タリオ 復讐代行の2人第2話 感想 ※ネタバレ注意
黒岩の元を訪ねてきた和紙職人、谷村は妻を亡くしたと復讐代行を依頼します。谷村が住む村は昔から信仰心に厚く、女教祖が現れ、不思議な力で村人たちを牛耳っていると話す谷村。真実と黒岩は二人で村に乗り込むことになります。
二人は教祖に会うことになりました。産廃業者を呪うといい、手から火を出して見せる教祖。教祖の奇抜な踊りには呆気にとられましたが、それでこそ、この教祖の怪しさを強調していたと思います。
真実たちを呼び出し、近い血筋が過去に大きな悪業を行なっており、真実にも大きな不幸があると壺を買うように話す教祖。そこで、黒岩は真実のことを人としてどうなのか心配になると話し出しました。真実と黒岩の掛け合いは本当にシュールで面白く、こんな場面ですら喧嘩を売る黒岩‥。嫌いではないです(笑)
黒岩は和紙作りの原料が不足しているという谷村の経営コンサルを請負います。お金儲けに余念がない黒岩(笑)その後、教祖たちに仕掛けられ、和紙の原料が大量に燃えてしまう中その煙の効果で笑いが止まらない3人。焦っているのに大爆笑の真実たちはシュールで、危機的な状況なのにクスッとさせられます。
教祖は、民法を盾にこの契約は成立していると谷村や黒岩たちに迫りますが、ここで元弁護士、真実の力が役に立ちます。教祖が見ていた民法の教本は改正されており、現行のものを適用すれば支払い義務がないと言い負かすのです。さすが元弁護士!真実の数少ない活躍場面ですね(笑)
教祖たちに仕組まれ、囚われた真実と黒岩、そして共犯だと後にわかる旅館の主人。教祖から1人だけ助けてやると言われた時の黒岩の発言は、自分だけ助かろうとしたようにも見え、犯人を炙り出すためとも見え、黒岩ならではだなぁと思いました。何はともあれ、無事カラクリを暴けて良かったです。
谷村の教祖への復讐は自分の罪悪感を隠す言い訳みたいなものだったのかもしれないと話す真実。この言葉は深く考えさせられるものがありました。罪悪感をなんらかの形で無くしたい、その気持ちが復讐へと向かっていたなんて、少し切ない結末だと感じてしまいます。
自伝のためにボイスレコーダーに細かく記録を残す真実。引くなと書かれてある札を引き、お前もういい大人だろ?と怒られる真実。やはり真実のキャラクターがこのドラマを楽しくしてくれていると思います。気になって調べたら谷村さん演じる竹原ピストルさんの楽曲名がセリフになっているそう。燃えてしまった倉庫の前で「よー、そこのわけぇの!」と言うのも代表曲のタイトルをセリフにされているそうでした。そういった背景もあるなんて、随所にこだわってあるなぁと感じました。
また、2話ではいろんなところで西城秀樹さんを思い出すようなシーンが散りばめてありました。さすが人気ドラマ、トリックの蒔田光治さん、木村ひさしさんが携われているだけあるなぁと独自の世界観にも感心させられました。
2020年11月19日。真実がまだ知らない運命の1日だというこの日が指すことは何なのか。まだまだ謎が深まる、このドラマ。目が離せない展開が続きそうです。
ラストシーン、真実は橘道三の出所を知り、彼の元へと向かいます。この後どんな展開が待ち受けているのか、楽しみです。
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