【家政夫のミタゾノ 第4シリーズ】見逃し配信・無料動画まとめました（金曜ナイトドラマ）

放送日：2020.4.24／視聴率：9.3%

あらすじ

感想

今期も安定しておもしろい。

当選回数が少ないのに大臣就任要請が来た国会議員の家に伺いました。自分はもちろん家族もクリーンじゃなきゃいけないっていうのに、家族は真っ黒！？

奥さんは町内会と偽って若い男と密会。抱き合ってる写真も。息子は反社会的勢力と仲良くしてるどころかお年寄りにオレオレ詐欺。

めちゃめちゃ真っ黒じゃん！

と思ったら、奥さんは依頼されて大臣を支える妻というセミナーの依頼を受けてただけ。息子は反社会的勢力じゃなくて反射材を付けてお年寄りに安全を促してただけ。クリーンをうたう議員の理想的な家族だったんだよね。

ご主人は家族を信じきれないどころか、自分は黒い噂の餅つき大会に参加してたことがわかって一家離散しちゃう。おまけに副総理に餅つき大会の責任を負わされてトカゲのしっぽ切り状態。

ミタゾノさんのシュレッダー修復技術が職人芸すぎる笑

今回の落としどころは、ミタゾノさんが副大臣と反社会的勢力の蜜月な関係の写真を議員に渡し、議員が副総理にすごい剣幕で詰め寄って事なきを得ました。その後のクリーンさをアピールするテレビ番組でプロギングをしているところ、後ろに奥さんと息子さんが一緒にプロギングしていたので、雨降って地固まるって感じかな。

ミタゾノさんはそのことをぬか漬けに例えてた。

議員自慢のぬか漬けは清潔さを守るために素手で行わないってことだったんだけど、少しつく菌が旨味の秘訣であって、かき混ぜるのがポイント。この家族も少しくらい菌があってかき混ぜるのが上手くいくポイントだってことみたい。

他にも割れたガラスの破片を掃除するのにスライムを作ったり、白ズボンの泥汚れをきれいに落とす方法とか紹介してたよ。

今季から加わった霧島さんがサラッと毒を吐くタイプで冷や冷やする笑

最近の流れに乗ってか、ミタゾノさんのエンディングも踊ってる！さすが本職。ターンが華麗だ笑

放送日：2020.5.1／視聴率：8.6%

あらすじ

真理亜さんが合コンで知り合った人の平均年収を調べている。記事によるとサラリーマンよりラーメン屋のほうが年収が高いことがわかる。霧島がイメージするラーメン屋はタオルを頭に巻いて腕組みしているというと、村田も同意する。志摩さんも「のれん分け」に何十年もかかることに疑問を抱いている。

今日ミタゾノと霧島が行くところはラーメン屋だったと結が言う。

ラーメン屋「りきや」は行列の絶えない人気店。主人の奥さんは腰を痛めて家事ができなかったため、家政婦を頼んだということだ。

従業員は店主・藤原のパワハラまがいの当たりの強さに耐えながら働いている。清掃が終わったことを報告すると、テーブルに油がまだ残っているという。すぐ拭きなおすという河原の布巾を奪い、布巾に水を含ませレンジでチンして蒸しタオルにすると油汚れが一気に落ちやすくなると教えるミタゾノ。藤原も感心する。

藤原が家に帰ると、奥さんは「そろそろ河原にお店を任せてもいいんじゃないか」と提案する。しかし一向に許そうとしない。４年間河原の努力を見てきた奥さんの主張に心を動かされ、河原に「明日から麺を打ってみるか」と伝えると感激して精進することを誓う。

その陰でミタゾノは何かを感じていた。

翌日もラーメン屋の自宅に訪れたミタゾノと霧島だったが、藤原の大きな声に驚き、奥さんと３人で急いでラーメン屋に向かうと、河原さんが来ていないという。連絡しても着信拒否されている様子。「飛んだ」と思った藤原は激怒する。開店まだわずかだというのに河原の担当だったチャーシューの仕込みも終わっていない。途方に暮れる藤原に、厨房から「お任せください」とミタゾノが言う。

豚バラ肉で即席のチャーシューを作ると、その美味さに藤原も驚く。河原の代わりに１日お店を手伝うことになる。おつりの金庫の鍵も河原が持っていることに気づき困っていると、これも一瞬で開けるミタゾノ。

そんな中、ミタゾノは店の裏で奥さんがこっそり電話をしているところを目撃する。藤原に内緒で事業拡大を目論んでいるようだ。誰にも言わないでと頼まれるも大きな声で「インスタントラーメン化を秘密で進めていることは誰にも言いません」と言うと、従業員に動揺が走る。

インスタントラーメンを認めていない藤原だが、弟子を育てられない藤原に代わり、この店の味を広く知ってもらって後世に残していくために必要なことだと奥さんは考えていた。弟子のためを思って厳しくしているが、それを受け止めきれる弟子は今までいなかった。

開店前にもひと悶着あり、頑固過ぎると頭を抱える霧島に対し、「頑固？本当にそうかしらねぇ」というミタゾノ。

閉店後、忘れた携帯電話を取りに来たホー。バンバンと大きな音にビックリして様子をうかがうと、藤原がハンマーで何かを叩いている。慌てて逃げるホーだったが、そのそばでミタゾノが「隠し味…フッ」と意味深に笑うのだった。

スープ作りに命をかけてきた藤原、霧島が「後藤さんにそろそろスープの作り方を教えてあげては？」と提案すると激怒する。そこへミタゾノが頭に血が上ると健康に悪いとパンケーキを差し出す。麺づくりで捨てられるはずだった小麦粉を利用して作ったというと、藤原は何やら気になる様子。すると、藤原は後藤に麺の打ち方を教えてやるというのであった。

後藤が打った麺を試食する藤原。麺がワルツを踊ってる。まずまず合格だ。喜ぶ後藤に対し、いよいよ次はスープね、という奥さん。

ミタゾノがスープの秘密に迫る。豚骨ベースなはずなのに、豚骨とは思えないほどにいい匂いがすると疑っているのだ。

30年通う常連の磯部さんは、最初はマズくて食えたもんじゃなかったが、ある日突然コロっと味が変わったのだという。磯部さんにラーメンを届ける後藤、手が滑りあやまってスープを磯部さんにかけてしまう。そのシミは落とせないというミタゾノ。磯部さんは怒ってないが、責任取ってこの店をたたむという藤原。お客さん全員にお代はいらないから出て行ってください。と追い出してしまう。実はスープにはとんでもない秘密が隠されていたのだ…

感想

藤原さんが店を辞める理由は何でもよかったんだ。隠し味はインスタントラーメンの粉末だったのがバレるのを警戒してたんだね。でもそれでこんなに行列のラーメンができるなんて、ある意味才能？

奥さん、すでにインスタント化の契約書まで結んじゃって…　いい生活したかったのか。

藤原さんも「最近の若いやつは…」って言われて逃げ出したクチだったんだね。だってインスタント、上手いんだーって上手いよね。うんうん。みんなわからないもんなんだね。

ホーさん実は凄い人間だったじゃん！「神の舌を持つ男」かっこいい！インスタントの味を本格素材で完全再現してる

えぇ、まさかのホー裏切り…　味だけもって自国のベトナムに帰っちゃうなんて。抜け目ないなぁ。

何か最後、村田くんが小〇進〇郎になってるんだけど。「最近の若者も変わらなきゃいけないと思うんです。だから最近の若者は変わらなきゃいけない！」ってひねりもない笑

放送日：2020.6.19

あらすじ

放送日：2020.6.27／視聴率：6.9%

あらすじ

台風22号が接近する中、派遣先の古川家に向かうミタゾノと霧島の2人。3億あてたと噂のこの家を空き巣が狙っており、襲われそうになった家主をちょうど到着したミタゾノが助けた。しかし、坂下と名乗る空き巣は台風で困っている人を助けるためにやってきたのだと豪語するのだ。

早々に帰ろうとする坂下を手当のために引き止めるミタゾノ。ボランティアだという坂下に発電機のための自転車を漕がせながらも、ミタゾノにあの男のこと怪しんでいるかと聞く霧島。ミタゾノは何か企んでいるようだった。

テープに置かれた灰皿にふと目を落とす坂下。調べると1億の価値があるとわかる。さらに坂下は部屋に飾られている写真たての中の夫婦の写真を見て、目の前にいる家主だと思われていた女は誰なのかと疑問に思うのだった。

依頼人である古川は3日前から旅行にいると連絡を受ける霧島とミタゾノ。部屋では、1億もするという灰皿を鞄に忍ばせようとする女を坂下が問い詰めていた。そして、女が空き巣だと知った坂下は俺も空き巣だと告白する。

思い直して自首をするという女にこの世の不公平を嘆く坂下は家政婦の2人を追い返し、一緒に3億を探そうと提案する。そこへ警官が見回りにやってきた。坂下はその警官をとっさに殴り、後には引けない状況になった。

ガスを止めていることを知っていた女はミタゾノにコーヒーを入れてもらい、警官を隠すための時間稼ぎをしようとする。しかしミタゾノの豊富な知識により、無事コーヒーを入れてみせるのだった。

一方で、坂下は霧島に「僕のこと気付いてるんですよね？」と聞き、灰皿を売った半額をあげるから見逃してくれるよう頼んでいた。そこへ先ほど殴られ、気を失っていたはずの警官がやってきた。しかし、この警官と思われていた男も実は空き巣だったのだ。坂下とナイフを突きつける男は揉み合いとなるが、警官に扮する空き巣の男はまたもや坂下に殴られ気絶してしまった。

空き巣が三人も集まった古川家。霧島に通報をお願いする女に、坂下はこの人だけは見逃してほしいと頭を下げる。幼い頃に捨てられ、名前もなく、病気でもあるという女を哀れに思う坂下は助けたいと思ったようだった。しかし、ミタゾノの機転から近所の方が助けに入り、女の話は全て作り話だったと判明した。女は警察へと連れて行かれ、坂下も自首を誓う。

無事空き巣たちを逮捕へ導いたミタゾノたち。親切ほど怖いものはないとミタゾノは言うのだった。

感想

まさか空き巣が3人も集まるとは思いもせず、びっくりしました。そんな空き巣に初めから気づき、じっくりとあぶり出すミタゾノ、次はどう追い詰めるのだろうかと楽しんで見ることが出来ました。

冒頭で親切とは、刃物が当たるほど近くに寄り添うこと、しかし困っている時に寄り添ってくる人はいい人ばかりなのだろうかとミタゾノは言っていましたが、今回の坂下はまさにこの通りの人物でした。空き巣に入り、ボランティアだと言い張る坂下は、同じく空き巣を働く不幸な身の上話を話す女に同情し、庇っていました。坂下の根の優しさを物語っていましたが、そもそも空き巣という行為を働いていた坂下。本当にいい人とは言いづらい状況でしたが、坂下の人情を感じたように思いました。

ミタゾノは今回も素晴らしい知識を見せながら、機転をきかせ、無事派遣先での事件も解決に導きました。次回はどんな派遣先が待ち受けているのか楽しみです。

4話でのミタゾノのサバイバル情報

1. 薄めた牛乳を入れたペットボトルに懐中電灯を当てると蛍光灯の代わりになる。
2. カップラーメンは水を入れて30分待てば食べられる。
3. ツナ缶に穴を開け、その穴にティッシュで作ったこよりを差し込む。そこへ火をつければ簡易コンロとなる。
4. 刃こぼれした刃物は陶器の食器の高台に20度くらいの角度で手前に擦り付けると切れ味が戻る。

放送日：2020.7.3／視聴率：7.3%

あらすじ

公園に車を停め不倫相手と密会していた秋本は金属バッドでの殺人現場を目撃してしまう。しかし、不倫中だったために警察に届けることができずに、その場を逃げてしまった。

翌朝、目撃した事件が載っていないかと新聞をくまなくチェックする秋本。そこへ妻のかなえから依頼を受けた、三田園と霧島がやってきていた。テレビでは女性の遺体が発見されたと取り上げられており秋本はやはり見てしまっていたのだと確信するのだった。そこへ隣に引っ越してきたという白井が引っ越しの挨拶にやってきた。秋本は昨日目撃した男と白井が同一人物だと気づき、驚く。

警察が目撃者を探して聞き込みに来た秋本家。隣の白井について聞かれるが、挨拶程度の関係だと答える。そこへちょうど帰ってきた白井に警察が事情を聞く。白井は僕が連続殺人犯だと匿名の通報があったと言うのだった。

怪我をして帰ってきた妻は階段で誰かに掴まれたという。そこへ息子も自転車に乗っていたら誰かに押されたと怪我の手当を受けて帰ってきた。さらに秋本の不倫相手からは秋本と関わると不幸になるというメールが届いたと聞き、慌てて電話すると、不幸になりたくないからとあっさり別れを告げられる。

ふと道に置かれたスーツケース。あの時見たスーツケースかもと秋本は手を伸ばそうとするが白井が現れてしまう。「あの時目、あったよね？」と白井は秋本に聞く。腰を抜かした秋本は白井に差し出された手を握り返すしかなかった。これからもよろしくと言う白井に恐怖を感じる秋本。突然、熱海旅行に行こうと言い出した秋本に妻のかなえは無理に決まっていると返す。不倫していたことを告白しようかと迷う秋本だったが、やはり言い出せなかった。かなえの意見が正しいんだと自暴自棄になる秋本は、自転車で家を出る。そこを三田園が追い、奥様が心配していたと伝える。泣き崩れる秋本は三田園に、白井は殺人鬼だ、うちの家族を助けてほしいと頼み込む。

白井のお宅に家政婦、村田が派遣された。秋本からのお礼だという村田。白井宅を掃除する村田に三田園から「ミッション。スーツケースを探せ」とメールが届く。スーツケースを見つけた村田。村田に連絡が取れなくなったという霧島に事件に巻き込まれたのではと慌てる秋本。

そして、意を決して、秋本は白井をランチに誘う。トイレに行くといい席を外した秋本は、白井の家に忍び込んだ。家に入った秋本はスーツケースを見つける。中から出てきたのは秋本がなくしたと思っていたブラウスやマフラー、パンツだった。出会ってからずっとあんたを見ていたという白井。白井は雨の中荷物を拾うのを手伝ってくれた秋本に好意を寄せていたという。

そこに集まった三田園やかなえ。白井は人を殺したりは出来ない人をだと村田は言う。秋本に気持ちを伝えたい一心で白井は隣にまで引っ越してきたというのだ。不倫現場を見てしまった白井は取り乱してしまったが殺人などは一切行なっていなかった。秋本の不倫が明らかになり、かなえは怒り出す。しかし一同は白井が撮りためたアルバムの中にかなえの不倫現場の写真もあることに気付くのだった。セックスレスを嘆き、出会い系にまで登録したかなえ。そして、腕の傷はその相手によるものだったこともわかった。

さらに、秋本は半年も前に、会社を解雇されていたことがわかり2人はもう終わりだと言い合いになる。そこで見つけたコーヒーで汚れてしまった家族の絵。書き直したのかと思われたその絵は、新たに書き加えることで完成していた。汚れを受け入れそれを応用すること、新たな形に生まれ変わることができるということを息子の絵から学ばさせられた2人。息子は構ってほしいがゆえにコーヒーを溢したり、怪我をしていたのだった。家族は再び向き合うことができた。また、無事に殺人犯も逮捕され、一件落着となった。

ミタゾノの知恵袋

1. コーヒーをこぼした書類の汚れには、酸素系漂白剤を染み込ませたコットンをなじませ、水を含ませたコットンで落として乾かせば汚れを目立たなくさせることができる。
2. 餃子の皮をごま油で焼き、挽肉、にんにく、ニラ、醤油、生姜、鶏がらスープのもと、ママレードを練り込んだもの炒め、千切りキャベツの上に乗っけると、包まない餃子ができる。
3. 瓶を開けたいのに栓抜きがない時は、紙を何度も折り、親指で支え、てこの原理で開けることができる。

感想

隣に引っ越してきた白井が連続殺人鬼なのではないかと疑心暗鬼する秋本。疑いだすといろんなことが怪しく見え、ついには私たち視聴者も殺人犯と疑うことなく見ていました。しかし真相は全く違い、秋本に恋した白井のストーカーとも言える暴走によるものだったのです。まさか白井が男性である秋本に恋心を抱いているとは予想だにせず、びっくりしましたし、後半秋本に打ち明ける白井の様子はコミカルで面白さもありました。

不倫をし、会社を解雇になっていたにも関わらず、家族に報告していなかった秋本とセックスレスから出会い系に走るかなえ。2人はお互いに裏切っており、ここまでして夫婦でいる必要があるのかと疑問に思いましたが、それでも息子の絵をきっかけに再び向き合うことができました。夫婦の形は様々だと思いますが、息子のためにもやり直していくことを決めた2人。白井のことをきっかけに不倫が明らかとなり、結果よかったなと感じました。

コーヒーをこぼしてしまった息子の絵、書き直すこともできたはずなのに、できてしまったコーヒーの染みを新しい形に変え、完成した絵は息子からの両親へ向けたメッセージのようにも思いました。

今回も三田園は様々な知恵を見せながら、真相を明らかにし円満解決へと導きました。次はどんな派遣先が待っているのか楽しみです。

放送日：2020.7.10／視聴率：6.7%

あらすじ

八木翔子の家へと派遣される三田園と霧島。結婚相手の母親が来ると言う部屋の掃除と、昼食の準備を頼まれた2人。

そんな翔子の家にはナナとチャコという友人2人が訪れ、きのこ鍋を楽しんでいた。翔子の家には、結婚相手の文雄の母親から贈られた茶器が飾られていた。茶道をやっている母の家に代々伝わる大切なものという。ナナはカバンの中から３人の青春ともいえる懐かしいものを持ってきており、翔子はこのことは文雄の母には内緒だという。

翌朝ベッドで目が覚めた翔子。昨夜の記憶が全く無い翔子はベッドで鼻血を出して寝ている謎の男に驚愕していた。慌てて起きるとリビングは大荒れ、そんなところに三田園と霧島が到着する。

荒れた部屋を見て、慌てて掃除に取り掛かる2人。翔子はさらに和食を希望しているという母のため、温めるだけで済むように昼食の準備を頼むのだった。

部屋で文雄を探す翔子。そこに三田園と霧島がヌンチャクを見つけたと入ってきた。ベッドに寝る男を彼氏と勘違いする霧島に、昨夜ことをよく覚えてないという翔子。後1時間でやってくるという文雄の母が来る前になんとかしようと翔子は焦る。

しかし、約束の1時間前というのに文雄の母はもう訪ねてきた。まだ部屋は片付いておらず、三田園は3分稼いでほしいと翔子に言う。玄関で着物を褒め、時間を稼ごうとする翔子。しかし、母親は家へと上がり込むのだった。

なんとか片付けに間に合った家の中。息子の文雄はどこかと聞く母に急な仕事だと誤魔化す翔子。亡くなった翔子の父が遺してくれたという家を褒める文雄の母親だが、結局は浮気相手と家を出た母親がいるという恵まれない環境を見下していた。

そんな翔子にチャコから一通のメールが届く。特攻服を着た３人の写真。昨夜ナナが持ってきていたのは特攻服だったのだ。慌ててチャコに電話するが、チャコも何も覚えていない。さらにナナには連絡が取れないと言うチャコ。

そんな中、霧島は浴室で奇妙な音を聞く。浴槽の蓋を開けてみると、文雄が寝ていた。おでこには「殺」の文字があり、口元にはアザが。文雄の母はそんな息子の姿に驚くが、文雄もよく覚えてないと言う。文雄の着替えを用意すると翔子は席を立つ。

記憶がないことに不思議がる文雄に色々見せるけど驚かないでねと、謎の男や特攻服写真を見せる翔子。翔子がふと目を外にやると、三田園が特攻服を洗い干していた。慌てた翔子はそれを誰かが捨てていったものだと言い張り、自分には関係ないものだと言う。そして捨ててくれと言う翔子に、特攻服は着るものにとっては魂で友情の証だがいいのかと三田園は尋ねるのだった。

昼食の時間となり、リクエストされた和食の定番料理、肉じゃがを提供しようとする翔子。しかし、母親は洋食をリクエストしたと言い出すのだった。慌てる翔子に三田園は肉じゃがをハヤシライスへと変身させる術を伝授する。無事、洋食を提供でき安心する翔子。

すると、次はお茶のお手前を見たいと文雄の母親は言い出す。ふと、預かってきた茶器に視線を伸ばす翔子。置いてあったはずの場所には茶器がない。そこへグラタンを運ぶ三田園の手元に、あの茶器が使われているのを見つける。慌てて料理を下げる翔子は他にもあったはずの茶器もないと慌てる。

結婚相手が茶道のお手前を見せるのが儀式だと言う翔子は茶器がないことに焦る。そして、ベッドで眠る謎の男は誰なのかと話す三田園たちは無理やり顔認証を行い携帯のロックを外す。すると中には翔子の写真がたくさん撮られていた。

一方、文雄の母は他の女性との見合いを文雄に進めていた。そして、取れてしまったテディベアの腕を見つけ翔子の元に駆けつける母親はベッドに寝かされたテディベアを見つけ、私が縫い合わせると居間に戻る。

正直に全てを言おうという文雄に、これからずっと暴走族の女という目で見られるのは嫌だと拒む翔子。文雄と温かい家庭を築くため母親には認めてもらいたいと翔子は言うのだった。

茶器が見つからないため、着物を着た霧島は茶道を教えてほしいと文雄の母親に時間稼ぎをしていた。一方。三田園から行方の分からないナナを探せと連絡がきた村田。無くなったと思われた茶器たちはナナやテディベアのお腹の中から無事発見された。

これから文雄の母にお茶を点てるという翔子は、友人2人に過去のことは秘密だと言い、友達として紹介するから応援してほしいと言うのだった。

お茶を点てる翔子。文雄の母はまだまだだと言うが、悪くない。結構なお手前だと言う。安心したのも束の間。何故か昨日の荒れた映像が流れ始める。茶道を馬鹿にした様子や、暴走族時代を彷彿させる映像がこれでもかというほどあったその映像。この映像が撮れていたのには訳があった。母親にもらったテディベアにカメラが仕込まれていたのだ。文雄の母親は可愛い息子のために手段は選ばないと開き直り、翔子や友人のことをけなす。翔子は友人のことは悪く言わないでほしい、昨夜の記憶がないのだと言う。

三田園は昨夜のキノコ鍋の中に記憶障害をおこすキノコが残っていたと言う。ナナが食べると楽しくなると教わったキノコを混ぜたのだと打ち明けた。また３人でバカやりたいと言うナナに対して、翔子はいつまでもバカをやっていられない。世界で1番信頼できる運命の人に出会ったのだと言う。

そんな中、先程の映像の続きが流れてきた。そこにはチャコにもう一回やらせてと言い寄る文雄の姿があった。チャコは昔から翔子に嫉妬していたのだと言う。

三田園の呪文で目を覚ました謎の男。文雄の母を姉さんと呼ぶその男に対して、知らないとシラを切る母親。翔子に付き纏っていた事実がバレ、今度は探偵だと言い出した。しかし文雄の母親はなんと翔子のチームが長年敵対する、暴走族チームの初代総長だとわかったのだ。お母さんも過去を隠していたんですねと翔子は言うが、消したい過去だったのに、過去は一生付き纏うと文雄の母は嘆く。

そこで抹茶シェイクを振る舞う三田園。
三田園は、一見合わないもの同士でも互いに結びつき、良さを認め合えれば意外な美味しさに気付けるのだと言う。文雄の母は、同じ過去をもつ翔子に出会ったのは運命かもしれないと結婚を認める。そして、文雄はチャコとのことを謝り、過去は忘れてやり直すというが、ブチ切れる翔子を前に、文雄たちは家を出ていった。

翔子は特攻服を羽織り。これは消したい過去じゃない。大切な思い出、友情の証だと言う。3人は抱き合い友情を確かめ合った。そんな翔子たちを見て、過去を否定することは人生を否定することだと三田園は言うのだった。

ミタゾノの知恵袋

1. 使用済みの緑茶の茶葉を弱火で5〜10分炒める。緑茶の中のポリフェノールは消臭作用があり、消臭剤代わりとなる。
2. 肌についた油性マジックを消すにはオリーブオイルが有効。オイルを垂らし指で馴染ませ、これを何度か繰り返す。そして石鹸で落とすと良い。
3. 肉じゃがは簡単デミグラスソースと絡めるだけでハヤシライス風になる。
4. 抹茶とヨーグルトを1:1の割合で混ぜるだけでシェイク風の抹茶が出来る。

感想

暴走族時代の過去を隠したい依頼人の翔子。結婚相手、文雄の母親がやってくる前日に集まった昔からの友人と鍋を囲むところから全ては始まりました。まさかのその鍋に記憶障害になるというキノコが入っているとは思わず、何故その場にいたみんなの記憶がないのか、ベッドに横たわる謎の男は誰なのかと謎が多い中、どういうことなのだろうかと楽しみながら見進めることが出来ました。

やってきた文雄の母親は典型的な形で翔子を試します。約束の時間より1時間前に来てみたり、突然洋食が食べたいと言い出したり、そんな難しいと思われる状況も三田園は次々にクリアさせ、三田園の凄さを感じました。

昨夜の荒れた一部始終の映像に驚愕する文雄の母でしたが、その映像は文雄の母が翔子にプレゼントしたテディベアに忍ばせたカメラによるものだったことが分かり、一同は騒然とします。荒れた映像にも驚かされましたが、まさか文雄の母親が翔子に対しのここまでするとは衝撃でした。

文雄の母親も暴走族時代の過去があったり、文雄が実は友人チャコと浮気をしていたりと予想外の展開が続き驚きましたが、最後に翔子は暴走族時代の歴史は大切な思い出だと思い改めることができ、良かったなと感じます。ラストシーンで、過去を否定することは自分を否定することだという三田園の言葉が重く突き刺さりました。

放送日：2020.7.17／視聴率：6.8%

あらすじ

大ヒットドラマを手掛ける有名脚本家、稲葉祐実（高橋ひとみ）から執筆中の家事をお願いしたいと依頼が来た。ミステリー好きの家政婦に限るという条件付きの中、三田園、霧島、村田の3人が稲葉家を訪問する。そして、祐美の夫、英夫（黒田アーサー）からミステリードラマに関するクイズを出され、答えられなかった村田は追い返されてしまった。

放送が来週に迫るドラマ「家政婦は見たぞ！」の脚本に行き詰まる祐美。英夫は間に合うのかと心配しているが、祐美はなんとかすると言う。そこへアシスタントの詩織（遊井亮子）がクライマックスの案を持ってやってくる。使えないと却下する祐美は生意気な口を叩くなと詩織に赤ワインをにかけるのだった。

部屋で脚本に悩む祐美はゴミ箱から先ほど詩織が書いたシナリオ案を拾い上げる。そこに三田園がハーブティを入れやってきた。ゼロから作品を生む難しさを嘆く祐美は、スランプに陥る大変さを話す。ミステリーは謎が命、ラブストーリーの命は愛だと15年前に自殺した師匠、紅葉（ジュディ・オング）に習ったと話す祐美。

カーテンを開けると自宅の門には1人の男がウロウロしていた。私のストーカーだと祐美は話す。

一方、部屋を掃除する霧島は、英夫と詩織がこっそり会う場面を見つける。盗み聞きをする三田園たち。英夫はこのことは秘密だと約束させた。

そんな中詩織は、祐美にまたもやシナリオを見せていた。才能がないという祐美に才能がないのは先生の方だと言い返す詩織。首だと言い放つ祐美に、詩織は私は先生のゴーストライターで終わるつもりはない、殺してやると怒り出したのだ。

ところ変わって、ナイフを洗う英夫。シャツについた血の汚れを三田園に指摘された英夫は血じゃないと言い張る。そこへ詩織は荷物をまとめ別れの挨拶をしにやってきた。重たい荷物を運ぶ詩織に中身を問う三田園。

祐美を見かけないと霧島は心配する。英夫は完成したシナリオが置いてあったから息抜きに出掛けたのではないかと言う。心配じゃないのかと霧島は問うが、英夫は仕事だと出掛けてしまう。

留守を守る三田園と霧島。そこへスカーフが裏山に落ちていたと警官が訪ねてきた。スカーフには血痕がついていた。出て行ったはずのアシスタントの詩織だったが、やっぱり夢を諦めきれないと帰ってきた。詩織は祐美がいないと聞き、驚く様子を見せる。スーツケースを開け中身を出そうとする詩織。スーツケースに付着する血を指摘された詩織だが、手を切ったと言い張るのだった。

家政婦紹介所へ帰る2人。みんなにこれは計画的な殺人事件だと言い張る霧島。詩織と英夫の不倫を指摘し、真相を突き止めようとする三田園。英夫の前妻の紅葉もスランプで自殺し、アシスタントであった祐美と再婚した過去から、今回もスランプの祐美が失踪しており、不倫していた詩織と英夫により殺されたのではないかと家政婦たちは騒ぐ。そんな中三田園はもう1人容疑者がいるとストーカーの存在をあげる。

夜の稲葉宅前。門を乗り越えようとするストーカーを追い返す三田園。ストーカーはなぜか沢山のプリンを持っていた。

翌日、祐美が失踪したことでマスコミたちが自宅に集まっていた。誰がリークしたのかと話す英夫のもとに祐美からハワイにいると電話がかかってくる。切れてしまった電話を三田園がかけ直すと、詩織の携帯へとかかり嘘の電話だったとバレてしまった。

霧島は2人が祐美を殺してしまったのではないかと切り出した。そこまで言うなら遺体を持ってこいと言う英夫に承知したと言う三田園。裏山までやってきた三田園たちにマスコミも連れそう。祐美が書いた新しいシナリオを確認する三田園。全てその通りに事が運ばれており、シナリオに書かれてある通り、居なくなったはずの祐美が颯爽と登場した。祐美は話題作りのために失踪していたのだ。怪しいと思われた出来事全ては祐美が用意したものだった。ドッキリ大成功だと手を取り合う祐美、詩織、英夫の3人。ミステリー好きな霧島と三田園、家政婦の活躍により番宣は見事成功した。

おかげで高視聴率を獲得した祐美。自宅で高視聴率を祝ってパーティーを開く。そこへ請求書を持って三田園がやってきた。予告編として映像が流され始めるが、そこには逢引する詩織と英夫の姿や、詩織のシナリオを書き写す祐美の姿、詩織がストーカーのゴーストライターを使っている姿などが映し出されていた。

そんな映像に驚いていると、ストーカーの男が家へと入ってくる。ゴーストライターの詩織はこの男をゴーストライターとして雇っていたのだ。そこにある原稿が宙を舞う。死んだはずの紅葉の原稿に驚く一同に、玄関の照明のモールス信号が頼むプリンを持っていくと引き換えに原稿をもらったと男は説明した。

祐美はちゃんと殺さなかったのかと英夫に詰め寄る。紅葉のゴーストライターだった祐美は嫌気がさし、紅葉を殺すように英夫に頼んだのだと言う。後悔し泣き崩れる祐美。

そこへ、亡くなったはずの紅葉が現れたのだ。突き落とされた井戸を登って紅葉は生きていたという。屋根裏の隠し部屋で、シナリオを書き続けた紅葉。スランプを抜け出すには、自分を捨て、死んだつもりで書いて書いて描きまくるのだと紅葉は祐美に教えた。そして紅葉はまた部屋へと戻るのだった。

後日、すっかりスランプを抜け出した祐美はネットドラマで大活躍。紅葉も名前を変え、この世界へと戻ってきていた。

ミタゾノの知恵袋

1. 赤ワインの汚れは焼酎で応急処置ができる
2. 血液のシミはオキシドールで落とせる
3. 生乾きの匂いはスチームアイロンを乾くまで当てると匂いの原因菌を消すことができる。

感想

失踪した祐美はどこに消えたのか真相を追う霧島と三田園。2人は祐美が敷いたレールの上をまんまと歩まされる形となりました。ミステリー好き家政婦を派遣してほしいという祐美の依頼にはこんな思惑があったとは思いもしませんでした。しかし、さすが三田園。この怪しさに気がつき、真相を明らかにします。

まさかゴーストライターの詩織に、ストーカーの男というゴーストライターがいたこと、紅葉が生きていたこと、さらには隠し部屋で執筆活動を続けていたこと次々と衝撃の事実がわかり、最後まで目の離せないストーリーが展開されました。

そんな中、スランプに陥った祐美を救ったのは、裏切り殺そうとまでした紅葉でした。自分の愚かさに気がつき、悔い改めることで自らと向かい直し、さらなる飛躍ができた祐美。さらに紅葉も名前を変え活躍しているとわかり、いい結末を迎えられたのかなと思います。

また、家政婦紹介所でのみんなの会話はいつも重々しい雰囲気から一転しコミカルで村田のキャラクターがいい味を出しているなと感じました。三田園とのギャップが余計にそう思わせてくれるのかもしれません。

最終話の次回、どのようなラストが待ち受けるのか楽しみです。

放送日：2020.7.24／視聴率：7.4%

あらすじ

記者会見を行う飯塚麻由子。公費で沖縄旅行に出かけたこと、そしてそれが不倫旅行であり、隠し子までいるということが次々にネット上で明らかにされ辞職に追い込まれた。それを暴露したのは「ジャスティスママ」というアカウントでネットに情報を書く鬼女によるものだった。

今回、三田園と霧島は、この市長のスキャンダルをスクープした毎朝新聞の春日良一の家へ派遣される。足を捻挫した妻、虹子のお手伝いということだった。霧島はようやく普通の家庭に派遣されたと安心していた。

金や権力に屈せず真実を暴くことが仕事だという良一はネットに書き込むような奴らは信用できないと言い放つ。娘の真冬も、ネットは信じられないと言う。そんな中、テレビのワイドショーでジェームス神山は良一の書いた市長のスキャンダルはとデマだと言い、世間はそれを信じる風潮にあった。真冬は学校に行きたくないと嘆き、会社に呼び出された良一は慌てて出勤する。

夫のピンチだと、虹子はジェームス神山の粗探しをネット上で始めた。すると、ジェームスの裏アカウントと思われるものを見つけた虹子。そこにあったラブホテルでの写真を見つけ、これを拡散しようとほくそ笑む。しかし、机の下の忍ぶ三田園がその場を見てしまった。

虹子がジャスティスママであると知った三田園と霧島。鬼女の何が悪いのかと言い出す虹子は、むすび家政婦紹介所の家政婦の情報も全て調べたという言い、霧島がバツ２であることも知っていると脅すのだった。また三田園の秘密も知っているとUSBメモリをちらつかせる。

学校を休もうとする真冬のもとに友達のひとみが迎えに来た。真冬に鞄を渡す三田園は中身をぶちまけてしまう。その中にあるメンバーズカードが入っていたが、真冬は慌てて奪い取るのだった。

先ほどのSNSへの投稿により、虹子のもとには通知がたくさん届いていた。そこにはラブホテルに一緒にいたのは女子高生ではないかという内容のものもあった。鏡に写る制服は真冬の学校のものによく似ていた。さらに写真に写る特徴のあるマークは、先程真冬が持っていたメンバーズカードと同じだ。慌てて真冬の部屋を探す虹子は机の中からパパ活に使われているであろう名刺や受け取ったと思われるお金があるのを見つけ出し、真冬のことを調べて欲しいと三田園に依頼する。ホテルから出る姿を三田園に見られた真冬は両親には言わないでと言うのだった。

春日家での夕食時、ジェームス神山がネットで色々書かれ叩かれていると良一は話す。庇う真冬に会ったことあるのかと虹子は心配そうだ。ネットはターゲットを徹底的に吊し上げるから、今頃あることないこと詮索されているだろうと良一は言う。

ネット上で、すでにジェームス神山と写る女子高生の学校が特定されていた。ネットで晒されたら全てが壊されてしまう、絶対守らないとと虹子は言う。そんな虹子にコンロの汚れを落とす三田園は、しつこい汚れには別のものでさらに汚すという方法もあるのかもしれないと伝えるのだった。

パパ活女子高生を探してきたら美少女がいたと、真冬の友達ひとみがSNSで紹介されていた。虹子はそれを利用し、ひとみがジェームス神山とパパ活をしていたと拡散する。ジャスティスママとは正義のママという意味ではないかと聞く三田園に、家族を守ることも立派な正義だと虹子は強気で言う。そして、三田園の秘密の写真を見せ、ばらまかれたくなかったらと脅すのだった。

むすび家政婦紹介所で霧島は三田園が脅されていたと話す。三田園のSNSアカウントを探す霧島だがなかなか見つけることができない。所長は今回の依頼人は最強かもしれないと話すのだった。

春日家のガラスが割られた。嘘つきと書かれた紙と一緒に石が投げ込まれたのだ。外には怪しい人影もあった。さらにSNSでは私刑執行人というアカウントで、ジャスティスママは嘘つきだ、家を特定したなどと次々に書き込まれていた。恐怖で怯える虹子たち。

家にやってきた侵入者を三田園が確保する。帽子を取るとそこにいたのは真冬の友達ひとみだった。ひとみは真冬がジャスティスママとして、自分のことを書き込んだと思っていた。見栄を張りお金持ちのフリをしていたひとみはパパ活をすることで成り立っていたのだ。虹子は本当にひとみがパパ活していたと驚く。

そんな中、虹子宛に贈りものが届く。そこにはフォロワー300万人の記念品が入っておりご丁寧にジャスティスママのアカウント名まで入っていた。ネットに書き込む奴は信用できない、真実を暴くジャーナリストとは全然違うと良一は虹子を罵る。そんな中、飯塚麻由子元市長は、良一が副市長とのかけ将棋でネタを掴んでいたことを生配信でリークする。虹子は三田園の秘密の写真。キス写真をバラす。

石を投げたのはひとみではないと発覚した、矢先。そこには別の侵入者がナイフを持って現れた。三田園はナイフを掴み、侵入者を押さえつける。そこに現れたのは、飯塚麻由子元市長の息子としてリークされた佐藤だった。人違いで書き込まれ、彼女にも振られた佐藤がジャスティスママを恨みやってきたのだった。

ちゃんと調べて書いたと言い張る虹子。しかし、この人は隠し子ではないと真冬が言う。真冬は新聞部の副部長として飯塚麻由子の本当の息子を取材していた。ラブホテルに通っていたのはそこで働く息子を取材するため、名刺は取材相手に渡すためだということもわかった。

自分の目で確かめたことを自分の名前で堂々と発表したいという真冬。そして虹子に安全な場所から匿名で他人を攻撃するのは卑怯だと言うのだった。この一連の流れがネットで中継されていたことがわかった一同は慌てるが、虹子は偽の情報を流してしまったことを謝るのだった。佐藤やひとみに頭を下げる虹子。真冬や春日も日頃の態度を詫び、家族は肩を抱き合うのだった。

ところ変わって、むすび家政婦紹介所では、新聞部での活動が表彰された真冬とアドバイザーになった虹子が紹介されたネット記事を見ていた。あのジャスティスママの暴露動画はジェームス神山が出家したことがネットでは持ちきりとなり、あまり話題にならなかったようだ。

虹子から返されたUSBメモリ。中に入っていた家政婦たちの秘密画像は大したものではなかった。さらに、三田園のキス写真も自作自演によるものだったことがわかった。三田園の秘密って結局なんなのかと霧島は言う。所長は三田園のベールは簡単には剥がれないと感慨深げに言うのだった。

ミタゾノの知恵袋

1. 煮物など水分が多いものをお弁当に入れる時はお麩を底に敷くと汁漏れを防ぐ
2. キッチンの油汚れにはビールをかけて10分おけば油を綺麗に拭き取ることができる
3. 部屋の消臭効果を高めるにはプラスチックの家電につく匂いの元を水拭きすると良い

感想

ついに最終話を迎えた今回。今や私たちの生活になくてはならないSNS。そこでの情報は果たして本当に信じることができるのかというテーマに三田園はまたもやメスを入れたように思います。

今回のストーリー、まさか真冬が新聞部の副部長として活躍していたとは驚きました。ネットを開けば匿名で様々な書き込みができる今。自分の目で確かめたことだけを自分の名前で堂々と発信したいという真冬は真のジャーナリズムがあるのではないかと思いました。

それと引き換えに、虹子はネットでの情報を匿名で中傷することで自己顕示欲を満たしていました。しかし自分の娘から、正義を盾に真偽も確かめず間違った情報を流すことの愚かさを教わり、その考えを改める事ができました。

また、発信する側のみならず、何が本当なのかそれを見極める力も求められていると今回の話から学ばされたように思います。

まだまだ謎に包まれている最強の家政夫、三田園。最終話を迎えましたが、完璧な家事スキルを持って、今日もどこかで家庭の中の隠れた汚れを落としているのではないかと思います。