桜の塔 感想 ※ネタバレ注意
こんな派閥争いが本当に警察内部にあるのでしょうか。どこにでもあるものなのでしょうか。出世とは無縁の職場にいたので、検討がつきません。
主人公の上條を演じる玉木宏さんの演技の振り幅もすごいですね。「極主夫道」では見事なコメディアンぶり。その前の「竜の道」では復讐に燃える主人公を熱演していました。今回は正義の味方の警察官なのに、かなりブラックに見えます。
幼なじみの刑事・水樹役の広末涼子さんが、和ませてくれます。上條の心に平気でドンドン入り込んでいくのは、水樹だけです。
「正義とは権力」とまで言い切るようになったのは、優しい警察官だった父が自殺してからだと言います。「本当に間違いを正そうとするなら悪魔に魂を売るしかないのかな」という父のつぶやきは何を示していたのでしょう。水樹と行動を共にする正義感あふれる刑事・富樫役の岡田健史くん、MIU404に続いての刑事役が似合います。今回は出番が少なかったので、もっと出て欲しいですね。
こんな捜査方法は許されるわけがありません。でも、本当に犯人だから、逮捕すれば、自白や、家宅捜索で証拠を見つけられるということなのでしょう。プロファイリングなど、捜査技術が高い上條だからできることですが、こんなことを続けていたらいつか間違いを起こしそうですね。間違いがなくても、精神状態、持つのでしょうか。
水樹が何を言っても、聞く耳を持ちません。でも、何かを言おうとしていたのに、何も言わずに死んでいった父が何を言いたかったか知るために、プロファイリングを取得したということは、父を思っているのですね。
いつも観ているテレビドラマは、犯人を逮捕する話がほとんどです。MIU404でちょっと内部のことが出ましたが。
今回は出演者の紹介を兼ねてのストーリー展開なのかと思いました。ポスターに、今回の犯人・蒲生役の森崎ウィンくんがいます。今回だけの出演ではないということですね。
どこまで上條が仕組んだことなのか、分からなくなってきました。主人公に共感できないとおもしろく感じないというのが持論でしたが、今回は、ちょっと違います。視聴者の目線は、水樹に近いのかなと思います。
MIU404で岡田健史とバディーを組んでいた橋本じゅんさんも出ているのですね。クラブのママの高岡早紀さんも、仲間ですね。
かなり黒に近いグレーな警察官、「シロでもクロでもない世界でパンダは笑う」なら、ミスパンダにやっつけられてしまいます。こんなことをしていたら、きっといつかバレると思うのですが、どうなるのでしょう。
仲里依紗さんも気になる存在ですね。同期役の渡辺大知さんも、すきな俳優さんです。豪華なメンバーに、次週からも楽しみです。
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ついに決着!最後は上條のほうが上手だった