【二月の勝者】第3話の感想・ネタバレ/黒木流の生徒に寄り添う教育法

二月の勝者 第3話

二月の勝者第3話 感想 ※ネタバレ注意

今話は、花恋がルトワックへ転塾かという展開が繰り広げられ、最後には黒木の秘密も少しだけ明らかになりましたね。

講師の木村が花恋がルトワックに入っていく姿を目撃し、転塾かと騒ぎになる桜花ゼミナール。うちの大切な金の卵だと心配するΩクラスの講師橘に黒木は「放っておこう、何もしなくても結構だ」と言いました。これもきっと黒木の考えがあってのことだとは思いますが、今回はどんな意図があるのでしょうか。

前回、花恋は匠だけマンツーマンなんてひいきだと憤りを見せており、佐倉は私のせいかと黒木に尋ねましたが、「一体あなたに何ができるんですか?」と言われてしまいます。黒木って佐倉に対しては相変わらず厳しいですね(笑)

また、花恋がもしも転塾してしまうことは講師にとっても死活問題だということも明かされましたね。ボーナスは合格実績のポイントによる成功報酬で御三家に合格させられることができるかどうかで雲泥の差があると語られました。あまり見ることのない塾講師の裏側を知れることもこのドラマの面白いポイントだなと思いますし、確かにそういうシステムがあるからこそ、講師も熱を入れて指導できるということが少なからずあるんだろうなと感じました。

日本一のルトワックで絶対1番になると意気込む花恋。塾では1人が何校も合格しても、受かった学校名全部書いてしまう、合格実績は夢物語だと話しながら「来年はそれを私がやるんだけどね」と話し、この時の花恋は自信に溢れていました。

しかしルトワックの体験入塾へ行き、力の差を見せつけられてしまいます。クラスでは最低点、講師に名前も覚えてもらえず‥。絶対負けたくない、落ちこぼれになんかなりたくないと深夜まで勉強に励み、ストレスから自傷行為までしてしまう姿には胸が痛みました。小さな体で大きなプレッシャーと闘っているんですよね。花恋の傷に気づけた佐倉もお手柄でしたね。

そんな中、花恋の母は医師として多忙に働きながら「受験するのは本人だから、あの子の考えを尊重したい。」と花恋を第一に思い、花恋の意思を尊重し、とても素敵な母親でした。お受験の母にイメージされがちなスパルタな母とかでは全くありませんでしたね。

学校をサボり、下を俯き歩く花恋に甘酒を差し出す黒木は、優しく話しかけました。初めは牽制していた花恋でしたが、勉強ができる子はなんで褒めてもらえないのだろうかと話す黒木に徐々に心開いたように見えました。

黒木が話すように、足が速かったり、劇の主役や応援団のリーダーを務めると褒めてもらえるのに、勉強ができるというのはなかなか大々的に褒めてもらえないですよね。どんなに頑張っても、認めてもらえるどころか、疎まれる存在になってしまうなんて花恋にとっては不本意でしかないですし、納得いかないはず。だけど、賢いからこそ、それをどこかに向けて訴えても意味がないんだともわかっているんだろうなと思ってしまいました。だからこそ、ある意味成果主義の桜花では花恋らしくいられる場所だったのかもしれません。

涙を流す花恋に黒木は箱ティッシュを差出します。なんで箱ティッシュ‥(笑)

「花恋にはトップが似合っている。その他大勢の中なんて花恋の居場所じゃない。花恋は女王様だ、僕や桜花にとって。花恋の席、空けて待っているよ。」黒木ってこんなカッコよかったっけ?と思わずにいられませんでしたよね?オフの黒木のカッコ良さは壊滅的でした。

そして、桜花に戻ってきた花恋。佐倉はどうやって?と尋ねましたが「一番元気に泳げる池を教えてあげただけ」と黒木は答えます。花恋の認められたいという気持ちを存分に理解して、優しく寄り添い、無理強いはしない。花恋にどんな声かけをすればいいのか、完璧に熟知していましたね。子どものことを本当によく見ているんだろうなと思います。そして、「医者でも母親でもない。第一志望に合格させる、私の仕事はそれだけ。」と話した黒木の言葉が印象的でしたね。

そしてラストには、黒木がなぜキャバクラに出入りするのか理由が明らかになりましたね。高校受験に向けて勉強を教えているとは。紗良も一緒にやっていることを知っているのも、社長が紗良の祖父というのも驚きでした。次週も楽しみです(^^)

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