妻、小学生になる第8話 感想 ※ネタバレ注意
「私は、本当の万理華ちゃんの人生を奪っているのよ。」貴恵から発せられたこの言葉が印象的だった今回。最後には貴恵がみんなの元を去る決断をし、本当に居なくなってしまいました。
残された圭介たちはどうなってしまうのか、目が離せない展開となりました。
大晦日、意識を失い元の万理華に戻った万理華でしたが、瞬間的に戻っただけで、朝目覚めるといつもの貴恵がそこにはいました。ホッと安心したのも束の間、涙なしでは見られない悲しい結末がすぐそこに待っていましたね。
友利の提案で生まれ変わりの小説を書く出雲に会いに行った圭介たち。サイン会に並ぶものの、圭介はあっけなく打ちのめされ、「無駄にはしません!」と言って挑んだ友利も惨敗な流れは笑っちゃいました(笑)
後から思えば、貴恵の手作りコロッケを食べながら家族仲良く過ごすこんな日常が貴重な時間だったんだなと改めて感じました。
貴恵と同じように、自分とは別の吉原という人物が憑依している出雲から、「生まれ変わりではない。その体に入った日のことを思い出せないか。」と問われる貴恵。さらに、2人の消えたいという気持ちと生きたいという気持ちがリンクし、憑依したのだと出雲は話しました。
まだ小さい万理華が、消えたいと思ったという事実にまずは胸が痛みましたし、あの日、夜の公園で万理華が絶望の淵にいたことは忘れてはならないですよね。
自分を見つめ直せた今だからこそ、千嘉も大変だったんだろうなと思えますが、千嘉の当時の言動は許せるものではありません。
一瞬だけ万理華が戻ってきた時に抱きしめるのを避けられたと語った千嘉でしたが、きっと自分の母親としての未熟さを痛感させられたでしょうね‥。
万理華が戻ってきた時、2人の親子関係がどのように変化するのかも気になるところです。
「借りたものはいつか返さなければまた行けない。本当の持ち主に。」と出雲に言われ、寺カフェのマスターからも、貴恵がわざわざ帰ってきた意味を考えるように諭される圭介。貴恵がもう一度戻らないとと強く願わせてしまったのは抜け殻状態の圭介たちでしたもんね。
「ママがいないなら生きている意味がない。もういなくならないで。」「諦めたくない、絶対に諦めたくない。万理華ちゃんも貴恵も生きていく方法を絶対に探すから」という麻衣や圭介の必死の訴えもありましたが、「私は、本当の万理華ちゃんの人生を奪っているのよ。」という貴恵の悲しくて辛い一言が圭介たちに現実を突きつけました。
正義感が強くて、しっかり者で、家族の太陽のような存在だった貴恵。万理華の体を借りることで存在できているという事実を知ってしまったら、一刻も早く万理華から出ていかないといけないと考えてしまうのが、きっと貴恵ですよね。守屋の圭介の思いが本物であることを知ったことも、貴恵を後押ししたのかも知れません。
貴恵を失い、ゾンビのような生活を送っていた3人。再び舞い戻ってきた家族の幸せは、またも圭介たちから遠ざかろうとしています。
大切な人と、一度ならず二度の別れがやってくるとは圭介たちにも容易に想像できるものではなかったと思います。貴恵が消えてしまったら、またもゾンビになってしまうのではという不安は拭いきれませんが、「自分の力でしっかり生きるのよ。信じているから。」という貴恵の言葉が圭介、麻衣、友利にちゃんと届くことを祈りたいと思います。
そして、万理華と千嘉の関係も修復されることを願ってやみません。次回もきっと涙なしでは見られないはず。楽しみにしたいです。
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