リコカツ第6話 感想 ※ネタバレ注意
今回は涙、涙、涙。
終盤は本当に切なくて、心苦しい展開でした。
サインされた3枚の離婚届。
まず、水口家ではこれが最後のプレゼントになっちゃったなと武史が記入した離婚届を渡しました。「ありがとう。今までもらったプレゼントの中で一番嬉しい。」孫が美土里の気持ちを代弁していましたが、美土里の表情はどこか複雑そうに見えました。
「心の中では迷っているかもしれない。やっぱり辞めよって言ってくれるの待ってるかもしれない。」そんな風に武史に話す咲の言葉はまるで自分の気持ちを重ねているようでした。咲もサインはしたものの、離婚したくないという思いは確実に持っていましたもんね。紘一がまた離婚をやめようと言ってくれるんじゃないか、言ってほしいという気持ちが、そのままに感じられました。
そんな咲に「離婚って悪いことじゃない。前に進むために離婚するわけでしょ。」と話す美土里。「思いがあるから離婚するってこともあるし。」と声小さく続け、やはりあの検査が関係あると感じさせました。美土里の本当の気持ちは誰も知らず、このまま離婚になってしまうのが少しもどかしい気がします。
一方、緒方家。離婚届を受け取った薫は、「ちゃんと1人の人間として自分の足で歩いていきます。」とお礼を伝えました。
正をお父さんと呼ぼうとして、緒原さんと呼び直す薫。他人としてのケジメという意味もあるだろうけど、自分が1人の人間として生きていくのと同じく、正を1人の人間として名前で呼び、本当に別れてしまうのだと感じるシーンでした。正も認めたくはないはずだけど、これまでとはまったく違う薫に、そうせざるを得ない状況だと諦めのような気持ちなのかもしれないです。
最後の晩餐の準備をしながら、このまま別れていいのかと自問自答する咲。そんな時、水無月が訪ねてきました。
帰ってきた紘一と水無月のやりとりは最高でしたね。「武士やろう」と呼ばれたり水無月の食べ終わりの骨をかじったりと‥(笑)水無月は咲のことかなり気に入っている様子でした。いくら咲が担当する作家だからとはいえ、突然自宅までやってきて掻き乱して帰るなんて、少し度が過ぎますけど(笑)
咲の用意してくれたご馳走を食べることができなかった紘一が、焼き魚をリクエストしたシーンもよかったですよね。「毎回焼き具合が違っていて、食べる前は緊張する。一生懸命焼いてくれたのが伝わってくる。この焼き魚がうちの味になっていた。」うちの味。そのセリフが咲の心をかなり揺さぶったように思います。
「やっぱり離婚するのやめる?なんか離婚する理由がないような気がしてきた。」咲が勇気を出して、本音を切り出したのに対し、「理由はある。100個くらい優にある。」と一刀両断した紘一。
咲も負けずとそう返しましたが、2人が挙げた離婚理由は本当ちっぽけなものばかり。朝はパン派だという咲に対し、料理の腕前が最低だと返したり、紘一の服がダサい、行きつけが大盛りすぎる、顔がうるさいなど(笑)100あると言った理由も出てきたのは5個だけ。離婚する必要ないじゃんとしか思えなかったですが、一度進み出しものは止まることが無く‥。
今更届いたカーテンがまた、切なさを倍増させました。完成した家の素晴らしさから家を売るのはやめよう、ここが無くなるのは寂しいと言い出した紘一。帰るべき場所だった咲との大切な家を残しておきたいってそれはもう離婚したくないと一緒なんじゃないの?と紘一に投げかけたくなりました。
「君にプロポーズをして、結婚式で君を幸せにすると誓った。だが、それが出来なかった。」そう語り出す紘一はたどたどしくて、感情を必死で押し殺そうとしていて切なさが止まりません。
「だが、まだ君の夫だ。」といつも側にいてくれた紘一の優しさを思い出しながら、咲が走り、紘一を呼び止めようとしますが、一歩遅く離婚届は提出されていました。何か不備があって受理されてないとか、そんな期待も持ってしまいましたが、きっと本当に受理されちゃっているんですよね‥。
紘一の口から聞けたのは「もう君の夫ではない。」という悲しい言葉。握手した手を離し難い2人が、手を離した瞬間は涙しかありませんでした。
そして今回もまた切なさの絶頂にはPale Blueが。北川景子さんの演技ってこんなに素敵だったっけと思うほど、咲は咲でしかなく、あの涙にはみんなが感情移入してしまったと思います。次回は何やら一ノ瀬が動き出しそうな展開。今からモヤモヤさせられそうですが、次回も楽しみたいと思います。
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