。捜査情報を流して金を受け取っていた。それを暴こうとした井原を消そうとして、胸を撃ったのは澤登だった。

証拠がないという澤登に、井原・賢造・澤登が写っていた写真を示した。澤登は、井原が潜入捜査官だということを知らないはずがなかったのだ。

自分のポジションを守るためにどれだけの嘘を重ね、どれだけの人を犠牲にしてきたのか言う神崎。

澤登は異様な高笑いをし「ここまでか」と言った。神崎が手錠をかけた。諸星が凶器を確保しようとロッカーを見たが銃がなくなっている。

本物のひかりが澤登に向けて銃をかまえている。澤登を殺す気だ。

ひかりの前に神崎が立ちはだかった。「あなたが僕のお母さんだったんですね」と言ったが、今更、母親面するつもりはないという。

ひかりにどきなさいと言われてもどかないと言う神崎。相手が誰であろうと犯罪を止めるの警察官の役目だからと。

井原が殺されて、ずっと憎んできた警察。自殺しようと、神崎を置いて家を出てが死ねなかった。20年経って少し癒えたころ、神崎が警察官になったことを知った。どうして警察官なんかになったのかと悲痛な想いを神崎にぶつける。

自分の父と兄は警察官だから自然なことだと答える神崎。さらに「井原達也は警察官だった。僕の本当の父は最後まで警察官だった。2人の父が僕を警察官にしてくれた。僕はそのことを誇りに思っている」と。

仇は取れない、やり直したいとも思わない、死ねばよかったと言うひかりに神崎は間違っていると言った。

「お父さんはこんなことを望んでいない。どんなに辛いことがあっても、負けないで生きて行けって、たんぽぽみたいに笑って生きて行けって、お父さんは教えてくれた。お父さんは僕たちの幸せを願っていた。だから神崎賢造に僕たちのことを託したんだ」

過去は変えられないし、失ったものは元には戻らないが、未来は変えることができる。家族として新しい思い出を作ることができる。

ひかりの手を握り「お母さん」と呼ぶ神崎。「生きていてくれてありがとう」2人は抱き合って泣き崩れた。

賢造は蕎麦屋を再開した。黒木と神崎は相変わらず、喧嘩するほど仲がいい。デコボコこんびは、今日も、バディで捜査を続けている。

キワドい2人 -K2- 池袋署刑事課 神埼・黒木第6話 感想 ※ネタバレ注意

最終回でまさかの展開、神崎の実の父親・井原は、潜入捜査官・警察官だったのですね。でも、暴力団にそのことがバレて、内縁の妻のひかりを暴行されてしまい、事務所に乗り込みました。

先に発砲したのは、暴力団の方で、追い詰められてファミレス事件になってしまったのですね。井原が潜入捜査官ということがバレたら警察は困るから、井原は暴力団員のままになってしまったなんてひどすぎます。

黒木の父の神崎賢造は、警察官だと証言するから自首しろと言うが、井原は覚悟していたから、わざと自分が撃たれるような行動をとったのでしょう。愛する息子に銃を向けてまで。

賢造にひかりと息子を託し、父親代わりになってくれとも言って。悲しい話です。井原の人生は何だったんだろうと思います。

最近、警察や検察の悪事を描くドラマが多くて、警察不信にならないか心配になるほどです。もちろん、あり得ない話です。

そしてさらに、井原が捜査していた悪徳警察官が、黒木が相談していた副署長の澤登だったなんて。意識が戻った賢造は気がついたんですね。自分に罪をなすりつけて、射殺してしまおうとしていたことに。

澤登は、次にひかりに罪を着せようとしていることが分かったから、黒木と神崎は警察全部に事情を話して、大芝居をうったのですね。若い警察官たちは警察のメンツを守ることより、真実を暴くことを大事だと思っているから、本庁の管理官たちも同意したのでしょう。そうでなければ、彩乃にひかりのふりはさせられません。

そこで本性をあらわした澤登。逮捕したところで、本当のひかりが現れて澤登を殺そうとします。それを止める神崎の言葉が素晴らしいです。

自殺しようとして死にきれなかったことを悔やんでいる母に、「生きていてくれてよかったと言って、本当によかったです。」

井原を警察に見殺しにされ、警察を憎んでいる母は、神崎にどうして警察官になったのかと言っています。神崎は、父も兄も警察官だから自然なことだと言い、実の父親も最後まで警察官だったと言います。2人の父に警察官にしてもらったことを誇りに思い、実の父にたんぽぽのように、辛いことがあっても明るく生きて行けと言われたことを話します。

そして、過去は変えられない、失くしたものは元に戻らいなけれど、未来は変えられると。母の記憶が全くない神崎だけれども、新しい思い出を作っていけるというのは、母にとってうれしいことでしょう。ひかりがどんな22年間を過ごしてきたか考えると、胸が苦しくなります。

黒木は父を恨んで、神崎がどんな人間に育っているか見てやろうと思って来たけど、間違いに気づいたと言っています。犯罪者の息子でも、警察官の息子でも、本人の生き方次第だと言うのは、大きな声で言ってほしいことです。

神崎も自分がたくさんの人に支えられていることに気づいて、2人はさらに強い信頼関係で結ばれました。まちがいなく兄弟です。神崎と母は、少しずつ距離を縮めて行くのかなと思います。黒木と神崎はバディとして、喧嘩しながら進んでいくのでしょう。もっと観続けたいです。

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