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【天国と地獄~サイコな2人~】第1話の感想・ネタバレ/さすがの2人の演技に見ごたえありすぎ

天国と地獄~サイコな2人~ 感想 ※ネタバレ注意

見応えありすぎの初回。綾瀬はるかさん×高橋一生さんは間違いないと確信をしながら見進めることが出来、次回が待ち遠しくて仕方ありません。

綾瀬はるかさん演じる警視庁捜査一課の刑事・ 望月彩子。正義感が強く、気も強い彼女は、〇〇であるべきと正論ばかり振りかざし、同僚からも煙たがられる存在。その上、融通の利かなさから失敗も‥。先輩刑事の河原からはセクハラ、パワハラとしか言いようがない罵声を浴びせられながら名誉挽回のため、周りを見返すためにも大手柄を上げたいと考えています。

先輩刑事の河原を演じるのは北村一輝さん。こういう目の敵的な存在が似合うと言ったら失礼になるかもしれないですが、存在感があるこの役どころ、すごくしっくりくる配役だと思います◎

そんな中、彩子たちのもとに起きた猟奇殺人。彩子は独自の着眼点で犯人が部屋を掃除したであろうクリーナーを見つけ、その製造元である会社社長の日高に辿り着きました。日高と彩子は、ここが初対面ではなく、マスクを忘れた彩子にマスクを差し出したのがファーストコンタクト。電車を降りる彩子が警察だと分かった時の日高の顔。高橋一生さんにかかれば、こんなサイコパスな演技もお手の物ですよね。二面性を見事に演じ、さすがだなと感心させられました。

犯人しか知り得ないであろう、被害者が一人暮らしだったという情報を知っていた日高を疑う彩子。なんだ、彩子って出来る人間なんだなと印象付けるシーンでした。しかし、その場で日高にアリバイを聞き始め、がっつり疑いの目を向ける彩子。これが真っ直ぐな彩子らしさなのか、猪突猛進という言葉がピッタリなキャラクターだと思ってしまいました。

せっかく自分が日高の違和感に気がついたというのに、河原にがっつり捜査を横取りされ、なんとか巻き返しを図りたい彩子ですが、日高のしっぽは掴めないまま。

彩子の後輩・八巻は定時にしっかり帰り、やりがいなんかよりも安定を望むtheゆとり世代(笑)そんな八巻がたどり着いた日高のボストン時代の友人の証言からもどんどん黒になってきた日高。ボストン時代も猟奇殺人の容疑者になっていたなんて、もう本当怪しさしかなくなります。

彩子は自分の足で証拠を掴むまではと、八巻に口外しないよう念を押すのですが、捜査会議に現れない彩子を待ちきれず、八巻は報告してしまいます。悔しさのあまりセクハラ(河原)のアシストするなと八巻に当たるのですが、ガサ状の決め手にかけるあの捜査会議の雰囲気は言わざるを得ないような重圧が確実にありましたね。

そして、彩子と河原のやり合うシーン。不当な捜査で得た情報でたどり着いた河原に苛立つ彩子に「ほんまの正義感は人殺しが捕まって良かったじゃないのか。お前にあるのは正義ではなく、自分を認めさせたい、手柄を立てたい。それだけじゃないのか」と河原は言い放ちます。自分の手を汚してでも犯人をあげたい河原を曲がったことが大嫌いな彩子は認めることなんて出来ません。私は手は汚してないが、足は棒にしていると言い返し、負けん気の強さを感じさせます。

歩道橋の上で月を眺める日高を、追ってきた彩子は話しかけます。そして、明日ガサ状が請求されれば会社や従業員にも迷惑がかかると脅し自首を進め自分の手柄にしようとするのです。河原に負けたくない、自分が見つけた容疑者を自分の手であげたい彩子の気持ちは分からなくもないですが‥。

睨みを効かす日高は彩子が手袋に気がついていることを察知し、トラックへと放り投げました。日高って本当に頭のいい男なんだと痛感させるシーン。彩子の一枚も二枚も上手をいく日高。もう大人しく明日のガサ状を待てばいいじゃんと言いたくなるほどの彩子の危なげな様子は見ていてヒヤヒヤしてしまいました。そして揉みあいとなり歩道橋から転がり落ちる2人。ここが運命の分かれ道だったのです。

彩子と日高。まさかの魂の入れ替わり。入れ替わり直後の日高の様子はまさに彩子そのもの。さすが高橋一生さん。見た目は日高のままなのに、確実に中身は女性でしたね。手の動きや凶器を見つけてしまった時の座り方なんかも完璧だったと思います。

また、日高になった彩子の演技も負けず劣らずのものでしたね。耳を触るクセをそのまま見せる彩子になった日高。八巻がこんな些細なクセを気がついてくれたらいいのですが‥。彩子に違和感のようなものを感じながらもまさか魂が入れ替わるなんて思ってもない八巻。「月は太陽に、太陽は月になってしまった」と話す日高の話を不思議な感じで聞いていました。こんななこと彩子なら言いそうもないのに。彩子の存在の違和感に誰か気が付ける人がいるのでしょうか。

入れ替わった2人の対面。こうなってラッキーだ、手錠をかけたっていいと詰め寄る日高。全て私の言う通りにするかと聞かれた彩子はどちらを選ぶにしろ前途多難なのが見えています‥。手柄をあげ、みんなを見返すあと一歩のところだったのに。「女と男」、「善と悪」ががらりと入れ替わり、まさに『天国と地獄』。この後、どんな展開が待ち受けるのか、楽しみでなりません。

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