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【天国と地獄~サイコな2人~】第7話の感想・ネタバレ/日高はやはり双子だった

天国と地獄~サイコな2人~第7話 感想 ※ネタバレ注意

今回は日高の生い立ちや二卵性双生児の兄の存在が明らかになり、物語がぐんと動き出したように思います。

前回、東朔也の存在にたどり着いた彩子たち。彩子は揺さぶってみようと「東朔也ってだれ?」と突然日高に投げかけました。そんな彩子に対し、「私はいつでもあなたを突き出すことができる」と日高は言い放ち、牽制をかけたようでした。日高と東の関係はどんなものなのかはっきりとはしないけれど、何か大きな理由があるんだろうなと感じさせるシーンでした。

日高が保管していた『暗闇の清掃人φ』には、世の中からぞんざいな扱いをされ続けた青年が法では裁けない悪人をこの世から清掃していくというストーリーが描かれています。そして、誰にも覚えられない、誰にも振り替えられないのは才能だと書かれたその漫画に共感していたという東。いるのにいない、そんなクウシュウゴウのような存在。自殺した十和田の元から持ち帰り、それを実行し出したのだとすると、東はずっと自分のことをそんな風に思って生きてきたのでしょうか。

重苦しい雰囲気が続く中、パンと牛乳を片手に陸と八巻が張り込むシーンだけはほのぼのとしていましたね。そこから陸の目の前に現れた日高には緊張感が漂い、緩急がある展開でした。日高が陸にキスしたのもどういう目的だったのか‥。毒でも仕込まれたのかとヒヤヒヤしてしまいました。

なんで壁の数字を消すのは毎回陸だったんだろうと疑問に思う彩子に、陸は師匠の存在を思い浮かべていました。陸に対して余命わずかだと話していましたし、偽名で家を借りていると話したり、日高が見つけた薬と同じような薬を飲んでいたり‥と東と思わせるような描写がいくつもありました。本当に東=陸の師匠の湯浅なのか。最終話までまだあるので、これも何か裏があるのかもと考えてしまいます。

また、父の話から、日高に二卵性双生児の兄がいて、手紙の差出人はその兄、東だったことが分かります。母が靴のために差し出したお金は受け取らず、弟可愛くてよかったと話す少年の東の心はすごく綺麗で、こんな残虐な事件に関与しているなんて信じれないほどでした。

そして奄美のお守りの石を部屋に飾っていた日高。この石は殺人の凶器として使われた物と同じような物でした。この石を東も持っていると思うという妹のセリフもありましたが、日高は母親からもらった手袋だから捨てれなかったと犯行に使った手袋を持っていたり、あんな血まみれの石も大事に持っていたりと、母に対しての想いを感じさせました。これは幼い頃に引き取ってもらえなかった東の母への想いが絡んでいるのかなと感じました。

母に引き取られるか、父に引き取られるか、そのことが天と地ほどの人生になった2人。第一話で太陽は月に、月は太陽になるはずだったんだと語った日高の言葉はなんだか重い一言だったなと改めて感じます。

そして前回久米が殺されず、ほっとしましたが、やはり殺人は行われていました。久米の息子が殺害されていたのです。リストにない人間が殺され、反則だろと怒りを露わにした日高。さらにそこには歯も添えられていました。これは幼少期に日高と東が交換した乳歯なのでしょうか。どんな意味合いでこの歯が置かれていたのか‥。

今までとは違い、証拠となる血紋や荒れ果てた殺害現場を見た日高はもうだめだと絶望を見せました。やはりいつも証拠隠滅をしていたのは日高だったのでしょうか。「まだ生きてるのかよ」と必死に生存を確認している東に対して日高はこんな発言していましし、大切に思い共犯となったり、罪をかばっていたりするのかと思っていた東と日高の関係がなんだか違うようにも感じます。

湯浅が本当に東なのか、あの荒れ果てた現場からは犯人が特定されるような証拠が出るのか、現場に残された乳歯や、湯浅が倒れた時に落としたSDカード。まだまだ謎だらけの今回。次回が待ち遠しいです。

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