リコカツ第8話 感想 ※ネタバレ注意
咲に相応しい人は誰なのかと考える紘一が出した答えは、咲にとって本当に幸せな答えだったのでしょうか。
前回の続き、咲をもらうと話す水無月に、任せることはできないと紘一は返しました。
「傷つけてしまったからこそ、彼女が本当に幸せになれる相手と結ばれるまでは見守る責任がある。」
紘一はどこまでも咲の幸せを第一に考えていますが、咲が本当に望んでいることって紘一との再構築ですよね。紘一にそれが気がつき、素直になることが出来るのでしょうか。
また、水無月の咲に対する思いも確かなものでしたね。
「あんたのために書きたい。誰かのためになんて思ったの初めてなんだ」と語り、紘一のペンの代わりに自分のペンを渡す水無月。
水無月の行動は紘一の焚き付けるためのものかと思っていましたが、咲に対しての信頼感は特別なもののようでした。咲の思いがまだまだ紘一にあるのは分かっていながら、咲の本心や核心をつく言葉は、咲が見ようとしていない本音の部分を確かめようとしているように見えました。
一方で、同じく咲の気持ちがどこにあるのかわかった上で寄り添い続ける青山。咲にやり直そうと言ったと報告した時の紘一の反応の良さと言ったら秀逸でした(笑)
お茶を口からダーっとこぼし、開いた口が塞がらない状態でしたね。この時、青山が慌てて「お茶から口っ」と突っ込むシーンも最高でした。
紘一が水無月を訪ねたシーンでの古畑のモノマネも本当傑作でしたし(追悼の意味もあるんだと思うと感慨深いです)、シリアスなシーンだけでなく、所々に紘一のコミカルな表情が見れる緩急のあるところがこのドラマの良さだと思います。
そして、今回一ノ瀬が、咲にも謝りました。過ちは無かったことにできないけれど、一ノ瀬が真剣に詫びたことはよかったと思います。その後、紘一がしっかりと振ってくれて、清々しかったです。
咲と青山をくっつけようとデイト(笑)を企てた紘一。「紘一といると何が起こるかわからなくて、ハプニングばかりで結局いつも喧嘩になる」と語る咲に、「本当に好きだったんだね、それだけ喧嘩するってことは真剣に向き合っていたから」と青山は返しました。
咲も紘一も育った環境が違ったり、考え方も正反対でしたが、お互いが真剣に思いあっていたからこそ、喧嘩、そして別れにと‥。
母さんたちのように父さんも前に進むべきだと喝を入れ、紘一も前に進むために行動を起こします。
「彼女と付き合うことにした。」紘一の精一杯の嘘は切なさしかありませんでした。咲もその言葉を飲み込むしかなく‥。せっかく追いかけ、手を握り締め、やっと本音を語るのかと思ったら咲の口からは青山と付き合うことにするという思いもしていないこと。
素直になれない咲に、もどかしく感じてしまいますが、お互いがお互いを思い、自分に構わず進み出せるようにと嘘をつく2人。愛し合っているからこそすれ違い、思っているのに傷つけ、悲しい思いばかりの2人は見ていられません。
また、鏡に映る自分自身を「お前嘘ついたな」と罵倒し、泣き崩れる姿は居た堪れなくなりました。本当に、紘一の魅力が存分に感じられるシーンでした。コミカルからシリアスまで、本当瑛太さんって演技がお上手だなと感心させられます。
家を出た正、詐欺にあった美土里を助けようと動く武史。紘一の言葉が響き、少しずつ現実を受け入れ、前に進み出したのかもしれません。
最終話まで残り2回!?あっという間すぎますが、2人の選んだ道がどのようになるのか、見守りたいと思います。
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