【ボイスII 110緊急指令室】第8話の感想・ネタバレ/受け止めきれない透の死

ボイスⅡ 110緊急指令室 第8話

ボイスII 110緊急指令室第8話 感想 ※ネタバレ注意

受け止めきれない透の死と、明らかになった重藤の犯行動機。そして最後に分かった裏切り者の正体。透の仇を打つためにも、残されたストーリーから目が離せません。

透を撃ち逃走した被疑者の、足音を辿るひかりは、重藤の姿を見つけます。来るなと牽制し立ち去る重藤。本当に重藤が生きて目の前にいるのに喜べない現実がひかりに重たくのしかかります。

その頃、撃たれた透は危険な状態が続いていました。「すみません、弱くて。」そんな言葉を残しながら目を閉じた透。まさかこんな形で透が亡くなってしまうとは想像できておらず、信じられない展開に呆然としてしまいました。樋口の相棒といえばシーズン1からずっと透で、まさかそんな重要な役どころがいなくなってしまうなんて‥。重たい空気を明るくし、暴走する樋口のいいブレーキのような存在だったのに‥。

亡くなった透の側を離れられない樋口は、もっと早く透の異変に気がついていたら、もっと早くECUを辞めるよう声をかけれたら、悔やんでも悔やみきれない思いが湧き上がっていたのだと思います。樋口と大樹の絆を壊し、さらには透を奪い絶望へ突き落とす久遠‥。そこまで樋口に固執する理由が理解できません。虐待されていた母への愛情がなぜそんなにも強固なものだったのか。あんな姿であるのに今も寝食を共にするなんて異常でしかないです‥。

特別捜査本部が設置され、透を撃ったであろう重藤が被疑者に。片桐は「恋人ですよね?生きていたこと本当に知らなかったんですか?」とひかりに詰め寄ります。同じことが兄であり一課長の通考にも言えると返すECUの仲間。後から思えば、なぜこの時わざわざ片桐は憎まれ口を叩く必要があったのか、自分が内通者ではないことを示そうとするパフォーマンスなのでしょうか。

そんな中、ECUに殺人予告の110番通報が。しかも通報者は渦中の久遠。まさか重藤が殺人を自らの意思で行おうとしているとは考えたくもないですが、後々分かった動機を聞くと憎しみを感じても仕方ないのではないかと言える内容。

大事な妹のお腹には新しい命も宿っていたのに、恋人に裏切られ無残に捨てられたなんて。この佐野って男もかなりクズ人間ですよね‥。私だったら多忙を理由に解剖しなかったあの解剖医にも腹が立つかもしれません。

ひかりの訴えや透の最後の言葉を思い出し、「見てろ透。必ず俺はやつを捕まえる。」やっといつもの樋口の姿が見れました。樋口なら必ず透の仇を討ってくれるだろうという希望も見え、そしてその言葉通りにラストには内通者を見つけ出してくれました。

一方で、重藤を見つけ出したひかり。「橘には打てない。」そんな風に言われても、迷いなく肩を撃ち、犯行を阻止します。佐野の連れ去りシーンではひかりは撃つことができず、今回も躊躇してしまうんじゃないかと思いましたが、銃口の前に立ち塞がり、重藤を説得する姿は重藤に罪を犯させないという強い意思を感じました。

そして、愛する人に手錠をかけるひかり。「生きてくれていてよかった。」と声をかけ、ひかりの本心が語られた貴重な言葉でした。ひかりが重藤を思う気持ちが重藤の心にも届いたように思います。

被疑者である重藤を確保したものの、まだ事件は解決していません。透を撃ったのは重藤ではなく別人物。樋口が見つけた確証を手に正体を暴きました。監視カメラから割り出された映像から、やはり怪しい雰囲気を時折感じさせていた片桐が内通者だと分かります。

通考に銃口を向け、どんな展開になるのか。片桐がどんな事情を抱えているのかわかりませんが許されるべきものでは全くないこの事実に、どんな結末が用意されているのでしょうか。亡くなってしまった透の無念を樋口にしっかりと晴らしてもらいたいです。

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