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【ミステリと言う勿れ】第11話の感想・ネタバレ/主役がほとんど登場しなくても成り立つ我路の存在感

ミステリと言う勿れ 第11話

ミステリと言う勿れ第11話 感想 ※ネタバレ注意

エピソード2.5と称された今回は久能の登場シーンが少なく、物足りなさを感じるのかなと思いましたが、我路の存在感と、北村匠海さん演じる羽喰十斗の登場で目まぐるしく展開されていきました。

また、風呂光が刑事としての成長する姿も描かれそうなこのエピソード。次回は最終話、まだまだ広がりそうなこの物語はどのような着地を見せるのでしょうか。

遺体を交差点の真ん中に遺棄するという連続殺人事件の応援要請で捜査本部へと向かった風呂光。3人目の遺体から発見された血液がDNA鑑定で羽喰玄斗による連続婦女暴行殺人事件の被害者、辻十岐子のものと一致したことから、羽喰がまた殺害を始めたのかという疑念がよぎりました。

一方でその頃、我路は愛珠の死の真相を確かめるために“ジュート”という人物を追っていました。「もうすぐ亡くなるわたしへ」と自分に宛てた遺書には、もしできなかったらジュートに頼もうと残されており、愛珠が死ぬつもりであったことは明白でした。「俺は必ずジュートを見つけだす。」という我路の執念が、今回の事件すらも解決してしまいそうな予感です。

風呂光は捜査本部で猫田という女性刑事とバディを組むことになりました。バスジャックの事件で殺人犯が現実に存在することに恐怖を覚えたと話し、女である自分の非力さを認めざるを得なくなったと話す風呂光。確かに、あの時の犯人、煙草森は人を殺すということに何の躊躇いも見せず、快感すらも感じており狂気に満ちていました。

今回も捜査本部に応援で入り、“お客様”ではないと言われ、自分で考え、動かなければというプレッシャーに押しつぶされそうでした。だから誰にも話せずに、闇カジノに1人で行ってしまったんですよね。報告ってすごく基本的なことだと思うので、闇カジノの件だけでなく、辻が十斗だと気づいた時も1人で動いてしまった風呂光の動きには少しモヤモヤしてしまいました。

備前島警部の言うお客様体質とは指示待ちするな、自分で考えて動けという意味合いでは決してなく、「自分の手に追えないことがあったら、助けを呼べ」ということでした。ちょっと分かりにくいですけど(笑)

女だから、舐められたくないから、と去勢を張るのでなく、困った時には頼るということがチームで働く上で大切であるという意味には納得です。警察という、未だ男性中心の世界で、風呂光が一歩引くことなく働けるようになる日が来るのか、今の風呂光の姿からはまだ予想も出来ませんが、それでも風呂光の人を助けたいという思いは確実なものだと思うので、今後の風呂光の成長に期待したいですね。

そして、黒目がちで狂気に満ちたジュートの表情は恐ろしさしかなく、演じる北村匠海さんの演技力にも息を飲みました。ジュート役に誰が選ばれるのか注目されていたようでしたが、このサプライズ配役は説得力がありました。そんなジュートに手錠をかける猫田は、備前島との会話も思い出され、機転が効いているなと思いましたが、あんなに出血していて猫田の身は大丈夫なのでしょうか‥。

駆けつけた風呂光は、猫田の腹部の大量出血を目の当たりにして動けず助けを呼ぶのが精一杯でした。そんな風呂光の口を塞いだのは何者なのでしょうか?ジュートに迫った我路の仲間なのだとしたら顔が映し出されてもいいのでは?と思ったのですが、別人物だとしたら一体誰なのでしょう‥。

闇カジノの密告で、名前を尋ねた風呂光に我路が答えた「2478962」の意味も、愛珠の残した寄せ木細工の中も併せて気になるところです。

そして、今回ほとんど登場しなかった久能ですが、我路に教わった大阪の印象派展に向かっていた久能は、我路や風呂光に今こんなことが起きているとは知る由もありませんよね。

次回、最終回、果たしてどのような結末を迎えるのか、非常に楽しみです。

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