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【ムチャブリ! わたしが社長になるなんて】第1話の感想・ネタバレ/仕事に奮闘する等身大のヒロイン

ムチャブリ!わたしが社長になるなんて 第1話

ムチャブリ! わたしが社長になるなんて第1話 感想 ※ネタバレ注意

高畑充希さんのこの時間帯のドラマというと、『過保護のカホコ』『同期のサクラ』の濃いキャラクターを思い出します。最初は、びっくりしてなじめないのですが、だんだん愛着がわいて、終わるのが寂しくなりました。

今回は、高梨雛子30歳、自分を殺して頑張っている仕事のできるOLです。カリスマ社長・浅海寛人の秘書で、社長のムチャブリに答える、でも、向上心はなく毎日過ごしています。他の社員からは、社長の伝書鳩と呼ばれるほどです。

全社員提出と言われて、以前書いた企画書の年号だけを変えて提出しました。それが認められて、雛子の企画が選ばれて社長に抜擢されてしまいます。社長の仕事は決断することだという社長、雛子を社長に指名した真意は何なのでしょう。

出世欲もない、毎日を平和に過ごすことだけを考えていたOLが社長に抜擢された時の戸惑いがよく現れています。社長のあいさつと言われて、幼稚園の先生のような挨拶しかできないのもよくわかります。

志尊淳くん演じる大牙涼は、やる気に満ちた青年です。企画書に自信を持っていたのに雛子に負けたので、おもしろくないようです。何かと突っかかるような態度です。志尊淳くんというと笑顔のイメージがあるので、とても新鮮です。

心の声が悪い言葉でおもしろいですね。口は悪くてもメールの言葉は丁寧ってすごい技術です。

傾いた店を立て直す仕事です。古くからの頑固な古賀シェフは、新しい店のコンセプトが気に入りません。

社長の仕事は決断。切るしかないという浅海社長。雛子は納得いかない様子です。シェフに変われという資格がないという雛子。入社したての頃は頑張っていて、自分に期待もしていたと言います。でも、なかなか結果が出ずに、気がついたら目の前のことをことをこなすのが精いっぱいで、自分のしたいこともわからなくなっていました。

たぶん、みんなそんな感じかなと思います。いつまでも向上心を持ち続けられる会社って、そうないのでは?と思います。

特に雛子は秘書という仕事、人に合わせてばかりでした。みんながハッピーに生きてるわけじゃないし、こんなはずじゃなかったと思いながら、どうしていいかわからず、こんなもんかとあきらめ半分で生きていたのです。30歳までこうやって生きてきたから、社長になっても変われないと、好きで社長になったわけでもないしと泣きながら、大牙にぶちまけてしまいます。

自信を持っていた企画で負けた大牙は、そんな奴の下で働く者の身になって見ろと言って去り、雛子は浅海社長に、自分に社長は無理だと、やめさせてほしいと言いに行きます。浅海は、君が決めたのならそれでいいんじゃないと笑顔で言います。本当に何を考えているのかわからない人です。

会社に戻って片づけている時、最初にこの企画を作った時のことを思い出していました。たくさんの人を幸せにするレストラン。まだ、あきらめていない、希望にあふれていた頃です。

レストランに行くとシェフが1人でメニューの開発をしています。このまま雛子が辞めたら後味が悪いと。職人気質でちょっと気難しいところもあるけど、本当は優しい人です。

経営がうまく行っていないことに気づいていたのに気づかないフリをしていたシェフ。変わらないといけないと思ったと言います。シェフは厨房で雛子と大牙の話を聞いていたのです。雛子に「あんたも30歳で変われないなんて言うな」と。

この時、雛子は変わったのですね。手伝い始めます。とはいっても、雛子にできることは試食ぐらいかもしれません。だんだん仲が良くなって、口が悪くなっていく様子が素敵です。朝までかかって、メニューが完成しました。

そしてそのメニューを浅海社長に試食してもらうと、「シェフは切らない」と言います。「こんな素敵なメニューを作る、この店になくてはならない人だ」と認めてくれました。

今まで浅海の指示どおりにしてきたのはそれが楽だからだけど、それではダメだと気がついたという雛子。一瞬浅海の目が輝いたように見えました。

この店で古賀シェフとやっていくと決断した雛子です。「そう、おいしかった」と言って笑顔になる浅海。帰りがけに「社長やめるって言ってなかった?」という浅海に「撤回させてください」と言うと、自分の口から社長を続けたいと言わせようとしています。いつもの、「ならいんじゃない」、でも、なぜかかなり笑っています。雛子を社長にした理由は何なのでしょう。気まぐれだけではないですね。

大牙は、下で働けないと言ったことは謝らないと言います。負けたとは思えないと。最後に「ひとり言まじキモいっすね」と言って去っていきます。雛子は嫌いとひとり言。でもこれからどうなっていくのでしょうか。ここから、だんだん惹かれあうとかもありそうですよね。第一印象が悪い分、ちょっとしたことでキュンとするかもしれません。

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