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【隣の家族は青く見える】第6話の感想・ネタバレ/子供が欲しくない人、欲しくても子供ができない人、どちらが悪いわけでもない

隣の家族は青く見える第6話 感想 ※ネタバレ注意

お宮参りの帰り、奈々宅を訪ねた琴音たち。目をうるうるさせながら赤ちゃんを抱く奈々の様子を、聡子は見ていられないと席を立ちました。

聡子は今まで自分が焦らせていたことへの申し訳なさもあり、不妊治療がなかなか実らない奈々の辛そうな顔に心を痛めていました。ちゃんと支えてやってるんでしょうね?と大器に話しかけていましたが、大器は大器で、欠かさず薬を飲む奈々の姿や、家に設置した滑り台に視線を落としたり‥と奈々の姿を辛そうに見つめており、不妊治療の見えないしんどさを物語っていました。

一方、亮太がやってきた川村カップル。ゲームを買い与え続ける亮司にちひろは苛立ちを。せっかくの仲直りのキスの瞬間に亮太を優先して突き飛ばし、SDカードを買いに走る亮司‥(笑)気に入られたくて必死すぎる気もしますが、亮司も必死に距離を縮めているんだろうなと思うと少し微笑ましく思えました。

そんな愚痴を聞きながら、ちひろと朔と奈々は共有スペースで談笑。この3人のシーンはなんだか穏やかに見ることができますね。この時、婚姻届のような拘束力のあるものが欲しいと語る朔が印象的でした。婚姻届を出しておけば一時の感情だけで別れることがないと話す朔からは渉が離れていくかもしれないと不安に思っているのかな?と感じましたし、留美から相応しくないと言われたことがずっと心の奥で引っかかっているようにも見えました。高卒認定に挑もうとしているのもそれが大きなきっかけになったみたいでしたね。

ところ変わって、足を負傷した渉の母に会いに行く渉と朔。孫の顔が見たいと話す母に、カミングアウトすることなくやり過ごした渉に、渉が1番偏見を持っていると朔は話し、言い合いとなり家を飛び出しました。渉の言えない気持ちも、朔の自分の存在を認め公表してほしい気持ちも分かります。どちらが正解でどちらかが不正解というわけではなく、お互いそれぞれ大切にしたいものがあるから故の行き違いだと感じます。

そして、またもリセットした奈々。大器もその様子に気がつき浮かない顔。さらに職場でもやる気がないなら辞めてもいいなんて言われてしまって‥不妊治療がなかなか実らない奈々に辛さばかりがのしかかることが見ている側も辛いです。

ところ変わって、娘の熱が少し高くて慌てる琴音。早産だったことに対する申し訳なさとすぐに熱が下がった安堵から、子供なんて欲しくなかったと言ってしまいます。すると聡子は、「世の中には赤ちゃんほしくて出来ない人だっている。無神経でひどい言葉、謝りなさい」と涙を流し訴えました。そこに居合わせる気まずそうな奈々‥。

「いつからご存知だったんですか?」と不妊治療を黙っていたことを申し訳なさそうに話し出す奈々に、「奈々ちゃんが大好きだから、お嫁になってくれて本当によかった。子供ができなくたって、どうだっていい。幸せに暮らしているならそれでいい。」と返しました。

独身であれば結婚を、結婚すれば子供をと周囲の期待がのしかかり、それに応えることが当たり前のような風潮の中、なかなか授かれず肩身の狭い思いを何度となくしてきた奈々‥。この時の聡子の優しい言葉が少しでも奈々の気持ちを楽にしてあげられるものであればいいなと願ってしまいます。

そして、亮太が母親の留守電を聞いているシーンも切なかったです。母親を急に失った亮太の心の傷をちひろや亮司がどう支えてあげられるのか。

直帰するからと連絡をし大器が向かった家は女性の家‥?大器が浮気するわけないと思いますが、どんな理由があるのか。抱え込んでいるのを知っているのに何もできず、だけど表面上は平気そうに振る舞っていると嘆き、大器自身も辛そうにしていたので、それが何か関係あるのか‥。次回が気になる展開でした。

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