【隣の家族は青く見える】第2話の感想・ネタバレ/不妊治療の夫婦の温度差が辛い

隣の家族は青く見える第2話 感想 ※ネタバレ注意

不妊治療を始めた奈々たち。1回目のタイミング療法では授からず落ち込む奈々に、1人全自動と言い、歯磨きしてみせる大器(笑)大器の優しさが滲み出ているなと感じるシーンでした。また、できなくて悩む奈々にとって、義妹の琴音の「妊娠なんかするんじゃなかった」って言葉は聞きたくなかっただろうなと思います。いくらつわりで苦しんでいるとはいえ‥。欲しい人に限って出来なくて、望んでない人には出来てしまう現実が世間には溢れているんだろうなと感じます。

次なる検査、卵管造影検査を調べ怖気付く奈々。そんな奈々に辛いことや苦しいことの先に、喜びや幸せがあるってわかってたら前に進めるという朔の言葉は奈々の気持ちを後押ししていましたね。朔の純粋さが印象的でした。辛い検査も子どもを授かるという喜びや幸せのために頑張る奈々に、医師は不妊症の原因は見つからなかったと話します。一見、とてもいいことのように見えてホッとしてしまいますが、原因不明だからこそ、これといった治療法もないということだと聞き、不妊治療の難しさを突きつけられました。

ラジオ体操に温活、妊娠しやすい体作りのための食事、ドリンク剤。奈々は妊活に良いものは全て取り入れて、妊活一直線。月に一度のチャンスを逃したくない奈々の気持ちも、いいと言われるものは全て試したいという気持ちもすごくわかります。散々お願いした勝負の一日、急な仕事で大器の帰りが遅くなったり、真一郎を連れて帰ってきたりとなかなかタイミングを持てなかった奈々。

奈々は、大器が本当は妊活が嫌になっているのではと切り出しました。自分だけが一生懸命になり、自分だけが望んでいるのだろうかと不安になる奈々の気持ちが伝わり少し切ないシーンでした。女性ばかりの負担が多くなりがちな不妊治療だからこそ、男性側の気持ちの面のサポートはもっとあってもいいのにと感じてしまいます。

また、大器に無理矢理自宅に連れてこられた真一郎でしたが、気持ちのモヤモヤを吐き出せて良かったのかなと感じました。同僚の話と前提を置きながらでしたが、家族のために働いているのに家族と一緒にいられないもどかしさ。家族を大切に思っている真一郎だからこそ、その矛盾が受け入れがたかったのかと思います。深雪はその真一郎の思いが分かっているのか‥。この夫婦の溝は埋まる時が来るのでしょうか。

一方、渉は同僚の留美から仕事の相談を持ち掛けられ、食事に行くことに。そこに現れた朔を甥だと紹介する渉。留美が渉に好意を抱いていることを感じとる朔は、気持ちを知った上で気があるフリをしているなんて最低だと渉に言います。渉は周囲にカミングアウトしていないようなので、食事にいく女性がいることでカモフラージュのようにしているのかな?だとしたら、それは留美に失礼ですし、朔の指摘は最もです。

深雪が言い出したBBQパーティー。参加するつもりはなかったものの、帰ってきたタイミングで渋々参加したちひろに、深雪の子作りを勧める一言から大事件が勃発しました。子どもを持つ、持たないは権利であって義務ではないと千尋が言い放ち言い合いに。亮司がこっそり息子と会っていたということもあり感情が大爆発したのだとは思いますが、ちひろがいうことは筋が通っていましたね。

そして、「いろんな人がいていいじゃないですか、どうしてみんな同じじゃないといけないんですか、みんな違っててもいいじゃないですか」と言う奈々の言葉は本当にその通りで。

その後、奈々は渉と朔のキスシーンを目撃。キスを求める朔は本当に可愛らしかったけれど、渉からすれば大ピンチの瞬間ですね!どう展開されるのか気になります。

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