ボイスII 110緊急指令室第2話 感想 ※ネタバレ注意
前回、残酷な死を遂げた重藤。悲しみと怒りがひかりを苦しめます。しかし、犯人を捕まえるために、再度あの映像を確認し、音から犯人の手がかりを掴もうとする姿には父の死を乗り越えた強さと、絶対に捕まえるという信念があったように思います。
しかしながら、足音で判断できるなんてひかりの聴力凄すぎますよね。こんなに聞こえちゃうなんて普段の生活辛いんじゃないかなって勝手に心配しちゃいました(笑)そして、ひかりが見つけ出したその足音を頼りに追いかけた透がたどり着いた先には、共犯の女が。
打つならここねと挑発し、爆弾を見に纏った身体で、園児たちの元に走り出す女を透は射殺します。息を引き取りながらも「ようこそ、こちら側に。」なんて話す女はキスまでも。全てが策略なのか、透の闇の部分をえぐろうとする女の行動はどこまで知っているんだろうという恐怖がありました。
シリーズ1に続き、犯人ではあるものの人を殺してしまった透。この後、精神的に辛そうで薬をまとめて飲むシーンもあり、大丈夫だろうかと心配してしまいます。
一方で、透と分かれ白塗り野郎と大樹を追う樋口のシーンは緊迫感が張り詰めます。やっと大樹を助け出せたかと思うと爆発。そして奇妙に舞う白塗り野郎。「席は空けた。その席はお前が座れ。これからが始まりだ。」と話し、白塗り野郎はまたも大樹を連れ去りました。
樋口をECUに戻す、そのためだけに重藤が狙われたのだとしたら納得できるわけがないですし、残念で仕方ありません‥。重藤の兄でもある捜査一課長も憤りを見せていましたが、兄弟ならなおさら犯人だけでなく樋口に対しても苛立ちを感じてしまって当然だと思います。
約束通り3日後に大樹は解放されたものの腕に焼印があると樋口は語りました。まだ幼い少年が巻き込まれることが痛まし過ぎて‥。「俺たちで捕まえるんだ。白塗り野郎を。」樋口はまたも大切な人を傷つけた犯人を追う決意を新たにします。
その後、透が射殺した共犯の女が巻きつけていた爆弾と同じ爆弾を前回の立てこもり犯が使っていたことが判明し、さらにここ半年で起きた事件は全て奴等が裏で絡んでいる可能性があるとわかりました。こういうところで連続性を持たせていたんですね。
「助けを求める人を助ける。ただそれだけだ。」と語り、落ち込んでいる透に対しても、「透、乗り越えろ。事件の傷は事件を解決することでしか癒えない。苦しくても向き合うしかない。本当に苦しい時は頼れよ、俺を。」と話しました。ひかりもそうですが、樋口も妻を失った悲しみを事件を解決することで乗り越えてきました。透も、樋口たちのように乗り越えることができるでしょうか。
また、今回新たな事件も発生します。性犯罪にあった娘を守りたい父親が犯人に刃物を持って詰め寄りました。どうやったら娘を救ってやれるんだと泣き崩れる父親の気持ちを考えると辛いですし、性犯罪を受けた子の癒えることがない傷というものにも触れられ、改めてこんな事件がなくなることを願うばかりです。
そして、そんな父に「帰る場所がある。何があっても迎えてくれる家族がいる。娘にとってそのことが確かな支えになる。」と諭す樋口の言葉には強さと優しさが感じられました。あの時した威嚇射撃には驚きましたが、あの銃声が冷静さを取り戻させたようにも思えました。
幸い、事件が虚偽であると判明したものの、犯人のわずかな嘘に気がついたひかり。なんと今度は弟が狙われていたなんて。次回もハラハラが続きますね。目が離せません。
無料動画・見逃し配信をチェック♪
【ボイスII 110緊急指令室】見逃し配信・無料動画まとめました(新土曜ドラマ)
- 【ボイスII 110緊急指令室】第1話の感想・ネタバレ
冒頭の強烈すぎる死は前作以上の恐怖を予感させる - 【ボイスII 110緊急指令室】第2話の感想・ネタバレ
透の闇の部分をえぐろうとする犯人の狙いとは - 【ボイスII 110緊急指令室】第3話の感想・ネタバレ
石川のトラウマは根が深い、そして警察内に内通者が... - 【ボイスII 110緊急指令室】第4話の感想・ネタバレ
警察はあっさり非を認めたところが怪しすぎる。山林で見つかった遺体と小野田の関係は? - 【ボイスII 110緊急指令室】第5話の感想・ネタバレ
白塗り野郎の正体が判明! - 【ボイスII 110緊急指令室】第6話の感想・ネタバレ
白塗り野郎の正体が少しずつ明らかに、またしても狙われる透 - 【ボイスII 110緊急指令室】第7話の感想・ネタバレ
まさに衝撃の連続 - 【ボイスII 110緊急指令室】第8話の感想・ネタバレ
受け止めきれない透の死 - 【ボイスII 110緊急指令室】第9話の感想・ネタバレ
久遠の壮絶な生い立ちと出頭した目的 - 【ボイスII 110緊急指令室】第10話(最終回)の感想・ネタバレ
久遠はきっと樋口のようになりたかったのだろう