【ミステリと言う勿れ】第2話の感想・ネタバレ/久能の紡ぐ言葉がド正論すぎて感動する

ミステリと言う勿れ 第2話

ミステリと言う勿れ第2話 感想 ※ネタバレ注意

美術館に行くために乗ったバスでバスジャックにあった久能。犯人は、乗客みんなに名乗らせますが、そこで久能は犯人にも名前を尋ねます。そういうところが久能らしいなと思いました。

その後、1人ずつトイレに行くことになり、「もし逃げたら、残り全員皆殺し。逃げたお前のせいでみんなが死ぬ。」と脅す犯人、犬堂に放った久能の「逃げた人のせいでみんなが殺されても、それはその人のせいではない、あなたのせいです。ここで発生する全ての問題はあなたのせいで起こるんです。あなただけが悪いんです。責任転嫁しないでくださいね。」も、本当、久能らしい正論てでした(笑)見ていて清々しくなるほどでしたね。

さらに、「何で殺しちゃいけないのか?」と尋ねた犬堂へむけた言葉もガツンとくるものでした。

ただ秩序のある平和で安定した社会を作るために便宜上そうなっているだけだと話し出し、あなたが今、殺されずにすんでいるのは、ここにいるのが秩序を重んじる側にいる人たちだからというのも理路整然としていて、聞いていて妙な納得感がありました。

このシーン、久能の捲し立ては本当に凄かったですね。菅田さんもこの長セリフを息をつく間がないほどのスピード感で、圧巻としか言いようがなかったです。

途中、乗客の中に、犯人の兄だと話す犬堂ガロも紛れていたのはバスジャック事件にありがちな展開かなとも思えましたが、このバスジャックの目的が、姉である愛珠を殺した犯人を見つけ出すためのもので、バス運転手も協力していたというのには驚きでした。

そんな張り詰めた空気の中、自分が関係ないことを知り、「降ろしてくれたらよかったのに。」と話す久能‥。久能の性格がすごくよく現れてましたね(笑)

また、今までにした罪の中で重いものを問われた中でかけられた久能の言葉は核心を突くものばかりでハッとさせられました。

虐められていた淡路には、「どうしていじめられている方が逃げないといけないのか」と語り、町工場でコツコツ働くことを元カレに馬鹿にされたという露木は、「毎日コツコツ時間を守って働いている人がいるからバスも飛行機も動く」と話し、不妊治療で悩む柏には、「人は自然の生き物なので、人がすることは全て自然の範疇だと思う」と声をかけました。久能の言葉は、どれも本当にそうだなと感じるものばかりでした。

欧米では虐めている方を、病んでいると判断し、カウンセリングするんですね。知りませんでした。確かに日本は、虐められている子に逃げてもいいんだよと声をかけますよね、悪いのは絶対に虐めている側なのに。

久能の言葉を聞き、虐められている側が、その場を去らなければならないのって確かにおかしいことだなと改めて気付かされました。この考えがみんなに浸透すれば、虐められている側も発信しやすくなるでしょうし、虐めを見て見ぬふりしようとする学校側の対応も変わるかも知れませんね。久能のいじめに対する考えや言葉は本当に印象的でした。

また、不妊治療は自然なことではないからと反対されていた柏への「出来ることでしたいことはしたらいいと僕は思う。」「苦しめることを薄めるために、より悪いことを望むのはまずい。」という厳しくも優しい言葉も心に残りました。

そして、ラストシーン。青砥や池本、風呂光が助けにやってきました。久能が警察関係者だったのかと驚く犬堂たちに、「こいつが太々しいのは生まれつきだ。」という言葉にクスッとさせられましたが‥(笑)この中にいるはずの、連続殺人犯は一体誰なのか。次回を楽しみにしたいです。

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