【ただ離婚してないだけ】第10話の感想・ネタバレ/罪を犯した2人には絶望しかないのか...

ただ離婚してないだけ 第10話

ただ離婚してないだけ第10話 感想 ※ネタバレ注意

脱走を企てる佐野と柿野家を訪ねてくる池崎。最後には仁科も近づき、正隆には絶望しか待ち受けていないこの現状‥。罪を犯した2人が報われることなどないのだろうけど、どうしても2人が幸せである未来を願ってしまいます。

訪ねてきた池崎に、冷静にかつ萌を心配する様子すら伺わせながら、2人が失踪したんじゃないかと話す雪映はもう肝が据わっていました。一緒にやってきた創甫にもそれらしく語り、その場をやり過ごす雪映。そんな雪映とは対照的に正隆は動揺が目に現れていましたよね。萌も佐野も殺されている可能性があるも指摘し、他の部屋まで見たいと言う池崎に、「十分償った、これ以上苦しめないで下さい。償いを乗り越えてそれでも夫婦を続けて行くと決めた」と雪映は断りを入れました。偽っているようで、本音の部分でもあり、夫婦を続けるという選択をした雪映はどのシーンをとっても覚悟ができているように見えます。

怪しいと思いながらも確証を掴めず焦る創甫に泳がせるんだよと池崎は話します。スーツではなく、パーカーを被り決意を滲ませる創甫の執念でいつか追い詰められる日が来るのだろうと恐怖が押し寄せますが、そんな恐怖の訪れより先に今回は佐野が逃亡という大ピンチがやってきてしまいます。

逃げ出さないようにと繋がれていた結束バンドを外すことに成功した佐野は続けて腕の拘束も外すことに成功。食事を与えられながらも佐野の目は反撃に燃える目でした。次から次にやってくる正隆たちのピンチに、本当に心休まる時がありません‥。

そんな中で、触れられる正隆と雪映の日常は貴重なシーンでした。検診に行く雪映に俺も子供が見たいと付き添おうとする正隆。そんな平穏は瞬く間に消え、またもピンチが。

SDカードを手に脱出の機会を伺う佐野は2人が出て行く様子を見て歓喜の笑い。久しぶりのタバコを味わう佐野の様子は本当に長期に渡る監禁の末の一本に見え、演技がお上手で引き込まれました。しかし、診察券を忘れたと引き返した雪映の躊躇ない一撃が。レンジで佐野を殴りつける雪映は怖すぎます‥。

「見つかったら私たち終わりよ。衰弱死させる。水も食べ物も与えない。あの人が勝手に死ぬの。」勝手に死ぬという部分を強調しながら自分たちのせいではないと自分にも言い聞かせているような雪映。

そんな覚悟を決めたはずなのに、佐野を見つめ涙を滲ませる正隆は気持ちが揺らいでいたのてでしょう。そんな辛そうにしないでよ。自業自得なんだから‥。そんな風にも思ってしまいますが、きっと見ている誰もが2人の幸せを願ってしまいますよね。

ベットで横たわり、自分のせいで雪映は変わったと悔いる正隆。あなたを見捨てないと言い、優しい笑顔を向け、自分のために叱ってくれていた優しい雪映の面影はだんどんと無くなり、人をいたらしめることに躊躇しない人間にとなってしまいました。

朝5時。SDカードをオムツに隠し、逃げた佐野。2階から飛び降りた佐野を同じく飛び降り追いかける正隆。佐野を逃してしまったことに泣き喚き、現実を嘆く雪映ですが、正隆が抱きしめてもこの現実が変わるわけでもなく‥。

ラストは本当に怒涛の展開でした。包丁を持っている雪映も目撃されてしまいましたし、この後どんな展開が待っているのでしょうか。仁科の手も正隆たちに迫り、引き続き絶体絶命の2人。どんな未来が待ち受けるのか見守りたいと思います。

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