ボイスII 110緊急指令室第6話 感想 ※ネタバレ注意
白塗り野郎の正体も少しずつ明らかになった今回、ラストシーンは嫌な展開を予想せざるを得ない状況になり、透はこのままどうなってしまうのかという不安が募りました。
白塗り野郎の洗脳により、ひかりを襲おうとした大樹。樋口は白塗り野郎の目的は親子の絆を壊すことだと考え、自らが携わった25年前の事件について思い出します。
タバコを押し付けられた跡や、化粧されたような白い跡もあったという当時中学生の男の子。虐待から守るため2人を引き離した樋口ですが、母さんを連れて行かないでと睨まれた過去を話しました。「スマイル」と声をかけながらもタバコを押し付けてきた母のように焼印を押し付ける白塗り野郎。白塗り野郎の犯行の原点には母から受けた虐待があったという事実も分かりました。
「樋口彰吾気づいてくれたよ。僕たちのこと。どう生きて来たか教えてあげないとね。だって僕のお父さんなんだから。」そう話しかけるも映し出された母の足は変色しており、本当に生きているのかすらも怪しい様子。白塗り野郎は樋口をお父さんと言ったように思いましたが、これが指すのはどういった意味があるのでしょうか。
引き離されただけでここまで固執するのも異様に思え2人の間にまだ語られていない何かがあるのかもしれません。
そんな中、ECUに助けを求める電話が。心霊スポットの廃墟で襲われた動画配信者。本当に霊なのかとざわつくなか、ひかりの耳はいろんな音を聞き分けていました。
この事件が片付いたら今後のことを話そうと切り出した樋口。透の心の悲鳴に気づき、巻き込むべきでなかったと話し出しました。自分の弱さを認めることも強さだと、ECUから離れるように促す樋口。樋口は自分のことを分かってくれる人間が近くにいると勇気が湧くとまで話し透を可愛がってきました。1番近くで壊れていく透を止めてやることが、樋口が今できる優しさだったんだと思います。
今回の事件は、再生回数欲しさに犯人が企てた企画のために夢のある少女を薬物漬けにして利用までするという卑劣な事件でした。助けてと言う声も虚しく、息を引き取ってしまった少女を前に犯人を感情のままに殴り倒す透。
「救えなかった。俺のせいなんです。」怪しさを感じ取りながらも襲ってくる頭痛に苦しめられ、追い詰めることが出来なかった透は嘆き苦しみます。今話も透は薬に頼り、症状の悪化を感じさせるシーンばかり‥。横流しさせていた薬剤師からも今回が最後だと忠告を受けており、透の体はどうなってしまうのかと心配です。
また、そんな透の姿を追って来た県警本部の片桐が見つめていましたが、何か思惑がありそうな視線にも見えました。疑えばキリがないですが、内通者は誰なのでしょうか。
ラストシーン、目が覚めた透は銃を握っていて、側には撃たれた本部長の姿が。透が撃ってしまったと言い逃れできない現実がそこにはありました。これ以上に追い込まれる透の姿を見るのは心苦しいですが、きっとこれも白塗り野郎が仕組んだこと。樋口が透を救ってくれることを願いながら次週を待ちたいと思います。
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久遠はきっと樋口のようになりたかったのだろう